異常なクラスメートと異世界転移~それぞれの力が最強で無双する~

ざん

4話 解説


翼がステータスを確認してから10分、皆興味津々に自分のステータスを見てくれと列を作っている。俺は後ろから2番目の位置で1番後ろが会長だ。
お、そろそろ俺の番だな。
俺は魔石に手をかざした。光ができるのはもう見慣れたもんだ。

「転写」

翼のときと同様王様は魔法を使い真っ白い紙に写している。どんどんと自分のステータスが浮かび上がっていく。
やべぇ早く見てぇー!
現れたのは───

高槻   神魔たかつき   しんま

・接近戦闘:B+

・魔法適正:A+     ・固有魔法:合成魔法
炎魔法:B+  水魔法:B+  土魔法:B+  風魔法:B
光魔法:A+  闇魔法:A+  白魔法:A+

・スキル         ・固有スキル:魔力向上:神力向上
鑑定:B+  隠蔽:A

・称号
【勇者】【神に好かれし者】

おぉーーーーー!!!!これは、翼と同じくらい強そうなステータスだ!まぁ皆を見ると喜んでるやつばかりだから皆同じか、それ以上強いステータスだったんだろうな。
それにしても神力向上ってなんだ?普通は魔力とかって言ってたのに神って、ヤバそうだな。

「ごほんっ。えー、見ての通りそれが君達のステータスだ。とは言っても「これはなんだ?」と疑問を持っている者もいるだろう。順番に君達のステータスを解説しよう」

始めに解説してかれたのは俺だった。内容はこんな感じだ。
1番上のが自分の名前。所々にA+とかB+とかあるけどそれは、強さを表す文字だそうだ。アルファベットにしか見えんが......
強さの順で言うとS++.S+.S.A+.A.B+.B.C+.C.D+.D.E+.E、という感じだ。俺たちのステータスはそこそこ強いらしいな。
接近戦闘は、魔法を使わないでどれくらい強いのかを表す。
魔法適正は魔法の上手さ、魔力量を表す。
固有魔法はその人だけが持つ魔法だ。世界に1つだけの魔法。固有魔法を持つ人は珍しいらしく俺はレアなんだそうだ。
スキルは様々あり、主なスキルは鑑定と隠蔽。この2つのスキルは誰もが持っており、鑑定は相手のステータスを見ただけで分かると言うものだ。ちなみに王様は鑑定がBなので俺たちのステータスを見れないらしい。隠蔽は相手が鑑定を使ったときに所々見えなくできる。この2つはランクにより強さが異なる。
俺たちはスキルが2つしかないが生きていればスキルはたくさん覚えられるみたいだ。
固有スキルはその人だけが持つスキル、世界に1つだけのスキルだ。俺の固有スキル魔力向上は魔力を増加させることができる。神力向上は王様でも分からないみたいだ。
とまぁ、こんな感じで皆のステータスを解説してくれた。

「喜んでくれて何よりだ。では、話を戻そう。このグリム王国について話をしよう」

あ、忘れてた。興奮状態で何でここにいるのか忘れてたは。皆席に座り静かになった。

「ここグリム王国は3つの国があるなか1番大きな国で、文明も栄え、食べ物も豊富でとても豊かな国じゃった。ところが、ちょうど100年前突然魔王と申す者が現れた。その者は自らが放つ魔素により魔物を生み出し続けた。我ら人間は魔法も栄えていたため魔物に対抗できた。魔王の狙いは分からないまま今まで防衛戦を続けていたのだが、1年前からやたらに魔物が多くなり上級魔物の出現も多くなった。この事は魔物と戦う者達しか知らない。もしこの事が国民にばれたらパニック状態になるからな。しかし最近では少しずつ不安が出始めているのだ。このままいくとこの世界が滅びるかもしれんのだ」

うーん。魔物ってのは怖いな。そんなやつを俺たちが倒さなきゃならないのか。まぁまだ決まってないけど。

「そして、皆様に言わなきゃならないことが。昨日、魔王からの手紙がきた」

?!
マジか。魔王直々とは何かするつもりか?魔王は。

「内容は.........『こんばんは、はじめまして。魔王です。要件を言いましょう。我ら魔王軍は貴様ら人間に全面戦争を仕掛ける。日時は今から3か月後正午に攻めるつもりだ。精々必死に足掻いて我を楽しませてくれよ』というのだ」

これはヤバそうだな。

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