☆うさねこ☆

ずんだもち

14.一夜明けて②


からからからからー
配膳台車を押しながら海霧先生が来た。
「あら、もうみんな起きてるのね?ご飯出来ましたよー。」
みんなでご飯を食べる。

「うっ、、うぅ、、こ、こは、、?」
翔夜が目を覚ました。
「保健室?僕は一体、、、?あれ、海霧先生お久しぶりです。」
「翔夜、急に行方不明になって心配しましたよ。何があったんですか?」

「僕が行方不明に?」
「覚えてませんか?最後の記憶からでもいいのですよ?」
「最後の記憶、、、。」





ー【翔夜の回想】ー
いつものように、暗がり森にきのこを採りに行ったんだ。
「今日はきのこシチュー。たくさんとるぞー。」
すると、奥から声が聞こえてきて。
『助けて、、、助けて、、、』
掠れた弱々しい女の子のような、、だから、
声を頼りに、森の奥に進んだんだ。
「ここ、どこ?」
気づいたら迷いの森に入ってしまったんだ。
暗がり森と迷いの森は隣同士だから十分に注意していたのに、迷子になってしまった。
「早く森から出ないと。」
元来た道を戻るが、なぜか森から出られず、反対にどんどん奥へ来ている気がして怖かった。
草木を掻き分けて出たところは、封印の祠の前だった。
『ひっく、、ひっく、、、助けて、、』
声は祠の中から聞こえた。
呼ばれたのは罠だと思った時には遅かった。
祠からの声が急に変わる。
『クススッ、来てくれてありがとう。ココ開けてくれる?』
「だ、誰が開けるか!僕は帰るからな!」
『帰サナイヨ。』
草木がざわざわと騒めく。草や蔦が伸び道を塞いだ。
「ふんっこのくらいの草なんて僕の魔法で『シャキリルグ』」
しゅぱっ
簡単に切り裂き道を作る。
「よしっ、じゃー帰らしてもら、、あっ、、。」
祠の中と目が合う。
『クススッ目ガ、、アッタネ。』








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