殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
サマーVS勇者決着!
「ムーちゃん…。ありがとう。」
勇者の雲山静香は自身の従魔である《ゲマルドシャドーマン》のムーちゃんに礼の言葉をかける。
「…。」
しかしムーちゃんは何も答えない。《ゲマルドシャドーマン》は口がないわけではないがムーちゃんは無口な性格で使役者の静香でさえ、1度も声を聞いたことがない。
そんなムーちゃんがなぜ静香の従魔になったのか。それはある日、静香の元に突然現れ、静香の影に入った。静香はあまりのことに動揺した。しかしなぜかスキル《魔物使役》が反応したのだ。頭で念じてみると《ゲマルドシャドーマン》のムーちゃんが使役することが出来ることが分かり、使役してみたのだ。
だがムーちゃんは静香が魔物と戦うときに何を命令しても静香の影から出ようとしない。静香は困ったが仕方なくマフと2人で戦ってきた。そんなムーちゃんだが1度だけ姿を現したことがあった。それが静香に危険が迫ったときだった。
勇者一行で近くの森に行ったとき、静香がマフと戯れているといつの間にか遭難してしまった。すると運悪くそこの森に住む主の《ジャイアントオーク》に出会った。まだマフが《ダークホーク》に進化していなかったため、実力がかなわず、《ジャイアントオーク》の棍棒が静香に振り落とされたときだった。
《ゲマルドシャドーマン》のムーちゃんが突然黒い煙をまき散らして静香の影から現れたのだ。静香の驚きと同時にムーちゃんが一撃で《ジャイアントオーク》を葬るとすぐに静香の影に戻っていった。
あれから1ヶ月ぶりにムーちゃんを見るが1ヶ月前のムーちゃんより少し体が大きくなっている気がした。
そんなことを考えているとムーちゃんは黒い煙に変わり、サマーや静香のいる辺りに煙が包みこんだ。
「こ、これは何ですか?黒い煙に紛れて、何をするつもりですか!!」
するとサマーの後ろで黒い煙が集まり、ムーちゃんの手の形を型どり、黒い手が宙に現れる。ムーちゃんの片手がサマーの背中を引っかく。
「ぐぁぁぁぁぁ!!」
サマーは背中が攻撃されたことで後ろにムーちゃんがいると思い、後ろに向けてナイフを飛び回したがそこにはすでに黒い煙が蔓延しているだけだった。
「こ、これはこしゃくなマネをしてくれますね!!…姿を見せないとは面倒です。先にあの小娘を倒すことにしましょうかね!!」
サマーは《ゲマルドシャドーマン》のヤバさを肌で感じ、攻撃を受けてこのままでは負けると感じて急いで攻撃対象を変えた。背中の傷は数秒もしないうちに治る。しかしサマーは分かった。今の攻撃がただの相手の実力を測るための試し斬りであることに。本当の攻撃は今から始まることに恐怖を感じて、自分の持つナイフを全て取り出し、《血の装飾》でコーティングしたナイフ合計54本を宙に浮かべて、全部で60本のナイフがあちらこちらに浮かんでいる。すると一斉に静香に向けてナイフが飛んでいく。一直線に飛ぶものもいれば途中で曲がりくねって、予測できない動きをするナイフもあり、全ての攻撃を防ぐのは不可能に思われた。
しかしムーちゃんがまき散らした黒い煙が静香の周りに集まり、大量の黒い手が出現し、全てのナイフを掴んで壊すという常人では考えられない事をした。
「な、なんだ…と?…そんなバカな!!私の必殺技であるナイフの狂乱を受け止めるなんて…、貴様は何なんだ!!」
サマーは愚痴をこぼさずにいられなかった。今までこの技を使って倒せなかった者などヴァンパイアのラウルただ1人だった。
しかし今その現実は打ち砕かれた。目の前にいる勇者の使役する1体の魔物によって。
「ムーちゃん…、やっちゃって!!」
大量の黒い手が再び黒い煙へと変わり、サマーの元で煙が密集して1つの人影になる。その姿は静香の危険を救って登場した《ゲマルドシャドーマン》の姿だった。ムーちゃんは黄色く光る目でサマーを見る。サマーと目が合い、サマーはガクガクと体をふるわせ、サマーは完全に戦気を失った。
ムーちゃんは鋭い爪でサマーの首を切り裂こうと腕を振った。するとサマーの首が転がり落ちる………………はずだった…。
「おい、サマー。てめぇには少し早かったようだな。」
髪の毛をオールバックにしたスーツ姿のヴァンパイア、ラウル=フレイムがサマーを抱えて現れたのだ。
「ら、ラウル様!!…申し訳ありません!!」
「…仕方ねえ。ありゃ魔界にしか存在しない魔物《ゲマルドシャドーマン》だ。俺らヴァンパイアの中でも勝てるのは数人だろうよ。…どうやってその魔物を使役したんだ、嬢ちゃんよう。」
ラウルが静香に問いかけた瞬間にムーちゃんはラウルの目の前に現れ、サマーを殺しに腕をふるった。
「おおいっ!!…てめぇ、いい度胸してんじゃねえか!!……サマー、てめぇは俺の後ろにいろ。ただし、俺に決して触るんじゃねえぞ!触れば一瞬で溶けちまうことになるからな。」
「は、はい!!」
すると何やら黒い炎、黒炎がラウルの周りに現れた。
「確か、今日俺と同じスキルを持った奴がいたなぁ。まさかこのスキルを勇者との戦いで使うことになるとわ思いもしなかったぜ…。
スキル《魔法憑依(黒炎)》発動!!」
ラウルの周りに浮かんでいる黒炎がラウルに纏わり付き、徐々に黒色の騎士の格好になった。黒色の全身鎧には紫色の炎ようなものが手から腕の肘までに描かれている。更には薄く黒炎がラウルの体を包んで燃えている。
「装着完了!!黒炎暗黒騎士モード!!…かかってきな。5秒で終わらしてやる。」
サマーとの戦いに勝利した静香だったがラウルとの戦いが始まった瞬間でもあった…。
どうも皆さん、タッツァーです!!昨日投稿したのに今日も投稿するのってなんか言ってることおかしくない?と思った方がいると思いますがそれはちょっと書くつもりが楽しくてつい1話分書いてしまいました。申し訳ない!!笑
最近ノベルバランキングで順位がめちゃくちゃ下がってショックだったのでちょっとやる気になったので毎日投稿とは今は出来ませんが出来るだけ早く投稿したいと思います!!
PS) ちょっと勇者とヴァンパイアの戦い長くて申し訳ないです。もうちょっと勇者とヴァンパイアの戦いが続きますが見ていってくれると嬉しいです!!
ヾ(^_^) byebye!!
勇者の雲山静香は自身の従魔である《ゲマルドシャドーマン》のムーちゃんに礼の言葉をかける。
「…。」
しかしムーちゃんは何も答えない。《ゲマルドシャドーマン》は口がないわけではないがムーちゃんは無口な性格で使役者の静香でさえ、1度も声を聞いたことがない。
そんなムーちゃんがなぜ静香の従魔になったのか。それはある日、静香の元に突然現れ、静香の影に入った。静香はあまりのことに動揺した。しかしなぜかスキル《魔物使役》が反応したのだ。頭で念じてみると《ゲマルドシャドーマン》のムーちゃんが使役することが出来ることが分かり、使役してみたのだ。
だがムーちゃんは静香が魔物と戦うときに何を命令しても静香の影から出ようとしない。静香は困ったが仕方なくマフと2人で戦ってきた。そんなムーちゃんだが1度だけ姿を現したことがあった。それが静香に危険が迫ったときだった。
勇者一行で近くの森に行ったとき、静香がマフと戯れているといつの間にか遭難してしまった。すると運悪くそこの森に住む主の《ジャイアントオーク》に出会った。まだマフが《ダークホーク》に進化していなかったため、実力がかなわず、《ジャイアントオーク》の棍棒が静香に振り落とされたときだった。
《ゲマルドシャドーマン》のムーちゃんが突然黒い煙をまき散らして静香の影から現れたのだ。静香の驚きと同時にムーちゃんが一撃で《ジャイアントオーク》を葬るとすぐに静香の影に戻っていった。
あれから1ヶ月ぶりにムーちゃんを見るが1ヶ月前のムーちゃんより少し体が大きくなっている気がした。
そんなことを考えているとムーちゃんは黒い煙に変わり、サマーや静香のいる辺りに煙が包みこんだ。
「こ、これは何ですか?黒い煙に紛れて、何をするつもりですか!!」
するとサマーの後ろで黒い煙が集まり、ムーちゃんの手の形を型どり、黒い手が宙に現れる。ムーちゃんの片手がサマーの背中を引っかく。
「ぐぁぁぁぁぁ!!」
サマーは背中が攻撃されたことで後ろにムーちゃんがいると思い、後ろに向けてナイフを飛び回したがそこにはすでに黒い煙が蔓延しているだけだった。
「こ、これはこしゃくなマネをしてくれますね!!…姿を見せないとは面倒です。先にあの小娘を倒すことにしましょうかね!!」
サマーは《ゲマルドシャドーマン》のヤバさを肌で感じ、攻撃を受けてこのままでは負けると感じて急いで攻撃対象を変えた。背中の傷は数秒もしないうちに治る。しかしサマーは分かった。今の攻撃がただの相手の実力を測るための試し斬りであることに。本当の攻撃は今から始まることに恐怖を感じて、自分の持つナイフを全て取り出し、《血の装飾》でコーティングしたナイフ合計54本を宙に浮かべて、全部で60本のナイフがあちらこちらに浮かんでいる。すると一斉に静香に向けてナイフが飛んでいく。一直線に飛ぶものもいれば途中で曲がりくねって、予測できない動きをするナイフもあり、全ての攻撃を防ぐのは不可能に思われた。
しかしムーちゃんがまき散らした黒い煙が静香の周りに集まり、大量の黒い手が出現し、全てのナイフを掴んで壊すという常人では考えられない事をした。
「な、なんだ…と?…そんなバカな!!私の必殺技であるナイフの狂乱を受け止めるなんて…、貴様は何なんだ!!」
サマーは愚痴をこぼさずにいられなかった。今までこの技を使って倒せなかった者などヴァンパイアのラウルただ1人だった。
しかし今その現実は打ち砕かれた。目の前にいる勇者の使役する1体の魔物によって。
「ムーちゃん…、やっちゃって!!」
大量の黒い手が再び黒い煙へと変わり、サマーの元で煙が密集して1つの人影になる。その姿は静香の危険を救って登場した《ゲマルドシャドーマン》の姿だった。ムーちゃんは黄色く光る目でサマーを見る。サマーと目が合い、サマーはガクガクと体をふるわせ、サマーは完全に戦気を失った。
ムーちゃんは鋭い爪でサマーの首を切り裂こうと腕を振った。するとサマーの首が転がり落ちる………………はずだった…。
「おい、サマー。てめぇには少し早かったようだな。」
髪の毛をオールバックにしたスーツ姿のヴァンパイア、ラウル=フレイムがサマーを抱えて現れたのだ。
「ら、ラウル様!!…申し訳ありません!!」
「…仕方ねえ。ありゃ魔界にしか存在しない魔物《ゲマルドシャドーマン》だ。俺らヴァンパイアの中でも勝てるのは数人だろうよ。…どうやってその魔物を使役したんだ、嬢ちゃんよう。」
ラウルが静香に問いかけた瞬間にムーちゃんはラウルの目の前に現れ、サマーを殺しに腕をふるった。
「おおいっ!!…てめぇ、いい度胸してんじゃねえか!!……サマー、てめぇは俺の後ろにいろ。ただし、俺に決して触るんじゃねえぞ!触れば一瞬で溶けちまうことになるからな。」
「は、はい!!」
すると何やら黒い炎、黒炎がラウルの周りに現れた。
「確か、今日俺と同じスキルを持った奴がいたなぁ。まさかこのスキルを勇者との戦いで使うことになるとわ思いもしなかったぜ…。
スキル《魔法憑依(黒炎)》発動!!」
ラウルの周りに浮かんでいる黒炎がラウルに纏わり付き、徐々に黒色の騎士の格好になった。黒色の全身鎧には紫色の炎ようなものが手から腕の肘までに描かれている。更には薄く黒炎がラウルの体を包んで燃えている。
「装着完了!!黒炎暗黒騎士モード!!…かかってきな。5秒で終わらしてやる。」
サマーとの戦いに勝利した静香だったがラウルとの戦いが始まった瞬間でもあった…。
どうも皆さん、タッツァーです!!昨日投稿したのに今日も投稿するのってなんか言ってることおかしくない?と思った方がいると思いますがそれはちょっと書くつもりが楽しくてつい1話分書いてしまいました。申し訳ない!!笑
最近ノベルバランキングで順位がめちゃくちゃ下がってショックだったのでちょっとやる気になったので毎日投稿とは今は出来ませんが出来るだけ早く投稿したいと思います!!
PS) ちょっと勇者とヴァンパイアの戦い長くて申し訳ないです。もうちょっと勇者とヴァンパイアの戦いが続きますが見ていってくれると嬉しいです!!
ヾ(^_^) byebye!!
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コメント
アルフ
これからも頑張ってください