Slip~タイムスリップから始まる1つの物語~

オレンジのえんぴつ

第1話 未来と過去

[1.未来]
20……年>…>………
Y博士はいつもの研究室にいた。
「あと少し…あと少し…」
最後のネジを閉める。
機械に座りダイヤルを回す。
『2021年12月24日』
数あるボタンの中から大きめな赤いボタンを押す。
「この時を何年待っただろう…やっと、やっとだ…」
機械の音はだんだんと大きくなっている。
「さらばだ、2054年」

______

[2.過去]
2016年夏>朝>とある都市郊外の一軒家

少年Jは新聞を読んでいる。小学校で出た課題をやるためだ。またお母さんの怒声が飛ぶ。まぁそれもそうか。土日があったにもかかわらず、月曜の朝になって課題をやりだしたのだから。そもそも小学校のくせに新聞の要約と感想を課題にするのがおかしいんだよ…。少年Jはグチをつぶやきながらもえんぴつをせっせと動かした。

昼:給食>とある都市郊外の小学校
「あの新聞の課題、何の記事で書いた?」
「オレは…」
給食時間、いつものように座席の近い友達同士が話し出す。
少年Jの近くの席には放課後のゲーム仲間であり、クラスメイトのRがいる。
R「今日の体育で先生が跳び箱飛ぶの失敗してたでしょ。僕、それを夢で見たことあるんだよねー」
J「マジで?!それって『予知夢』じゃない?!」
R「そうそう!『予知夢』の力があれば未来予知とかできるんじゃないかなって思ってさ。」
J「さすがに…wでも、できたらかっこいいよな〜」
『予知夢』
これがのちに少年Jを事件に巻き込んでいくことになる______

第2話に続く…

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