殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
王国騎士長との対面!
さてどうするかな…。いい加減俺はリリィを連れて帰ってきた旅人と伝えたいんだか、誰も話を聞ける状態じゃないんだよな…。
ん?あそこに居る三人は動けるみたいだな。あいつらに誤解を解消してもらおうか。
俺はリリィを抱えて三人の元に一瞬で移動した。
「おい、あんたら少し話をいいか?」
「っ!!!!!は、速い…。」
「っ!!!嘘、だろ。」
タバサとルイースは驚いた。彼らと令の間には五百メートルの距離はあったのに一瞬でその間をつぶしたことに。
っく!!これが魔族の力なのか…。一瞬で距離を詰めるなんて恐ろしい速力だ…。だがマルス隊長とタバサがこちらにはいる。充分勝てる見込みはあるだろう。
「!!…魔族の者が1人で攻め込んできてなんのようだ。しかもリリィ王女殿下を誘拐して何が狙いだ…。」
マルスは今にも斬りかかりたい気持ちを抑えながら魔族がこの国に何をしに来たのかを考えていた。
「はぁ?何を勘違いしてるんだ。俺はリリィを盗賊から連れてきただけだぞ。だいたい俺は魔族じゃねえよ。」
「何を言ってるんだ!!お前が抱えているリリィ王女殿下はぐったりと倒れている、つまりリリィ王女が本当のことを言うのを恐れてリリィ王女殿下を気絶させたんだろ!!嘘をつくならもっとマシな嘘をつけ!!」
マルスはすぐに理解した。この魔族が嘘をついていることに…。リリィ王女殿下と分かっているならなぜリリィと呼び捨てにしているのか。なぜ門番を倒したのか。なぜ冒険者や国民が気絶しているのか。おかしい…。人間ならそんなことは出来ないし出来てもしないからだ。よってこの男は嘘をついているとすぐに分かった。
「はあ?いちいち説明すんのもだるいな…。リリィが起きんのを待てばいいのか?」
「なに?ではリリィ王女を返して貰おう!!」
「いいぜ。」
俺はリリィをそっと地面に置いた。
「なっ!!本当に返すとは…。」
「隊長!リリィ王女が解放された今なら魔族を攻撃することが出来ます!僕がリリィ王女を王城に連れて行きます。隊長は魔族を倒してください!!」
「マルス隊長、ルイースの言うとおりです!」
「分かった!ルイース頼んだぞ!!」
マルスは大きな金色の剣を抜いた。
「だから、魔族じゃないんだけどな…。」
俺はここまで話が伝わらないとは思っていなかった。少しは話の出来る奴がいると思ったのだが…。
タイミングや状況が悪かったな…。仕方ない。今は一度退こう。このままでは拉致があかない。
「もういいよ。親切な心をこんな風に返されるとはな…。この国には失望したよ。」
「なんだと!!魔族ごときがこの国を侮辱するとは許さん!!」
マルスは剣を大きく振りかぶり斬りかかってきた。
しかし令はその剣をいとも簡単に手で受け止めた。
ばかな!!私の剣を片手で止めるなんて!!今まで一度も止められたことのない私の剣を容易く止めるなんて…。くそぅ!!
マルスはさらに力強くそして速く剣を振り落とす。しかし全て令は片手で止める。
「悪いけどもういかしてもらう。」
「なんだと!!?逃がすと思うか?」
「知らねえよ。じゃあな。」
俺は全力で跳んだ。一瞬で雲近くまで跳ぶことが出来た。
ちっ!!仕方ねえ。この国は諦めて次の国に行くとするか…。マジックバックは諦めるのはしゃくだが、顔もばれてしまったし次の国では仮面でもするかな。
俺は次の国、カモノに向かった。
現在の命 582
ん?あそこに居る三人は動けるみたいだな。あいつらに誤解を解消してもらおうか。
俺はリリィを抱えて三人の元に一瞬で移動した。
「おい、あんたら少し話をいいか?」
「っ!!!!!は、速い…。」
「っ!!!嘘、だろ。」
タバサとルイースは驚いた。彼らと令の間には五百メートルの距離はあったのに一瞬でその間をつぶしたことに。
っく!!これが魔族の力なのか…。一瞬で距離を詰めるなんて恐ろしい速力だ…。だがマルス隊長とタバサがこちらにはいる。充分勝てる見込みはあるだろう。
「!!…魔族の者が1人で攻め込んできてなんのようだ。しかもリリィ王女殿下を誘拐して何が狙いだ…。」
マルスは今にも斬りかかりたい気持ちを抑えながら魔族がこの国に何をしに来たのかを考えていた。
「はぁ?何を勘違いしてるんだ。俺はリリィを盗賊から連れてきただけだぞ。だいたい俺は魔族じゃねえよ。」
「何を言ってるんだ!!お前が抱えているリリィ王女殿下はぐったりと倒れている、つまりリリィ王女が本当のことを言うのを恐れてリリィ王女殿下を気絶させたんだろ!!嘘をつくならもっとマシな嘘をつけ!!」
マルスはすぐに理解した。この魔族が嘘をついていることに…。リリィ王女殿下と分かっているならなぜリリィと呼び捨てにしているのか。なぜ門番を倒したのか。なぜ冒険者や国民が気絶しているのか。おかしい…。人間ならそんなことは出来ないし出来てもしないからだ。よってこの男は嘘をついているとすぐに分かった。
「はあ?いちいち説明すんのもだるいな…。リリィが起きんのを待てばいいのか?」
「なに?ではリリィ王女を返して貰おう!!」
「いいぜ。」
俺はリリィをそっと地面に置いた。
「なっ!!本当に返すとは…。」
「隊長!リリィ王女が解放された今なら魔族を攻撃することが出来ます!僕がリリィ王女を王城に連れて行きます。隊長は魔族を倒してください!!」
「マルス隊長、ルイースの言うとおりです!」
「分かった!ルイース頼んだぞ!!」
マルスは大きな金色の剣を抜いた。
「だから、魔族じゃないんだけどな…。」
俺はここまで話が伝わらないとは思っていなかった。少しは話の出来る奴がいると思ったのだが…。
タイミングや状況が悪かったな…。仕方ない。今は一度退こう。このままでは拉致があかない。
「もういいよ。親切な心をこんな風に返されるとはな…。この国には失望したよ。」
「なんだと!!魔族ごときがこの国を侮辱するとは許さん!!」
マルスは剣を大きく振りかぶり斬りかかってきた。
しかし令はその剣をいとも簡単に手で受け止めた。
ばかな!!私の剣を片手で止めるなんて!!今まで一度も止められたことのない私の剣を容易く止めるなんて…。くそぅ!!
マルスはさらに力強くそして速く剣を振り落とす。しかし全て令は片手で止める。
「悪いけどもういかしてもらう。」
「なんだと!!?逃がすと思うか?」
「知らねえよ。じゃあな。」
俺は全力で跳んだ。一瞬で雲近くまで跳ぶことが出来た。
ちっ!!仕方ねえ。この国は諦めて次の国に行くとするか…。マジックバックは諦めるのはしゃくだが、顔もばれてしまったし次の国では仮面でもするかな。
俺は次の国、カモノに向かった。
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コメント
ノベルバユーザー1155
面白いです!まだ追いつけてないのですが主人公の心情と他の人の心情が交互に出てきて少しわかりにくいです。偉そうなこと言ってすみません。面白いので頑張ってください!