【DEEP・BLOOD】

六道 屍

第30話

何だかじみぃ~に読んで下さる様です

嬉しい(ノ*>∀<)ノ

後書に続く


         罪



 さて、藤宮先輩を助けに行こう。可及的速やかに、迅速に、確実に…。

 妹を連れて部屋を出ようとすると、

 「待ってくれ!!」

 呼び止められた。咄嗟にはんごrゲフンゲフン、はんげkウォッホン、振り返った。

 男女が居た。忘れていた訳では無い…と思う。(ぶっちゃけ存在を忘れてた)

 男が詰め寄って胸倉を掴もうとした。が、反射的に払い除けて鳩尾に拳を叩き込む。

 「いきなり何だ? 胸倉を掴む挨拶なんぞ知らんぞ?」

 物凄く不機嫌に見下ろす。

 男は咳込みながらも睨んでくる。

 「何で殺した!! 殺す必要なんて無かっただろ!! こんな状況なんだぞ!! 皆で助け合わなきゃならない!! それに
抵抗する気も無くなってた!! 必要以上に痛め付ける事も、それ以上に殺す必要も無かった筈だ!!」

 何か吠えているんだが…。

 物凄ぉ~く冷めた目で男の言い分を聞いてやる。

「何でそんなに平然としているんだ!
 人を………、人間を殺したんだぞ!! 仲間だろ!! 何とも思わないのか!!」

 おぉう。

 あんな状況に陥っていたにも関わらず、何とも……。

 反応を返さない事が癪に障ったのか、立ち上がり再び詰め寄ってくる。

 「聞いているのか!! 答えろ!! 何で殺した!! 何とも思わないのか!! 答えろ!!」

 何やらこの状況で、さっきの有様で、人殺しを許容出来ず激おこの様だ。

 仕方ない。五月蝿いから、答えてやるか。

 取り敢えず喚く阿呆に再び拳をプレゼントして黙らせる。

 「何をそんなに喚く必要がある。たかだか人ひとり殺しただけだろ? それも、おそらくお前の妹や俺の妹をレイプしようとしたゴミ屑だ。殺して何が悪い?」

 熱を感じさせない目で蹲る男を見る。

 「こんな状況だからだよ。自分の仲間を選定する必要がある。敵なら容赦は要らない。慈悲も躊躇も要らない。殺らなきゃ殺られるんだからな。」

 男が狂人を見るような目で見てくる。

 「法と秩序が崩れた今、欲を優先する阿呆は腐るほど居る。そんな輩を一々説得するのか? 話が通じないのに? 獣に言葉や道理が通じるかよ。」

 笑えるな、と文字通り鼻で笑う。

 男は、人間は獣じゃ無いとか、殺人を許容する理由にはならないとか、吠えているが、

 「そもそもな? 明確な境界が無いんだよ、大抵の人間は。
 明確な善悪の判断も、意思決定も、行動原理も、全部流されて何となく決めた事だ。」

 だから何だと言うんだ! と男は睨んで来る。

 「分からないか? 人間ってのは、生まれた瞬間から数多の命を必要以上に浪費して生きてんだよ。その事から目を逸して 

 “人殺しは悪だ”

  何て綺麗事を当たり前にほざく。家畜は良くて人は駄目なのか? 何故? 同じ命だろう? そこに善悪は無い。なのに人間だけは、なんて道理が通る筈無いだろう?」

 男は、訳が分からないと言うように何事かを叫ぶ。大方、「人は家畜と違う!」 とかその辺りだろう。

 「人だって立派な家畜だろう? 法と権力の檻で飼われる家畜だよ。

 それよりな? お前は考えたこと無いよな?

 “何故家畜は殺して良いのか、何故人間を殺してはならないのか” 

なんて考えた事無いよな?」

 だから何だ! と叫ぶ男にため息が出る。いい加減、黄泉の国逝きの片道切符をくれてやろうかな?

 「考え無い、作られた価値観で生きてる時点で流されてるんだよ。家畜は殺されて当然か? 人間だけは生かされて当然か? 有り得ない。殺すなら、殺される覚悟を持つべきだな。殺すのは何も人間だけの特権じゃ無い。」

 何だか良く分からい表情の男を見て笑いそうなんだが。笑笑

 正直、コイツは何を考えて生きてんだろうか? 何も出来なかった癖に、妙な正義感を振りかざし綺麗事を吐く。殺意しか沸かないのだが…。

 「自分で判断しないからそうなる。線引きをしない、何が必要か、何が不要か、何が善で何が悪か、考えた事ないだろう。」

 「俺はな…。 命を奪う行為そのものが悪だと考える。」

 時間無いんだがな……。放置しようかな?





でもでも、なしてコメントがないのだろ?
つまらんとかオモロイとかないのだす?
ナンデエェェェェエ(΄✹ਊ✹‵)

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