路地裏最強は異能力者学園へ

KOGARASI

同情

「あなた、どれだけスリを起こしているのよ30件以上って……」

もうバレたし開き直るしかないだろう

「でも、生きるためです」

「それはわかっているけど……、でも、犯罪はしちゃダメだわ。」

そんな事言われても、俺、どうしようもなくね?やらないと生きていけないし

「じゃあ、あなたは俺に死ねとでも言うつもりですか?」

「あら、逃げる気満々ね、捕まる気は無いと」

そりゃあそうだろ、逃げるのなんて簡単だし、

「ええ、余裕で逃げれますよ?」

「はぁ、そうでしょうね、これだけスリをしているのだもの、逃げる方法くらいあるわよね」

「あれ?捕まえるとかしないんですか?」

「出来るわけないでしょ、私、【鑑定眼】しかないんだから」

まぁ、そういうことなら逃げさせてもらうか、本格的に腹が減り始めたし

「では、警官さん、さよなら」

さてさて、おでんを食べに行こう!

「…………ねぇ、うちに来ない?」

「は?」

何言ってんだこの人
馬鹿なのか?

「あなたは生きるためにスリをしているって言ったわね
それを逃げるのをただ見とくなんて、警察としては許せない、でも、うちに来てくれたらご飯も出すし寝床も渡す、どう?」

やっぱり馬鹿だこの人

「残念ながらお断りさせてもらいます。そんな話にホイホイのるような人生おくってませんので」

「そう……」

「どうしてそんなことを思いついたんですか?」

そこだけが気になる、聞いたからと言って行く気はサラサラないけど

「うーん、そうねぇ、強いて言えば可哀想だったから…
かしら」

可哀想……か

「下手な同情なんていらない。俺は俺だけで生きていく」

俺は動物じゃないんだ、捨てられた猫と一緒にしないで欲しい
俺は今のままで充分だ、

「そう、残念ね」

酷く残念そうな顔をし、俯く

【影渡り】

俺はすぐさまこの場所から離れた。もう、この人の言葉を聞きたくないから



「本当に……可哀想……」

「路地裏最強は異能力者学園へ 」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く