新しい侯爵様 その２

父上「ディラン殿、
約束についてだが。」

ディラン「もちろん、キャンセルですが？敬意を、持てぬ者に、割く時間など有りません。アレックス殿下、王妃様、今度、この人についての愚痴お茶会を、しませんか？」

母上、アル
「良いです（わ）ね〜！」

父上「ダメぇー！クロアは、俺のお嫁さんなの〜！浮気しないで〜！
ウワァーン！（号泣）」

母上「全く、しょうがないわね。
参加は、しないで置きましょうね。」

アル「母上、こんなのに、遠慮しないで、良いんですよ？」

父上「こんなのって、言われたー！
うえぇーん（号泣）」

母上「これでも、愛してるからね。
ロイド、泣き止んで子供の前よ？
恥ずかしいわ。」

父上「エグ、ヒック、君は、俺を、捨てたりしない？」

母上「？それ、どういう事？」

父上「だって、操ってきた奴が、
このままだと、奥さんに、捨てられて殺されちゃいますよって言ってたの。」

母上「アル、操ってた奴は、殺したの？」

アル「はい、母上、牢に閉じ込めております。」

母上「ふふっ、久々に怒っちゃったわ。私が、ロイドを、捨てて殺す？有りえないわ！捨てずに、愛し尽くすのは有りえても、捨てるなんて死んでも、する者ですか！！」

父上「くろあ、ありがと〜！」
（ちなみに、父上は、可愛いです。
癒し系のおじ様です。）

母上「ロイド、お仕置きは、無しになるからね？ディラン、約束は守ってあげてね？」（ニッコリ+殺気+威圧付き）

ディラン「はっ、はい。王妃様。
では、約束である。蜂蜜酒を、男友達として飲む会は、約束通りに、開催しますね。」

父上「やったー！友達！増えるぞー！」ポスンッ。スー、スー。

母上「ロイド？あら、寝ちゃったわ。可愛いわー！アル？この後の公務は、頼んだわよ？」

アル「畏まりました。」
シュバ！「書類は、すべて終わりました。」

母上「よろしい。自室で自由に、してなさいな。」

ディラン「あの、私は？
戻ってもよろしいですか？」

母上「なに、言ってるの？
ロイドを、泣かせたのだから。
説教するに、決まっています。」

3時間後

ディラン「大変申し訳ございませんでした。国王陛下。」

父上「うん、いいよ！
俺たち、友達！許すもん！
エヘヘ！」

ドキッ！

ディラン「なんだ？この気持ちは？」

こっそりと、
母上「ディラン、同性婚も、許可されてますわよ。」

ディラン（真っ赤になりつつ）
「なっ、何をおっしゃるのですか？！王妃様！そんにゃことないですからね！でも、同性婚は良いのか。」

アル「いつ、式あげますか？
早めに、お願いしますね？」

ディラン「にゃにを、言ってるんですかね！？アレックス殿下？！」

アル「え、授与式の日程なんですが、どうかしたんですか？」

ディラン「にゃんでも、にゃいです！（因みに、ディランは、猫獣人です。）それでは、五日後で、お願いします。」