殺せば殺すほど命が増える!!??~命喰らい~
王国騎士団の動き
今日も私は朝早くに起床する。そして日課のトレーニングをして私の朝が始まる。
私はマナリィ王国の王国騎士団の騎士長、マルスだ。
今日でリリィ=マナリィ王女殿下が行方が消えてしまってからもう7日間も経った。全騎士たちに捜索させたり、冒険者ギルドにもリリィ=マナリィ王女殿下の捜索を依頼しているが何の情報も聞かない。
リリィ=マナリィ王女殿下はこの国をいつも思いこの国を変えようと努力している姿に触発されて私も国のために強く、そして誰にでも手をさしのべられる優しさを持つ騎士になろうと思った。
しかしリリィ王女が消息を途絶えてからもう7日間だ。騎士たちは言わないが全員リリィ王女はすでに亡くなったと思っているだろう。だが、私は最後の1パーセントの可能性が消えるまでリリィ王女を探し出し、連れ戻してみせることを諦めるつもりはない!!
「マルス隊長、そろそろ時間ですよ。」
「あぁ、もうそんな時間か…。早いな。」
「どれだけ鍛えるのに集中してるんですか。さっさと行きましょう。」
部下のルイースは軽い口で私に言ってくる。
ルイースは王国騎士団の中でも三銃士の一人で王国が誇る騎士だ。彼ら三銃士は私の次に強く権限を持っている。練習相手になるのは他の三銃士か、私なためいつも相手をしている。最近は調子が良く、あと数年もすれば彼らのうち誰かが王国騎士長になるだろう。その日が来るまで私もこの国を支える騎士として戦わなければいけない。しかし王国騎士団長の座が変わるときが楽しみで言ってはならないが早く私を超え、この国を守って欲しい。
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コンコン!
「失礼します!マルス隊長、今門番の者が倒され、倒した者は魔族との情報が市民たちから来ました!!魔族は1人で後ろにはリリィ王女殿下が居るとのことです!!」
「なんだと!!?リリィ王女が!?…分かった今すぐ全騎士たちに戦闘の準備をさせろ!」
「はい!!では失礼しました!」
まさか魔族が1人でマナリィ王国に攻め込んでくるとは…。しかもリリィ王女を人質に捕らえていることから何か取引に来たと言うことか…。どちらにせよ今すぐリリィ王女を助けに行かねば!!
マルスは金色の防具を着て、大きな剣と小さなナイフをしまい現場へと向かった。
:
:
:
「よし!集まったな!行くぞ、リリィ王女殿下を救うために!その身は国のためにあると思え!」
「「「「「「はい!!我が身はマナリィ王国のために!!!」」」」」」
「出発!」
全騎士がマナリィ王国の門に向かった。
「マルス隊長、魔族って初めて相手するんですけどどんな見た目なんですか?」
ルイースは楽しそうに魔族について聞いてくる。
「そうだな…。魔族は多種多様で見た目が人型以外は全て違う。角を持った者や翼が生えている者、腕が4本ある者もいるし目が三つ以上ある者も居る。つまり魔族かどうか判定するのは人間と違う部分を見つければいいだけだが…、中には人間と全く同じ見た目をした者がいる。」
「その魔族を見分ける方法は?」
「見た目では無理だな。しかし魔族は決して人間ではない。何かしらの人間とは異なる部分があるだろう。そこを見つけるしかない…。」
「そりゃ、面倒ですね。」
「あぁ。気を付けろよ。魔族は人間よりも高いステータスを持っている場合が多い。人間とは身体が違うからな、奴らは種族によって違うが500は軽々超えてくるだろう。」
「へぇー、さすが魔族だ、人間よりも戦闘能力が高いとは。だが、うちの騎士たちは最低でも500をきるステータスを持つ者は居ない。充分戦えるでしょ!!」
「そうだな。そろそろ門が見えてくるぞ。」
徐々に門が見えてきた。そしてそこには逃げまとう国民たちと三人の冒険者、そして1人の赤髪の者とリリィ王女がいた。
あれはリリィ王女だ!!あいつがリリィ王女を!!
胸の奥から湧いて出てくる怒りを落ち着かせながら「進言!!」と言おうとしたとき事は起きた。
濃密な殺気が襲ってきたのだ。マルスは殺気がどこから撃たれているのか確認するとあの赤髪の者から発している。冷や汗が止まらない…。部下の騎士たちはほぼ腰をぬかしながら震えている。動けるのはマルスと三銃士の4人のみだろう。
「これが魔族か…、冗談きついぜ。」
ルイースの本音が漏れる。確かにこの殺気を受けていられる者は少ない。が今まで戦ってきた魔族の中ではまだまだ恐ろしい者もいた。この程度の殺気ではマルスを怯ますことはない。
「マルス隊長!!」
後ろから三銃士の一人であるタバサが来た。
「大丈夫か?タバサ。」
「なかなかきつい殺気を、飛ばして来ますが私をこの程度の殺気で止めるなど出来はしません!!」
この青色の短髪の男、タバサは堅い男でいつも命令に忠実だ。彼の鍛えられ上げた身体は三銃士の中でも随一の頑丈さを誇る。
「そうか、ナフラヤはどうしたんだ?」
「ナフラヤは今日はデートの日らしく、来ていません!」
またか…。三銃士最強と言われている男こそナフラヤ=ディートリッヒだ。ナフラヤはマナリィ王国の四大貴族の一人だ。幼い頃から英才教育を受けた影響や持ち前の才能で三銃士まで昇ったが、それからは才能に怠けて一切鍛錬もしない。だが、それでもなおナフラヤが1番三銃士の中で強い。前に模擬戦をしたときナフラヤは手をぬいていたが私とほぼ互角だった。恐ろしい才能だ…。
「またか、今日に限ってはナフラヤを強制的に連れてくれば良かったな…。」
「マルス隊長行きましょう!俺たちだけで魔族を倒し、リリィ王女を救いましょうや!」
「そうだな。ルイース、タバサ。死ぬ覚悟は出来ているか?」
「死ぬつもりはないけど勝つつもりならありますよ。」
「同じく!!」
「そうか…、なら行くぞ!!」
マルスと三銃士のルイースとタバサは赤髪の者へ向かって走って行った。
私はマナリィ王国の王国騎士団の騎士長、マルスだ。
今日でリリィ=マナリィ王女殿下が行方が消えてしまってからもう7日間も経った。全騎士たちに捜索させたり、冒険者ギルドにもリリィ=マナリィ王女殿下の捜索を依頼しているが何の情報も聞かない。
リリィ=マナリィ王女殿下はこの国をいつも思いこの国を変えようと努力している姿に触発されて私も国のために強く、そして誰にでも手をさしのべられる優しさを持つ騎士になろうと思った。
しかしリリィ王女が消息を途絶えてからもう7日間だ。騎士たちは言わないが全員リリィ王女はすでに亡くなったと思っているだろう。だが、私は最後の1パーセントの可能性が消えるまでリリィ王女を探し出し、連れ戻してみせることを諦めるつもりはない!!
「マルス隊長、そろそろ時間ですよ。」
「あぁ、もうそんな時間か…。早いな。」
「どれだけ鍛えるのに集中してるんですか。さっさと行きましょう。」
部下のルイースは軽い口で私に言ってくる。
ルイースは王国騎士団の中でも三銃士の一人で王国が誇る騎士だ。彼ら三銃士は私の次に強く権限を持っている。練習相手になるのは他の三銃士か、私なためいつも相手をしている。最近は調子が良く、あと数年もすれば彼らのうち誰かが王国騎士長になるだろう。その日が来るまで私もこの国を支える騎士として戦わなければいけない。しかし王国騎士団長の座が変わるときが楽しみで言ってはならないが早く私を超え、この国を守って欲しい。
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コンコン!
「失礼します!マルス隊長、今門番の者が倒され、倒した者は魔族との情報が市民たちから来ました!!魔族は1人で後ろにはリリィ王女殿下が居るとのことです!!」
「なんだと!!?リリィ王女が!?…分かった今すぐ全騎士たちに戦闘の準備をさせろ!」
「はい!!では失礼しました!」
まさか魔族が1人でマナリィ王国に攻め込んでくるとは…。しかもリリィ王女を人質に捕らえていることから何か取引に来たと言うことか…。どちらにせよ今すぐリリィ王女を助けに行かねば!!
マルスは金色の防具を着て、大きな剣と小さなナイフをしまい現場へと向かった。
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「よし!集まったな!行くぞ、リリィ王女殿下を救うために!その身は国のためにあると思え!」
「「「「「「はい!!我が身はマナリィ王国のために!!!」」」」」」
「出発!」
全騎士がマナリィ王国の門に向かった。
「マルス隊長、魔族って初めて相手するんですけどどんな見た目なんですか?」
ルイースは楽しそうに魔族について聞いてくる。
「そうだな…。魔族は多種多様で見た目が人型以外は全て違う。角を持った者や翼が生えている者、腕が4本ある者もいるし目が三つ以上ある者も居る。つまり魔族かどうか判定するのは人間と違う部分を見つければいいだけだが…、中には人間と全く同じ見た目をした者がいる。」
「その魔族を見分ける方法は?」
「見た目では無理だな。しかし魔族は決して人間ではない。何かしらの人間とは異なる部分があるだろう。そこを見つけるしかない…。」
「そりゃ、面倒ですね。」
「あぁ。気を付けろよ。魔族は人間よりも高いステータスを持っている場合が多い。人間とは身体が違うからな、奴らは種族によって違うが500は軽々超えてくるだろう。」
「へぇー、さすが魔族だ、人間よりも戦闘能力が高いとは。だが、うちの騎士たちは最低でも500をきるステータスを持つ者は居ない。充分戦えるでしょ!!」
「そうだな。そろそろ門が見えてくるぞ。」
徐々に門が見えてきた。そしてそこには逃げまとう国民たちと三人の冒険者、そして1人の赤髪の者とリリィ王女がいた。
あれはリリィ王女だ!!あいつがリリィ王女を!!
胸の奥から湧いて出てくる怒りを落ち着かせながら「進言!!」と言おうとしたとき事は起きた。
濃密な殺気が襲ってきたのだ。マルスは殺気がどこから撃たれているのか確認するとあの赤髪の者から発している。冷や汗が止まらない…。部下の騎士たちはほぼ腰をぬかしながら震えている。動けるのはマルスと三銃士の4人のみだろう。
「これが魔族か…、冗談きついぜ。」
ルイースの本音が漏れる。確かにこの殺気を受けていられる者は少ない。が今まで戦ってきた魔族の中ではまだまだ恐ろしい者もいた。この程度の殺気ではマルスを怯ますことはない。
「マルス隊長!!」
後ろから三銃士の一人であるタバサが来た。
「大丈夫か?タバサ。」
「なかなかきつい殺気を、飛ばして来ますが私をこの程度の殺気で止めるなど出来はしません!!」
この青色の短髪の男、タバサは堅い男でいつも命令に忠実だ。彼の鍛えられ上げた身体は三銃士の中でも随一の頑丈さを誇る。
「そうか、ナフラヤはどうしたんだ?」
「ナフラヤは今日はデートの日らしく、来ていません!」
またか…。三銃士最強と言われている男こそナフラヤ=ディートリッヒだ。ナフラヤはマナリィ王国の四大貴族の一人だ。幼い頃から英才教育を受けた影響や持ち前の才能で三銃士まで昇ったが、それからは才能に怠けて一切鍛錬もしない。だが、それでもなおナフラヤが1番三銃士の中で強い。前に模擬戦をしたときナフラヤは手をぬいていたが私とほぼ互角だった。恐ろしい才能だ…。
「またか、今日に限ってはナフラヤを強制的に連れてくれば良かったな…。」
「マルス隊長行きましょう!俺たちだけで魔族を倒し、リリィ王女を救いましょうや!」
「そうだな。ルイース、タバサ。死ぬ覚悟は出来ているか?」
「死ぬつもりはないけど勝つつもりならありますよ。」
「同じく!!」
「そうか…、なら行くぞ!!」
マルスと三銃士のルイースとタバサは赤髪の者へ向かって走って行った。
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彼らのうち誰かが王国騎士団長になるだろう。