かてきょらいふ
下手くそですね…
「じゃあさっそく始めようか」
ボーリング場のレーンの前でボーリングをする準備を終えた僕はいつきちゃんと咲に言う。ボールを投げる順番は咲、僕、いつきちゃんという感じだ。
「じゃあ、私からやるわよ」
咲が自信満々な感じでボールを掴みレーンの前に立つ。…….…というか咲さんスカート短いような気が……咲の現在の服装は高校の冬服…夏なのに暑くないかと思うのだが咲は日差しに弱く長い間日を浴びていると倒れてしまうらしい。そしてなぜ学校の制服なのかというと慌てていたため制服とパジャマ以外の服を持ってくるのを忘れていたかららしい昨日家に電話して服を送ってと家の人に頼んだみたいだが普通忘れるか?いや、絶対忘れないだろ…そして突っ込みたい点が1つ、日差しに弱いのになんでスカート短いんだよ!長くしろよ…と突っ込ませていただきたい。一応ニーソを履いているので直接日には当たらないが…大丈夫なのか?
僕がそうこう考えている間に咲はボールを放り投げた。てか、投げる時にスカートの中が見えそうなんですけど…
「ちっ…」
咲が勢いよく舌打ちをする。咲の投げたボールがガーターレーンに入りガーターになったからだ。2回目も同じくガーター…そして咲は舌打ちをしながら不機嫌そうに椅子に座った。
「………下手くそですね…」
いつきちゃんが小さな声で呟く。それを聞いた咲は空のペットボトルを握りつぶしていた。怖い……
咲に続いて僕がボールを投げる。1回目は7本、2回目は2本倒した。
「さすがすばるさん、お上手ですね」
僕がボールを投げ終わった後いつきちゃんが僕の元にやって来て言う。
「そこまで上手じゃないよ。これが普通だから」
「ちっ…」
咲がまた舌打ちをする。怖いからやめてください…
「じゃあ次は私の番ですね!」
いつきちゃんは子供用の小さなボールを手に嬉しそうにレーンの前に立つ。
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