僕が君を殺した
一人目の被害者
椅子に縛られている。
縄がくい込んで痛い。
男の声が聞こえてきた。
「貴方達はゲームの参加者です。同時にプレイヤーです。審査員が双方を選び、選ばれた方が殺されます。助ける道はありません。あるのは死、のみ」
「どういうことだよ…返事しろよ!おい!」
ドン!!
壁を裏拳で殴った
「ふざけんなよ」
隣のヤツは依然黙ったままだ。
「おい、これは一体どういうことだ?」
「…ない」
「あ?」
「わからない」
「そうか、俺は山田猛。お前名前は?」
「加藤司」
「司、どうしてここにいるか分かるか。」
「わからない。ただ何かで殴られたのはわかる。」
「俺も殴られたのは覚えてるがそれ以降は…」
俺は犯罪者だ。罪は殺害、死体遺棄。
男を殺した。
そして近くの山に埋めた。
今は逃走中。
ガラスで仕切られているためもう1人の男とは話すことが出来ない。
司との共通点を探さなくては。何かわかるかもしれない。もしかしたら俺が殺した男の家族か女が恨みから誘拐してきたかもしれない
「司、罪を犯したことはあるか。」
「なんで?」
「俺達に共通点がないか探したいんだ。」
「万引き。」
恨みで誘拐されたということはなさそうだ。
俺は司との共通点を見つけるため話したが特に気になることはなかった。
これ以上考えても仕方が無いから黙ることにした。
あれから何分たっただろうか。
何も指示が出されないまま時が流れた。
あの男の声が聞こえた。
「それでは、審査員さん。この会話と罪を元に殺す方を選択してください。」
俺は聞かれていたことを知らず人を殺したことを話してしまった。
間違いなく選ばれるのは俺だろうな。
楽しかったよ人生
「加藤司。」
スピーカーから恐らくもう1人の男の声と見られる声が聞こえてきた。
は?なんで?
「わかりました。罪はテロ、ハッキング、万引きの司さんですね?」
初耳だ。万引きだけだと思っていた。
審査員には犯した罪は知られているんだな。
驚きのせいでどうでもいいことを考えていた。
司の頭、足、腕が腕のような何かで引っ張られていく。
「うっ、痛い。憎い。憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!!!あ………あは、あはは、あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは…はあはは、ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは……はあは、ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははぁ…あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
司はもがき苦しまず、ただ狂ったような笑顔と笑い声を響かせた。
首と足と手と胴体とで切り放された体。それは人のものではないように。
頭から足にかけて赤い赤い赤い鮮血が流れる。
酷い。酷すぎる。
ひとが死ぬのは慣れていたと思っていたが
辛い酷い。
もう、無理だ。
帰らせろ。
「第二ステージ」
なんだか眠い。夢なんだな。これは。
眠ったら現実世界だ。
寝よう
縄がくい込んで痛い。
男の声が聞こえてきた。
「貴方達はゲームの参加者です。同時にプレイヤーです。審査員が双方を選び、選ばれた方が殺されます。助ける道はありません。あるのは死、のみ」
「どういうことだよ…返事しろよ!おい!」
ドン!!
壁を裏拳で殴った
「ふざけんなよ」
隣のヤツは依然黙ったままだ。
「おい、これは一体どういうことだ?」
「…ない」
「あ?」
「わからない」
「そうか、俺は山田猛。お前名前は?」
「加藤司」
「司、どうしてここにいるか分かるか。」
「わからない。ただ何かで殴られたのはわかる。」
「俺も殴られたのは覚えてるがそれ以降は…」
俺は犯罪者だ。罪は殺害、死体遺棄。
男を殺した。
そして近くの山に埋めた。
今は逃走中。
ガラスで仕切られているためもう1人の男とは話すことが出来ない。
司との共通点を探さなくては。何かわかるかもしれない。もしかしたら俺が殺した男の家族か女が恨みから誘拐してきたかもしれない
「司、罪を犯したことはあるか。」
「なんで?」
「俺達に共通点がないか探したいんだ。」
「万引き。」
恨みで誘拐されたということはなさそうだ。
俺は司との共通点を見つけるため話したが特に気になることはなかった。
これ以上考えても仕方が無いから黙ることにした。
あれから何分たっただろうか。
何も指示が出されないまま時が流れた。
あの男の声が聞こえた。
「それでは、審査員さん。この会話と罪を元に殺す方を選択してください。」
俺は聞かれていたことを知らず人を殺したことを話してしまった。
間違いなく選ばれるのは俺だろうな。
楽しかったよ人生
「加藤司。」
スピーカーから恐らくもう1人の男の声と見られる声が聞こえてきた。
は?なんで?
「わかりました。罪はテロ、ハッキング、万引きの司さんですね?」
初耳だ。万引きだけだと思っていた。
審査員には犯した罪は知られているんだな。
驚きのせいでどうでもいいことを考えていた。
司の頭、足、腕が腕のような何かで引っ張られていく。
「うっ、痛い。憎い。憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!!!!!あ………あは、あはは、あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは…はあはは、ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは……はあは、ははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははあはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははぁ…あはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
司はもがき苦しまず、ただ狂ったような笑顔と笑い声を響かせた。
首と足と手と胴体とで切り放された体。それは人のものではないように。
頭から足にかけて赤い赤い赤い鮮血が流れる。
酷い。酷すぎる。
ひとが死ぬのは慣れていたと思っていたが
辛い酷い。
もう、無理だ。
帰らせろ。
「第二ステージ」
なんだか眠い。夢なんだな。これは。
眠ったら現実世界だ。
寝よう
「SF」の人気作品
-
-
1,798
-
1.8万
-
-
1,274
-
1.2万
-
-
477
-
3,004
-
-
452
-
98
-
-
432
-
947
-
-
432
-
816
-
-
415
-
688
-
-
369
-
994
-
-
362
-
192
コメント