☆うさねこ☆

ずんだもち

20.動き出す闇


【ミサキの部屋】

あれから数日が経ち今日から2学期。
白藍ちゃんは凍弥にすっかり懐いてて、そのままお世話することになった。
けれど人間界が珍しいからか言うことを聞かなくなってきて脱走をしようとしているみたいで、、、。

「がっこーいきたいーみゃーみゃーみゃー」
「ダーメーだー俺と留守番だ!」
「やーだーみゃーー」
「今日はミサキも始業式ってので半日なんだから我慢しろよ!」


玄関からミサキが声をかける。
「じゃーいってくるねー。」

「やーー!みゃぅー!」
「おーうっ。」
白藍を押さえつつ返事をする。

「むぅーー」
「ふくれたってダメだ!迷惑なるだろー?」
「にぃにきらいーー」
「なにをー!」
「みぃっ!」
ピカー!部屋を一瞬強い光に包む。
「まぶしっ」
顔を背けて目をつむる。
光がおさまると白藍の姿がない。
「ちぃっ窓から逃げたな。」
凍弥はすぐに水晶に乗って探しに行く。




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