0話 おかしなクラス

   川崎超高校。この高校は俺が通っている学校だ。『超』がついているが学校自体は別に辺なとこはない。ただ、2年1組を除けば......
この学校の2年生は30人と異常な少なさだ。なぜかは誰も知らない。
まぁこの学校の説明はこれでいいだろう。問題は2年1組だ。15人ずつで二クラスに分けているが、これがすごい分け方だった。なぜなら......そのクラス全員が何かしらすごい才能、称号、能力を持っているのだから。
ここからは出席番号順にクラスメートの自己紹介をしよう。
1番『アーサーの生まれ変わり』浅井 剣介あさい けんすけ
一言でイケメン。幼い頃海外で剣を手にしたら才が目覚めた。今では剣道をしている。剣の実力は本物だ。
2番『風神』風宮   翔かぜみや   かける
百メートル9秒58という凄まじい速さ。オリンピックに出場したことがあり、もちろん金メダルだ。
3番『伝説の忍者』霧ヶ暮  佐助きりがくれ  さすけ
忍者の末裔まつえい。特殊な歩行技術を身に付けることで影分身やら忍法が使えるという。
4番『獣使い』熊坂   優くまさか   ゆう
動物に好かれる体質で、熊でさえもおとなしくさせることができる。本人曰く、犬、猫、子供の熊を飼っている。
5番『流水剣術師範代』桜田   水恋さくらだ   すいれん
江戸時代から代々伝わる流水剣術の師範代。剣の実力は浅井   剣介を上回る実力だそうだ。
6番『創造神』荘造   真空そうぞう   しんく
幼い頃からもの作りが好きで、住んでいる家は親父と作ったと言っている。何でも造りたがる癖がある。
8番『正義の味方』辻   正義つじ   まさき
悪が嫌いで、その行いを見たり、聞いたりするとすぐ駆けつけ場を納める。みんなからとても信頼されている。
9番『森の薬剤師』葉月   菜々はづき   なな
実家は自然に溢れた田舎だそうだ。いつも薬品を持ち歩いていて、葉っぱどうしを調合し薬品を作れる。害はないらしい。
10番『熱血漢』火島   紅蓮ひしま   ぐれん
辻   正義と仲が良い。体育や行事があると燃える男だ。彼の周りにいると冬でも温かいらしい。
11番『生徒会長』宮本   麗花みやもと   れいか
先月の選挙で圧倒的支持率で生徒会長になった。行事を作ったり、どうやったか知らないが、いじめが校内でなくなった。学校改革をしている。
12番『１億に１人の美女』女音   美玲めおと   みれい
アイドル、俳優のスカウトを人生で百回以上された美少女。一度目があったら最後、恋に落ちるという。俺は恋に落ちてはいない...絶対。
13番『いきすぎた廚二病』闇原   翼やみはら   つばさ
俺の幼なじみで仲が良い。こいつの発言はまさに廚二病だ。それでも、俺はこいつが好きだ。ホモじゃないぞ？！
14番『運動神経抜群』吉荒   葵よしあら   あおい
部活も何もやっていないが、凄まじい運動神経だ。スポーツをさせれば大活躍！すべての運動部からスカウトされているが断っている。
15番『東日本のヤンキー』和田沢   力わださわ   りき
最後にこいつ。東日本の中で一番ケンカが強く、名を轟かせている。だが、学校ではおとなしく、優しい一面がある。

まぁだいたいの説明はこんぐらいかな。ん？6番が抜けてるって？そこは俺なんだよ。自己紹介するか。
俺の名は高槻   神魔たかつき   しんま名前は凄いが他のみんなと同じように俺は才能とか何もないただの一般人だよ。一つ、右手の甲に変なあざがあるが別に何かあるわけでもないので忘れてくれ。

えー。今回は自己紹介だけだが、次からは本編に入るんで、よろくしな！！