【DEEP・BLOOD】

六道 屍

第16話

₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾('ω' )三( 'ω')o(^-^o)(o^-^)o₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾₍₍ (ง ˘ω˘ )ว ⁾⁾




         再来



 取り敢えず、警戒を最低限にする。同時に意識も通常の状態に完全に戻る。そして、

 「申し訳ありませんでした。」

 隊長さんに振り返り頭を下げる。流石に許されないだろうが、取り敢えず謝るのが道理だろう。問答無用で殺そうとしたのだから。

 「良いって事よ。お互い様だろ? 俺だって同じだ。頭上げてくれ。今の状況じゃ仕方ない。」

 少し掠れた快活な声だ。

 「な? 頭上げてくれ。お互い無事だった。誤解も解けた。それで良いだろ?」

 以外と懐の深い人みたいだ。こんな状況だからこそ人の本性が出やすい。そして冷静じゃ無い。だが、この人はそうじゃ無いらしい。落ち着いているし、襲われた事に対しても普通だと言って退けた。本心からそう思っている様でもある。

 「分かった。だが、問答無用で襲い掛かったのは事実だ。謝罪はさせて欲しい。申し訳無い。」

 「おぅ。まぁ、俺でも同じ事するだろうからな。あんま気にすんな。正しい選択だ。」

 僅かも揺らがない。これでも観察には自信がある。敢えて素の口調で話したのだが、それでも揺らがない。普通ならば僅かなりとも反応がある筈だ。どれだけ取り繕っても必ず反応は表面に出て来る。それが本心という物で、感情という物だ。つまり、この言葉も、態度もほぼ本心からのものとなる。

 「感謝する。」

 しっかりと頭を下げた。それが礼儀だ。

 「リュウドウだ、よろしくな。中々なもんだったぜ?」

 笑って握手求めてくる。

 「宜しく頼む。そちらこそ、てっきり人外なのかと思った程だ。」

 しっかり応じさせて貰った。ひでぇな、と眼を眇められた。笑みは変わらない。握る手の強さ、言葉遣い、態度、雰囲気、全てが変わらない。信用出来そうだ。

 「言葉遣い等はこのままでいいか? 正せと言うならそうするが。」

 もうひと押ししてみる。

 「こんな状況だ。言葉遣い程度に気ぃ配ってる余裕なんかねぇよ。固っ苦しいのは面倒だ。寧ろ普通に接してくれ。気が滅入る。」

 心底嫌そうだ。完全に本心だ。

 「ならばそうさせて貰う。此方もその方が楽だ。」

 妹も問題ないようだ。

 「取り敢えず移動しませんか? 何時までも此処で話して居るのは危険でしょう。」

 確かにその通りだ。

 「私達が前を、そちらが後ろで宜しいですか?」

 驚いた。普通そこまでしない。

 「良いのか、素人で初対面だか?」

 俺なら無理だ。適当な理由をつけて後ろを持つ。

 「素人? まぁ、問題ありません。後ろをお願いします。一応私も警戒はします。必要無いと思いますが…。」

 任されてしまった。

 「了解した。武道館を調べたいのでそちらに行って欲しい。」

 「場所が分からないのですが、案内出来ますか?」

 移動を開始する。

 「問題無い。一応此処の学生だった。所でそちらは体育館側から来た様だが、人は見掛けたか?」

 「西側からここまで来ましたが、お二人以外見ていません。そちらは?」

 「取り敢えず、彼処に見える建物に行く。それと此方も二人以外は謎現象以外見ていない。」

 移動しながら最低限の情報を共有し、直ぐに武道館に着いた。当然の如く誰も居ない。





パーティーメンバーが増えた!!


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