黒月軍事学園物語

ゆっくり春咲

二章 第7話〜拓人の本気〜

 俺が振り下ろしたブレードを奴はサバイバルナイフで防いだ。
「これは驚いた。まさかあんなガキがここまで強くなるとはな。」
奴は笑いながらこちらを見ていた。
「この日を待っていた。お前に復讐するこの日を。」
<伝説物語(レジェンドストーリー)>
「クロス・アーサー。」
俺は攻撃力にたけているアーサーの力を取り入れた。そして一気に奴との距離を詰めてからブレードを振り下ろした。だが奴は体をひねって回避した。
「それが伝説物語か、英雄などの力を取り入れられるのは厄介だが使うものが実力不足なのもあるがそれほど脅威ではないな。」
そういうと奴は俺との距離を取り
「見せてやろう。私の力を。」
すると奴の周りに大量の魔法陣が展開されそこから大量の魔物が現れた。
「まじかよ伝説の魔物を召喚するとか。」
「驚いている場合かな?」
次の瞬間釜を持った魔物と刀を持った魔物が迫っていた。それらをブレードを使って防ごうとすると右から強い衝撃が来た。そして俺の体は宙に舞っていた。俺がいた場所を見ると猪型の魔物がいた。そして魔弾の数を確認しようとしたら上から人型の魔物がまるでラ○ダーキックみたいなのをしながら降りてきていたのでブレードで防ごうとしたが勢いが良かったので勢いよく地面に叩きつけられてしまった。その上ブレードを手放してしまった。落ちる時に見たけど魔物は50体はゆうに超えていた。
「おやおや大丈夫かい?このままでは死んでしまうよ。」
確かに奴の言い通りだ俺はもう伝説物語が解除されているその上、ブレードを手放している。でも、俺は負ける訳にはいかないそれに
「お前は忘れてないか?俺の能力は伝説物語だけじゃない。それに今の俺の武器はブレードだけじゃないんだぜ。」
そう言って俺は背負っている剣の柄に手を置いた。さしてその剣を抜刀した。俺の剣はリボルバー銃の弾をこめるような部分が3つついてある刃渡り1メートルほどある剣だ。
「ほう、それが君のもう1つの武器というものかな。」
「あんまり調子にのるなよ。これを使った俺は最強だぜ?それに俺はもう1つの能力も解放すっから絶対負けないぜ?」
そう言って俺は剣に魔弾を三発こめた。そして引き金を引くと剣にものすごい威力の力がつきその勢いにに乗って魔物たちに突っ込んだ。剣には炎と雷がまとわれていた。それを使って魔物を切ると空から雷が落ち、炎で燃えて灰となって消えた。
「まだまだぁー、もっと行くぞ!」
<伝説物語(レジェンドストーリー)>
「クロス・アーサー&マーリン」
2人の力を使い俺は魔物たちを片っ端から切っていった。
「なぜだ!伝説物語は1人しか力を取り入れられないはず。それがなぜ2人も取り入れている。」
「そりゃぁ、俺の能力を使ったからに決まってるだろ。さてさっさと片付けるか。」
俺のもう1つの能力<ジャッチメント(決める者>と言うものだ。これは与えたり、消したり出来るのだ。だから俺は、伝説物語に取り入れられる人数を2人だと言うことを与え伝説物語で2人の英雄の力を取り入れたのだ。
俺は魔物をだんだんと一掃していき10分ほどで全滅させた。途中から奴が魔物を追加してきたが魔力がなくなり追加しなくなったのですぐに一掃できた。
「さて、チェックメイトだ。大人しく投降しろ。」
「くそー!こんなところで諦めてたまるかー!」
そう言って奴は何かのボタンを押した。すると建物が揺れ始めた。するとインカムから蓮の声がしたので耳を傾けると
「拓人建物が上から崩れている。首謀者はいいから早く脱出しろ。」
「わかった。すぐに向かう。」
奴の方を見ると姿を消していた。逃げられたか。それから俺は建物を脱出した。そうして今回の任務は終了した。アメリカに戻ると輝夜はMI6の課外授業がまだあるのでイギリスに帰って行った。

二章 第7話 END
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できれば拓人の剣の名前を考えてコメントしてください。
名前が浮かばないので。

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