☆うさねこ☆

ずんだもち

5.妖精界③

「こう、背中の羽根を動かすイメージで!」
「うーん、、、」
背中に集中してみる。
ぴくっぴくっぱたっ
羽根が動き出す。
「そう!そんな感じでパタパタするんだ!」
「んー、、、、、」
ぱたっぱたっぱたぱた、ぱたぱた
「んーー、、、」
ぱたぱたぱたぱた、、ふわっ
ようやく少し浮き始める。
「そうそう!もう少し早く動かすんだ!」
「ふぬーーー、、、」
力いっぱいに動かす。
ぱたぱたぱたぱたぱたぱた
ひゅっっ!ごんっ!
「うぐっ」
急上昇して天井に頭をぶつけた。
そのまま、すぅーと落ちてくる。
「わわっ」
凍弥は近くにあったクッションを思いっきり投げた。
ブゥンッぽふっ
ぽすんっ
クッション真ん中に丁度落ちた。
「ミサキー大丈夫かー?」
すぐに駆け寄る。
「大丈夫ー。あー、びっくりしたー。」
頭を少しさすりながら起きるとクッションから降りる。

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