【DEEP・BLOOD】

六道 屍

第5話

 バラバラの構想を話として繋げるのって難しいです。
ちなみに、今回はサービスシーンになりますかね?




         再会



 「見ないで!!」

 俺は妹の方を向き、そして、固まった。

 「見ないでって言ったのに……。」

 妹が消え入りそうな震える声で言う。

 妹はあられもない姿だった。

 ほとんど全裸に近く、脱げかけた上着やショーツが申し訳程度に肩や足に引っかかっており、ブラジャーはベッドに転がっていた。

 白磁のような肌や隠す物が無い状態の胸の膨らみ、スラリとした脚、更には下腹部の女性特有の部分までが全て見えていた。

 どうやら“ひとり遊び”に興じていたらしかった。

 「…ぁ………み、見ないでって……言ったのに………。」 

 妹が小さくなって胸と下の部分を手で隠す。

 しかし、上半身は腕を通しただけで肩まではだけている状態で、畳んだ膝と左腕でかろうじて胸が隠れている。下半身は、膝がくっついたM字開脚で服の袖とそこから僅かに延びる白く細い指が見えている。

 薄っすらと朱が差した肌が艶めかしく、あられもない姿に理性の大部分があっさりと吹き飛ぶ。

 「……お、おにぃ………うしろ………むいて……。」

 妹が、目に涙を浮かべ、小さくか細い声で訴える。

 そんな弱々しい姿に理性が削れナニカが衝動的に込み上げてくるが、何とか無理矢理捩じ伏せる。

 「あ、あぁ、すまない。直ぐに後ろを向く。」

 そう言って後ろを向く。ついでに、目に焼き付いた先程の光景をかき消すべく無心で窓の復元・・を行う。

 背後で微かに衣擦れの音が聞こえ、集中が乱れ捻じ伏せたナニカが再燃しそうになる。

 無理矢理復元を終わらせ、一度頭を空にした。イメージは全てを闇に閉ざす感じだ。

 そうして暫くして

 「もう、こっちは向いていいよ。お兄。」

 妹の声が聞こえ、振り向く。しっかり服を着ていて安心した。

 流石にさっきの光景は目に毒過ぎる。

 「悪かった。ちゃんと連絡すれば良かったな。何かあったのかと焦って連絡し忘れた。」

 そう言いながら妹の隣に座り、謝っておく。

 「いいよ。お兄だし。恥ずかしかったけど、お兄なら全然いいよ…。」

 顔を逸し俯きながら言う。まだ首筋が薄っすらと赤くなったままだった。

 「お兄さえ良ければあのままでも良かったし、それこそお兄が望めばその先だって…………。」

 俯いたままブツブツと呟き、何だかトリップしているようだが聞きたいことがある為、頭を小突き現実に戻す。

 「子供だって……あたっ……ふぇ?」

 キョトンとした顔でこちらを見て首を傾げる。

 とても可愛いのだが、今は無視する。色々聞いておきたい事があるのだ。

 「悪いが、色々聞きたい事がある。」

 そう話を切り出した。






寂しい時、本能的に光や温もりを求めるそうです


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