☆うさねこ☆

ずんだもち

7.特別授業③

目の前にはすっかり元気な凍弥の姿があった。
「んお?ミサキじゃないか、どしたんだ?」
「どしたーじゃないでしょ、心配だから様子みにきたんじゃない。」

「あぁー、軽く熱酔いしただけだから平気平気。」
「その、熱酔いって何?」
「たしか、人間界のーたしか、熱中症みたいなやつだぜ?こっちは魔法によるものだからな。」
「なるほど。あれ?そういえば、澪ちゃんは?」
「あっちで少し休んでる。」
カーテンで仕切られたベッドのある方を指差す。
そこから、耳に耳飾りを付けた青い妖精が出てくる。
「火傷はすっかり治ったわ。後は魔力と体力が回復すればすぐ元気になるわ。
後で闘焔先生にはキツく言っておきます。」
最後の言葉には怒りが含まれていて怖く感じた。
ざわざわ、、、
廊下の方が騒がしくなる。下校の時間になったのだろう。


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