かてきょらいふ

りゅう

一緒に














「いつきちゃん…寝れないってみゆぅちゃんも一緒だったんじゃ…」

「みゆぅちゃんが先に寝ちゃって…怖いんです…」

まじか、まあ、かわいいからいいんだけど…

「じゃあまたここで寝る?」

「はい!」

いつきちゃんはそう言いながら嬉しそうに僕の押入れを開いて布団を取り出す。

「すばるにぃ〜いつきおねえたんがきえちゃった〜」

みゆぅちゃんが泣きながら僕の部屋に入ってくる。

「みゆぅちゃん、いつきちゃんならここにいるから大丈夫だよ」

その後結局いつきちゃんとみゆぅちゃんは僕の部屋で寝ることになってしまった…のだが、更に問題が発生した。

「みゆぅ、すばるにぃとおなじふとんでねぅ」

そう言いながらみゆぅちゃんが僕のベッドに乗っかり僕の横で眠り始める。え、ちょ、これはまずい…さすがにまずい…

僕は慌ててベッドから離れようとしたがみゆぅちゃんが僕の腕をギュッと掴んでいたので逃げられない…

「私も…すばるさんの横がいいです…」

そう言いながらいつきちゃんが僕の横で寝そべる。をい!まじでやばいぞこの状況…しかも左右塞がれたから逃げ場がないし……

僕が2人を説得しようとした時にはすでに2人は眠っていた。あっ、詰んだ。

その後僕は一睡もできなかった。

「………このロリコン…」

翌朝、僕の部屋に入って来た咲はボソッと呟いて去って行った。変な誤解しないで!僕はロリコンじゃない!















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