Slip~タイムスリップから始まる1つの物語~

オレンジのえんぴつ

第5話 裂ける『時間』

[14.男]
______ここは…一体…
女「どうして…あの人だけは…」
青年「申し訳ないが、こうするしかないんだ。また、会えるから。必ず」
女「でも…でもあの人がいないと…!私はどう生きていけばいいの…!」
男「……」
女「あなたも何か言ってよ!」
何だ…もしかして修羅場か…?
というか…身体が…動…かない…
どういうことなんだ…?
青年「もう時間だ、行くぞ!」
女「あああぁぁぁぁ……」
…女(声が若い…?)が泣き叫んでいる。
青年の方を向くと…あれ?
青年と男は消えていた。
突然とてつもない謎の恐怖に襲われ、その部屋も視界から消えていった______

[15.地震リポーター]
2020年夏>15時頃>Z局ヘリコプター内
リポーター「T都が…本当に地獄絵図です…!速やかに!速やかに建物の倒れてこない安全な場所へ!余震が続いています!…」
リポーターはさっきからずっと同じ内容を繰り返し叫んでいる。
______
2020年7月x日15時04分発生
T都直下内陸型連続地震
震源.T都T山付近地下
マグニチュード.M6.5
最大震度.震度7
震度7
T山
震度6弱
N市…など
震度5強
Y市北部…など
震度5弱
K市北部、ミナト地区…など
津波注意報.T湾…警戒
______

[16.生きる使命]
2020年夏>15時頃>ミナトアイランド
?「J!Jet!!目覚めて…!」
?「生きろ!がんばれ!」
…?えぇ…っと、今は何を…
J「…!」
血が…
R「Jet!よかったぁ…」
M「…これで大丈夫だ、J。立てるか…?」
J「何が…あったんですか…?」
M「地震だ。かなり大きい。Jは揺れで倒れて、頭を打ったんだ。少し血が出ているが、深くはない。ハンカチで止血して置いたからこれで安心だ。とりあえず今は避難しないと」
あぁ、思い出してきた。また予知夢だったのか…なんて残酷なんだ…
R「つかまって…!」
ゔっ…頭がクラクラする…
なんとか立ち上がり、速歩きで遊園地があったとは思えない景色の中を歩いて行った。

16時頃>Y市市民ホール
「はい、お疲れ様でした。次の人どうぞ」
J&M「ありがとうございましたm(__)m」
避難所となった市民ホールでは既にたくさんの人々が避難していた。今は今日たまたま休診していて避難所にいた医師に処置をしてもらっていた。ある人は携帯ラジオに耳をすませ、ある人は赤くなった包帯を巻いて寝ている。大体の人は…
R「連絡取れました〜!」
J「お、どうだった?」
R「全員無事だそうです!」
M「…良かったな」
M (それにしてもおかしいな…あんなに揺れたのに震度5弱とはな…)
J「そういえば、俺のスマホは?!」
M「あ、安心して、ちゃんとカバンから出して持ってきたから。はい」
J「ありがとう、俺も連絡してくる…」
まさかな…俺でも生きてるんだから…生きてるよな…?
プルルルル…
…そりゃ一発で繋がるわけないか、こんなに人いるし…
プルルルル…
プルルルル…
______
ハァハァ…
全力疾走。
あっ、あれは…!
光が…あれは絶対…!
左に曲がる。
っ…!
まぶしい…!
______
( ゜д゜)ハッ!
おっと、ボーッとしてた。
…プルルルル
『おかけになった電話番号は、現在使われておりません。』
えーっと…え?!使われてない?
『おかけになった電h)ブチッ
番号を確かめる。いや、確かに母さんの電話番号だ。まあいい、回線が混雑しているんだろう。父さんにかけてみる。
プルルルル…
『おかけになった電話番号は、現在使われておりません』
え…?おかしい。何かがおかしい。頭を打っておかしくなったんだろうか…?それともまた変な夢か…?
夢…
行かなきゃ…!
行かなきゃ…!
俺は行かなきゃ…!

M「あ、J!どうだった…?」
R「J?あ、おいおい!どこ行くんですか!」
M「おい、J!どこに行くんだ!」

ハァハァ…
俺は果たさないといけない…!
あの夢も、全部…!

Jは中華街(があった場所)へ全速力で向かった。中華街は震度5弱とは思えない酷さだった。なぜか人っ子1人いない。

Jetは頭の痛みを忘れ、我も忘れ…ただ、夢を頼りに廃墟の中を走り続けた。
…そして彼は見つけた。
光り輝くアレを…
そしてそれは…夢の通り、Jetをゆっくり吸い込んでいった。

第6話に続く…

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