殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
ルテアの心境
~ルテア~
彼女の名はルテア。サヨキル王国の王女である。民に良く慕われており、優しい笑顔と可愛らしい容姿が人気の王女だ。
しかしルテアはそんな容姿とは裏腹にあくどい性格の持ち主でサヨキル王国のためといいながら自分に利益のあることしかしない。
例としては皆さんがよく知っている異世界召喚の魔法である。ルテアが発動させた異世界召喚は代々伝わる英雄の物語として聞いたものだった。
魔法にてこの世界を救う勇者が現れる。その勇者は幾多の困難を乗り越え、傷つきいつか英雄として魔王を倒しこの世界を救う。
そう伝わってきた。そのことを思い出したルテアは早速その魔法を発動させようとした。
なぜならサヨキル王国から現れた勇者が世界を救うことになればサヨキル王国の株は上がり、政策に使えると思ったことや、言い伝え通りの勇者の力なら勇者の力を使い、人間領土だけでなく、魔族の住む領土である魔界すらも我が領土にすることが出来るのではと思っていたからだ。
そのために異世界召喚を発動させようとしたが問題がいくつかあった。それは魔方陣を描くことは複雑すぎて現在は不可能と分かったことや魔力が膨大に必要なことなどだ。魔方陣は程なくして遺跡にあった異世界召喚の魔方陣が描かれた2メートルはある巻物により解決、だが魔力だけはどうしようもなかった。
いや、発動することが出来ないわけではない。発動はしようと思えば出来る……しかし300人をこえる魔法使いを犠牲に召喚することになるのだ。
こればかりはルテアも頭を悩ませた。300人の魔法使いと数人の勇者、どちらが良いかなど決められるものではない。
だがルテアは勇者を選んだ。それはサヨキル王国には数多くの人間がいるがカリスマ性のある強い者はいないからだ。冒険者の水準は低く、人間だけの国のため他の亜人がいないため、マナリィ王国やカモノ帝国に兵力としての差があるのだ。そして勇者は着々と力を付けていたその時だった。
突然、城を守る兵士たちが暴れだしたのだ。兵士たちは目が赤くなり、人間の血を吸い出した。まるでヴァンパイアのように。
実際はマーレイによって死鬼に変えられた者たちだがその死鬼へと変わった兵士たちは城にいるほとんどの兵士を倒し、サヨキル王国の最強の騎士たちである《ホーリーナイツ》すらも倒していた。死鬼の数は20体と小数だが死鬼のステータスは平均1000、人間と比べると約10倍のステータスを誇るため並みの兵士たちでは勝てなかった。さらに死鬼は血を吸えば吸うほど強くなり、100体ほどの人間を吸えばヴァンパイアに進化する始末だ。ヴァンパイアに進化した者は1人しかいなかったがヴァンパイアを相手にすればほぼ全ての騎士たちは死んでしまった。
そんな中、ルテアは《ホーリーナイツ》の騎士長のガインと共に城より少し離れた秘密の地である地下室へと逃げ込んだ。この地下室は万が一のために作られた秘密の場所であり、知るものは王族の者とガインだけだ。
そして数時間後に争いの音がなくなったことを確認するとガインと共に王族の者が外に出てみる。
すると城は真っ赤な血に染まっており、壁はボロボロになっていた。周りを見渡す限りは誰もいなく、城に入ると兵士たちや騎士たち、そして死鬼も死んでいた。何とか全ての死鬼を倒すことには成功したみたいだが生きている兵士はおらず、《ホーリーナイツ》の騎士が数人生き残っているくらいだった。
ルテアは兵力の低下したことを知り、心底腹を立てていた。なぜこれから勇者を使ってカモノやマナリィを自らの領土にするために軍を強化している最中に死鬼やヴァンパイアが襲ってきたのか?どうしてこう大事なときに魔族が襲ってくるのか?とルテアは計画を狂わされたことに怒りを覚えていた。
さらにルテアに悪いニュースは数多くあった。サヨキル王国の住居が壊されてしまい、建て直す費用が必要になったこと、サヨキル王国の冒険者がほとんど殺されたこと、勇者が呆気なくヴァンパイアに敗れ、勇者の信用が無くなったこと、特に晴光誠也の信頼の低下は勇者の中でも1番だったこと、そして何より1番ルテアの頭を悩ませるのは神の降臨と言われる《白銀》のレイの存在だ。元々サヨキル王国では信教国だ。民が信教するのはこの世界を作ったと言われる創世神セラを信仰していたのだがS級冒険者の《白銀》のレイへと信仰心が全て移ってしまったのだ。このことが1番ルテアを怒らせた。ルテアは創世神セラへの信仰心を自分に移そうと思っていたのにも関わらず、令に民の信仰心を奪われてしまった。ルテアはここまで不運なことが続くと神がルテアに意図的に悪いことしか起きないように操っているように感じられた…。
彼女の名はルテア。サヨキル王国の王女である。民に良く慕われており、優しい笑顔と可愛らしい容姿が人気の王女だ。
しかしルテアはそんな容姿とは裏腹にあくどい性格の持ち主でサヨキル王国のためといいながら自分に利益のあることしかしない。
例としては皆さんがよく知っている異世界召喚の魔法である。ルテアが発動させた異世界召喚は代々伝わる英雄の物語として聞いたものだった。
魔法にてこの世界を救う勇者が現れる。その勇者は幾多の困難を乗り越え、傷つきいつか英雄として魔王を倒しこの世界を救う。
そう伝わってきた。そのことを思い出したルテアは早速その魔法を発動させようとした。
なぜならサヨキル王国から現れた勇者が世界を救うことになればサヨキル王国の株は上がり、政策に使えると思ったことや、言い伝え通りの勇者の力なら勇者の力を使い、人間領土だけでなく、魔族の住む領土である魔界すらも我が領土にすることが出来るのではと思っていたからだ。
そのために異世界召喚を発動させようとしたが問題がいくつかあった。それは魔方陣を描くことは複雑すぎて現在は不可能と分かったことや魔力が膨大に必要なことなどだ。魔方陣は程なくして遺跡にあった異世界召喚の魔方陣が描かれた2メートルはある巻物により解決、だが魔力だけはどうしようもなかった。
いや、発動することが出来ないわけではない。発動はしようと思えば出来る……しかし300人をこえる魔法使いを犠牲に召喚することになるのだ。
こればかりはルテアも頭を悩ませた。300人の魔法使いと数人の勇者、どちらが良いかなど決められるものではない。
だがルテアは勇者を選んだ。それはサヨキル王国には数多くの人間がいるがカリスマ性のある強い者はいないからだ。冒険者の水準は低く、人間だけの国のため他の亜人がいないため、マナリィ王国やカモノ帝国に兵力としての差があるのだ。そして勇者は着々と力を付けていたその時だった。
突然、城を守る兵士たちが暴れだしたのだ。兵士たちは目が赤くなり、人間の血を吸い出した。まるでヴァンパイアのように。
実際はマーレイによって死鬼に変えられた者たちだがその死鬼へと変わった兵士たちは城にいるほとんどの兵士を倒し、サヨキル王国の最強の騎士たちである《ホーリーナイツ》すらも倒していた。死鬼の数は20体と小数だが死鬼のステータスは平均1000、人間と比べると約10倍のステータスを誇るため並みの兵士たちでは勝てなかった。さらに死鬼は血を吸えば吸うほど強くなり、100体ほどの人間を吸えばヴァンパイアに進化する始末だ。ヴァンパイアに進化した者は1人しかいなかったがヴァンパイアを相手にすればほぼ全ての騎士たちは死んでしまった。
そんな中、ルテアは《ホーリーナイツ》の騎士長のガインと共に城より少し離れた秘密の地である地下室へと逃げ込んだ。この地下室は万が一のために作られた秘密の場所であり、知るものは王族の者とガインだけだ。
そして数時間後に争いの音がなくなったことを確認するとガインと共に王族の者が外に出てみる。
すると城は真っ赤な血に染まっており、壁はボロボロになっていた。周りを見渡す限りは誰もいなく、城に入ると兵士たちや騎士たち、そして死鬼も死んでいた。何とか全ての死鬼を倒すことには成功したみたいだが生きている兵士はおらず、《ホーリーナイツ》の騎士が数人生き残っているくらいだった。
ルテアは兵力の低下したことを知り、心底腹を立てていた。なぜこれから勇者を使ってカモノやマナリィを自らの領土にするために軍を強化している最中に死鬼やヴァンパイアが襲ってきたのか?どうしてこう大事なときに魔族が襲ってくるのか?とルテアは計画を狂わされたことに怒りを覚えていた。
さらにルテアに悪いニュースは数多くあった。サヨキル王国の住居が壊されてしまい、建て直す費用が必要になったこと、サヨキル王国の冒険者がほとんど殺されたこと、勇者が呆気なくヴァンパイアに敗れ、勇者の信用が無くなったこと、特に晴光誠也の信頼の低下は勇者の中でも1番だったこと、そして何より1番ルテアの頭を悩ませるのは神の降臨と言われる《白銀》のレイの存在だ。元々サヨキル王国では信教国だ。民が信教するのはこの世界を作ったと言われる創世神セラを信仰していたのだがS級冒険者の《白銀》のレイへと信仰心が全て移ってしまったのだ。このことが1番ルテアを怒らせた。ルテアは創世神セラへの信仰心を自分に移そうと思っていたのにも関わらず、令に民の信仰心を奪われてしまった。ルテアはここまで不運なことが続くと神がルテアに意図的に悪いことしか起きないように操っているように感じられた…。
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コメント
パピコン勇者
話が淡々としててサクッと読めていいと思います。頑張ってください
タッツァー
ご感想ありがとうごさいます。少し考えてみます。
( ̄^ ̄)
話が淡々としすぎてて面白くない。飽きた。もうちょっと強くなるための経緯とかを少しでも細かくして欲しかった
RAJ
三人称視点なのに我が領土っておかしくない?