かてきょらいふ

りゅう

戦争の始まり














「すばるさん、すばるさん!いきますよ〜えい!」

いつきちゃんが急に僕に枕を投げつけてくる。そして枕は僕の顔面に当たった。イタイ…

「みゆぅもやる〜」

みゆぅちゃんがいつきちゃんの真似をして枕を僕の顔面に投げつける。いや、投げたと言うよりも叩きつけたといった方が正しそうだ。

現在、僕たちは咲の家の大広間に布団を敷き眠りにつこうとしていた。そんな中、いつきちゃんがお泊りの時は枕投げをするものだ。と母に聞きました。などと言い枕を投げつけてきたのだった。

「ほら、あんたたち遊んでないではやく寝るわよ」

咲がぱんぱんと手を叩きながら言う。そして咲の顔面にみゆぅちゃんの枕と言う脅威が迫った。パンと気持ちいい音を立てて咲にみゆぅちゃんの枕が直撃した。

「戦争じゃごらぁ」

咲の何かがプツンと切れた。咲は周りの枕を集めてみゆぅちゃんといつきちゃんに投げつける。咲の枕は見境なく僕、はなちゃん、友希さんに直撃する。

はなちゃんと友希さんも仕返しする気満々ですな…
こうして枕投げと呼ばれる戦争が始まった。














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