かてきょらいふ
きんぎょすくい
「すごーい、きんぎょたん、いっぱいいる〜」
みゆぅちゃんがきんぎょすくいの屋台の前の水槽を見ながら呟く。たくさんのきんぎょを見れてすごく嬉しそうだった。
「おじさん、5人分お願いします」
「おうすばるくんいらっしゃい。おっ、咲ちゃんもいるじゃねえか昔みたいにお小遣い全部使わないように気をつけてくれよ」
きんぎょすくいの屋台にいた魚屋のおじさんが笑いながら咲に言う。魚屋がきんぎょすくいの屋台担当ってなんかおかしいような…昔、お祭りが終わった次の日におじさんきんぎょください。って言って笑われたんだよな…
「これできんぎょをすくうんですか?」
「うん。そうだよ。手本を見せてあげるね」
僕はそう言いながら慎重にポイを水に浸けそっときんぎょをすくいあげる。
「おっ、さすがすばるくん上手だね」
「すばるさんすごいです」
「すばるにぃじょうず〜」
いつきちゃんとみゆぅちゃんが僕に尊敬の眼差しを向ける。
「はなさんも上手ですね」
僕の横で淡々ときんぎょをすくっていたはなちゃんにいつきちゃんが言う。あれはプロの目だ…
「くっ….」
はなちゃんの横ではあっさりとポイを破った咲がいた。
「咲さん下手くそですね」
いつきちゃんはそう言いながら余裕の笑みを浮かべて次々ときんぎょをすくう。
「みゆぅもきんぎょたんつかまえた〜」
みゆぅちゃんが嬉しそうにつかまえたきんぎょを見せてくる。
「おじさんもう一回」
「咲ちゃんそろそろやめた方がいいんじゃ…」
その後咲のお小遣いはなくなった…
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