Slip~タイムスリップから始まる1つの物語~

オレンジのえんぴつ

第6話 止まる『時間』

[17.来客]
______
ピンポーン
珍しいわね。こんな時間に来客なんて。
「はいはーい」
ガチャ
…えーっと、セールスか何かかな…?
「初めまして、Sさん。…Sさんであってますよね?!」
なんで人の名前を…しかも過去のコードネームを知ってるんだ?この人。
「…どなたです?警察に通報しますよ?」
スマホを操作してみせる。
「ああぁぁぁ!待ってください!私はMと申します!…大きな声では言えませんが、未来から来ました」
「えっ、未来…?やっぱり通報しますよ!」
「待ってください!待ってくださいって!なんでもしませんけど! (なんでもするとは言ってない) 」
______

[18.change and again]
20……年?>…>研究所?
うっ、うう…
今度は何の衝撃だ…?
?「Y〜早く道具持ってきて〜」
話しかけられてる…?
?「遅いよY!何やってるn…えっ」
あっ、やべ。みっかっちゃった。
?「動くな!誰だ!そこで何をやっている!」
そんな突然銃みたいなのを突きつけられても!何か言わないと…!
J「えっーと…私はJです(`・ ω・´)ゞビシッ!!」
?「何しにきた!」
J「知りませんよ…えっと、地震が起こって…」
?「地震…?もしかしてT都の…?」
J「多分そうですけど」
?「あなた!詳しく話を聞かせてもらえないかしら」
何とか助かった…?というか、この人誰かに似てるような…?
?「ここ座って。あっ!申し遅れました、私はコードネームSです」
J「ありがとうございますm(__)mそれで、俺が何か…?」
S「あなた…いやJさん。ここに来る前の日付覚えてる?」
J「日付…ですか。7月x日だったと思います」
S「やっぱり!年は?」
J「モチリンピックの2020年ですよ…?」
S「分かったわ!JさんとYは入れ替わったのよ!これは興味深い…!」
J「工エエェェ(´д`)ェェエエ工…というか興味深いとか言わないでくださいよ、こっちの身にもなってください( *`ω´)」
S「あっ、でもYが…あの時間に…ってことか…」
J「あのー…それじゃあ俺はどうしたら…」
S「それは私にはどうにもできないわ。ただ、アレのせいで時間が歪んだのは確かね」
J「混乱してきた…俺が2020の人で…」
S「Yは2021年から一年前に…」
S (なんかさっきから人の気配がする…?)
ルルルルルルルル…
…警報?なぜか聞き慣れた警報だ。
ドドドドドドド…
間髪を入れず地鳴りのような爆発音が研究所内に鳴り響き、Jの意識は次第に遠ざかっていった________

[19.入れ替わりともう一度]
20……年>…>不明
いった…
なんなんだ…?
なぜか痛む頭を抑え、ゆっくり体を持ち上げる。ぼやけた視界。それがだんだんはっきりとした像を結び始め、Y博士は唖然とした。この景色は…どう考えてもT都地下連続地震の景色…!
落ち着け、私。さっきまでいたのは2021年のC研究所。今いるのは2020年の…どこだ…?ここ。今はどうしてこうなったかより、安全確認が重要だ。揺れは収まっているようだ。空が赤くなり始めているしとりあえず広いところに出よう。重い体と痛む頭に耐えながら少し歩く。
?「…おーい!どこに行ったのー!」
うわっ!突然飛び出して来られたら…!
フラッ…バタッ!
?「あっ!すみません大丈夫ですか?!…J!どこ行ってたの!突然いなくなるから…びっくりさせないでよ…」
Y「イタタタタ…Jですか…?私はJではありませんよ」
?「えっ…人違いでした…すみません。似ていたものですから…」
Y「人探しですか…?」
?「はい…突然避難所を飛び出して行ってしまったもので…あっ、申し遅れました私はRといいます、あなたこそどうしてここに…?」
Rか…なんかどこかで聞いたことのある名前だ…。でもタイムスリップしてきたなんて言えないからな…
Y「私はYといいます。私は…えーと迷ってしまって…それより!私も探しますよ、そのJさん」
R「本当ですか…!でも、その頭大丈夫なんですか…?」
Y「このくらい大丈夫だ。それより日が暮れる前に見つけないと!」
R「そうですね!」
探すこと10分…
分かったのは今日が2020/7/xであること。ここは中華街であったこと。Rは友達とミナトアイランドに来ていて、地震に見舞われたこと。
私はどうしたら…。そしてJはどうしてこんなことをしたのか…。
あぁ、もう日が暮れそうだ…
これ以上は危険だから諦めようとRに声をかけようとした。
…!細い路地に光が見える!誰かいるのか…?
引き込まれるようにその路地に入っていく。
…?これは…
その光は、浮いていた。しかも周りの物質を吸い込んでいたようだ。その光の周りだけ建物がえぐられていた。そしてその光の中には______
光は、あの時の様に、Yをゆっくりと吸い込んでいった。

第7話へ続く…

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