【DEEP・BLOOD】

六道 屍

第7話

 初コメ頂きました
  ありがと~m(_ _)m




         物色



 今現在、俺達は1階の台所にいた。というのも現場の確認の為である。

 「見事にコチンコチンに凍ってんな。」

 何だか別の世界みたいだ。一面が氷で出来た世界とか怖すぎるが…。

 「いや~。なんかゴメンね? ついうっかりとゆーか咄嗟にとゆーか…。」

 妹が申し訳無さそうに言ってくる。

 「気にするな。それよりコレか?」

 勝手口の所に転がる氷漬けのヤツだ。

 「うん。多分ソレだと思う。ほとんど無意識に上に逃げたからあんまり憶えて無いんだよね…。」

 それは仕方がない。というか良く見ると誰かに似てる気がすんな。顔をよく見て見る。

 「なぁ、コレさぁ、よく見てみると母親じゃね? 何か顔の輪郭とかそれっぽいんだけど。」

 割と良く似てんだよな。ま、どうでもいいけど。取り敢えずザマァと笑いながら蹴飛ばした。あっやべっ、首とれた。

 「とりま、これほっといてさ、食糧どうする。全部氷漬けになってね?」

 そこが不安だ。最悪そこらで調達しなければならない。ちょっと面倒だ。

 「探してみたけど幾らか無事だったよ。冷蔵庫の中身見てみて?」

 中を見る。缶詰め各種(数多め)、調味料各種(小分けにしてある)、肉、野菜、作り置きの料理、味噌、魚の切り身もあった。凍ってるが…。

 次に冷凍庫。肉、作り置き料理、冷食各種、グラス、後細々こまごました物。全部氷漬けだが…。

 そこらの棚。乾燥パスタ(業務用)、固形調味料(コンソメやカレールー等)、うどん・蕎麦、カップ麺各種(沢山)、○○の素系各種(凄い沢山)、お菓子、調味料(ボトル)、即席珈琲等(ネソカフェ・紅茶等)、その他氷漬け各種。

 「結構あるな。どうする? 持ってくもん言ってくれ。仕舞うから。」

 「分かった。けど、何処に仕舞うの? 入れるのないよ?」

 そういえば、まだ説明してなかったな。いいか、実際に見せれば早い。

 「まぁ、見れば分かるから、取り敢えず持ってくの寄越して。」

 「分かった。じゃあ、うーんと、缶詰め!! はい、仕舞って?」

 私、気になります!! って感じのが顔にでてる。まぁ、見せるか。

 《収納》

 そう言って、手を翳す。すると、薄っすらと消える様に缶詰めが無くなる。

 「え? 何それ? 面白い!! お兄どうやったの? もっかい見せて!!」

 妹が腕に抱き着いてぴょんぴょん跳ねながら言う。

 「分かった分かった。取り敢えず持ってくの全部纏めろ。一片にやった方が楽なんだ。纏めたらまた見せるから。」

 そう言うやいなや、即座に腕から離れ、調理器具と食糧をウンウン唸りながらも超スピードで綺麗に纏め上げた。女のこういうとこスゴイよな。

 「後で説明するけど、万能じゃないからな? まぁ、便利なのは確かだが…。」

 前置きしてから再び《収納》したら、妹のテンションが天元突破した。ちょっと五月蝿い。










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