☆うさねこ☆

ずんだもち

9.カマイタチ事件⑦


ミサキはしゃがむと
「こんにちはー。」
と、その妖精に声をかける。

どきんっ
(うわぁぁぁぁー!みえてる?みえてるの?わぁぁぁぁぁぁぁー!わたわたわたわたわたわた)
その場で慌てふためきながら電柱をぐるぐると回り出す。

「お!雷夢じゃないか!探してたんだぞ?」
ひょこっとミサキの肩から凍弥が顔を出す。

(わぁぁぁ、、、、ふぇ?)
キョロキョロ
下ばかり探す。
「上だよ、上」
(う、、え、、、、!?)
人間の肩に乗っている凍弥をみつけて驚いている。
「よっ。」
(よっ、じゃないですよ!こちらの人間さん、透明化効いてないですよ!危ないですよ!)
逃げて逃げてと必死にジェスチャーをしている。
「ミサキは俺のパートナーだから大丈夫だぜ。」
(パートナー、、?ホントに?)
「おう。」「うん!」
(ふぇぇ、、、よかったぁぁぁ、、、)
へたへたーと座り込む。

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