路地裏最強は異能力者学園へ

KOGARASI

訓練

俺はその場でしばらく待っていると晴と如月姉妹が揃ってやってきた

「おう、遅かったな」

「なかなか来たくなかったのよ。私はあなたにまだ恐怖心は残ってるんだから」

「わ、私も怖くて」

「ボクは緊張かな」

一人一人理由を言っていく
が、俺は自分で聞いたがあまり興味ない

「じゃ、始めるか」

「「「はい」」」

始めると言ってもあまり考えてない
適当に影と戦わせるのが無難
人と戦わせるだけというのも面白みがない
いっそ、獣と戦わせるかという安易な考えで異能を組み立てる

【影虎】

『即興で異能を組み立てる』
この行為をできる者は少ない
なぜなら、戦闘中にそんなことを考えながら戦えないし、異能力にもよる
例えば、如月氷火の持つ【炎氷】は氷と炎を作り出し操作する能力、新しい異能を組み立てても、元々ある異能力で事足りてしまう、元々ある異能力で出来ないものを新しく作り出し『異能』とする
ゲームで例えるならスキップコマンドである

それをいとも簡単に作り出せるのは、想像力、集中力、自分の異能力の理解、それら全てを極限まで高め、理解しなければならない

「じゃあお前らはこいつと戦ってろ、俺は端で俺の訓練しとくから」

そう言い放ち端へと歩いていく
そして残された3人と一匹
【影虎】影で出来た3m程の黒い虎、完全自動オートなので俺の集中を乱すことは無い

3人それぞれが戦闘体制に入る
如月は双銃を構え、如月妹は双剣を手にし、晴は獣化をする

晴が真っ先に走り出し、戦闘の火蓋が開けられた


俺は端で先程おこなった【侵食】の訓練をする
これも即興で造った異能だ

地面を侵食しどんどん広がっていく、壁に到達し、観客席も影の黒で染めていく
そしてついにはこの武道館を全て覆いきった

如月たちは集中して全く気づいてない

侵食をやめ、能力を解除する
この武道館を覆いきるのに5分

「遅い、遅すぎる」

やるならもっと早く、10秒で覆うくらいにしなければ
そしてまた繰り返す


それからは集中し、時間があっという間に過ぎていった

今はもう8時、5時から始めたから3時間経っている

「おい、もう終わるぞ」

時間が経ちすぎたので終了のため声をかけるが、3人とも地面に寝転がり気絶している

「はぁ、めんどくさ」

3人を起こし、終了を伝える

「お、終わったの?」

「やっと終わったのね」

「疲れたー」

「お前ら寝てたじゃねぇか」

「いや、そうだけどきついよあれはー」

「あの虎、私たちの攻撃全部正面から吹き飛ばしてくるもの」

「そのうえ喰らえば一撃で死んじゃうし」

「へぇ、あれそんなに強いか?」

「えぇ、あんなのが地球上にいなくて感謝するほどだわ」

「ふーん、あれの特攻は光に弱いから如月姉妹の炎使えば大して強くないと思うんだが」

「へぇそーなんだ、でもボクが勝つ方法あるの?」

「あぁ、あるよ、教えねぇけど」

「なんで!そこは教えてよ!」

「こういうのは自分でみつけるもんだよ」

「う、そうだね」

「まぁお前らにアドバイスはしとくわ、如月お前は氷を強化していけ、実際炎より氷の方が得意だろ?」

「えぇ、分かったわ」

「如月妹、お前は燃やす温度の上昇と広範囲化を鍛えろ」

「………はい」

「晴、」

「はい!」

「お前の獣化はその犬か狼しかないのか?」

「うーん試したことないから分からないや」

「じゃあ、お前は他の獣になることを意識しろ、全動物を覚えたらお前は格段に強くなるはずだ」

「はい!」

「あとお前ら、戦ってる最中考えながら戦ってるか?この中で直感で戦っていいのは晴だけだぞ」

「私は考えながら戦ってます」

「私は直感で」

「なんで僕だけ!?」

「お前には野生の勘があるからだ、その野生の勘は使える。そのまま強化しとけ」

「分かった!」

全員疲れたようで足取りが重い

「はぁ、しょうがない」

【影渡り】

「しばらくの間だげだぞ」

「わーい!」

「ありがとうございます」

「………」

如月妹は何もなしか、まぁ姉を絶望させて自分を殺そうとした男に教えを乞うんだから複雑か

晴、如月姉妹を送り、俺も家に帰る

帰ってみたら誰もいない
あ、晴の送る場所間違えた

しばらくして晴が帰ってき、食事を済ませてその日を終えた

それからは毎日訓練をし、次第に3人は【影虎】に勝つようになり、最後には一人で【影虎】に勝てるようにまでなった

俺も【侵食】を半径50メートル程なら、3秒でのばせるようなった

「じゃ、これからどれほど強くなったか確認してみろ」

「17種ぐらい獣化できるようになったよ」

「私は氷の強化しかしてないけど、氷山くらいできるようになったわ」

「私は炎の色が白になるほどあつくできるようになった」

「そうか、じゃ、次のステップだ、お前ら3人で模擬戦な」

「一対一じゃなくて?」

「あぁ、お前らは一対一は出来ても多数対1、全員敵で戦うことは少ないだろう、
だが、無いわけじゃない、だからやれ、俺の【影分身】も入れといてやるから」

「最後のいらないぃぃ!!!」

「また、あなたと戦うのね」

「私はもう戦いたくない、でも強くなりたいからやる」

「大丈夫だ、お前らより多少強い程度にするだけだ」

「「「え?」」」

その日、武道館に悲鳴が鳴り響いた

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