【DEEP・BLOOD】
第2話
皆様、どうやって書いてるんですかね?
PCと携帯アプリだと仕様が違うんですかね?
覚悟
「は?」
何が起きた?
分からない。分かる訳が無い。何故なら先程まで目の前に居たソレが消えたのだから。
そう、まるで
『初めからそこに居なかったかのように』
何が起きた? 訳が分からない。
その言葉ばかりが頭の中を占めている。諦めたのだ。諦めた筈なのだ。なのに、何故生きている?
冷たい床に転がったまま、ひたすら同じ言葉を繰り返す。何が起きた? 何故生きている?
どれだけそうしていただろう。少なくとも、冷たかった床が人肌と変わらない温度になるくらいには時間がたったのだろう。
ふと、小さな音を捉え意識が戻ってくる。
僅かに聞こえる程度の小さな音だったが、気のせいでは無いようだ。小さく、ゆっくりと、断続的にこちらへ近付いて来ているようだ。
床に転がったまま顔だけを音のする方へ向ける。
ゆっくりと音が近付いてそして自分の視界が音の主を捉える。
ヤツだった。
「最悪だな。」
憑いてない。とことん憑いてない。泣きそうだ。
何でこんなにも次々と……。
「あぁ、最悪だ。」
ため息を吐きつつ立ち上がる。ついでに服も叩いて払っておく。
「あぁ、やだやだ。」
立ってみて分かったが、ヤツは3体いた。音の主はヤツらだったらしい。本当、嫌になる。
「何でこう、神様は俺の人生の難易度を厳しくすんのかね? 難易度がベリーハード超えてルナティックなんだけど。」
まだ、何も分かっていない。頭の中は闇鍋よろしくごちゃごちゃのままだ。整理のしようなんて無い。そんな状態でコレだ。
「神様の気遣いが優し過ぎて、涙が出てきそうだ。」
文句しか出てこない。神様、ちょっと面貸してくんないかな?
「………どうすんだよ、コレ。」
このままだと、バッチリアウト。人生がゲームオーバーまっしぐらの片道切符だ。
「取り敢えず、覚悟かね?」
まだ、頭は整理出来ていない。が、取り敢えず諸々置いておく。さっきからボヤいているが、本当はそんな時間も無い。今やるべき事は現状の確認だ。
辺りを見渡してみる。
が、見事に何も無い。そう、『何も無い』のだ。
「これなら動き易くていい。」
そう言って、部屋の奥へ移動する。そして目を閉じてゆっくりと深呼吸をする。
何も考えず、深呼吸を繰り返す。最後に大きく息を吸い目を開く。覚悟は決まった。
「仕方無い、やりますか。」
やるしか無い。それでいい。それだけで十分だ。後は、俺の覚悟と運次第だ。運に自信は無い。暗い思考がチラつく。だから、それをかき消すよう言ってやる。
「お客様、御出口はお越しなった後ろ手に御座いますよ?」
そう口にして、翔ける。
PCと携帯アプリだと仕様が違うんですかね?
覚悟
「は?」
何が起きた?
分からない。分かる訳が無い。何故なら先程まで目の前に居たソレが消えたのだから。
そう、まるで
『初めからそこに居なかったかのように』
何が起きた? 訳が分からない。
その言葉ばかりが頭の中を占めている。諦めたのだ。諦めた筈なのだ。なのに、何故生きている?
冷たい床に転がったまま、ひたすら同じ言葉を繰り返す。何が起きた? 何故生きている?
どれだけそうしていただろう。少なくとも、冷たかった床が人肌と変わらない温度になるくらいには時間がたったのだろう。
ふと、小さな音を捉え意識が戻ってくる。
僅かに聞こえる程度の小さな音だったが、気のせいでは無いようだ。小さく、ゆっくりと、断続的にこちらへ近付いて来ているようだ。
床に転がったまま顔だけを音のする方へ向ける。
ゆっくりと音が近付いてそして自分の視界が音の主を捉える。
ヤツだった。
「最悪だな。」
憑いてない。とことん憑いてない。泣きそうだ。
何でこんなにも次々と……。
「あぁ、最悪だ。」
ため息を吐きつつ立ち上がる。ついでに服も叩いて払っておく。
「あぁ、やだやだ。」
立ってみて分かったが、ヤツは3体いた。音の主はヤツらだったらしい。本当、嫌になる。
「何でこう、神様は俺の人生の難易度を厳しくすんのかね? 難易度がベリーハード超えてルナティックなんだけど。」
まだ、何も分かっていない。頭の中は闇鍋よろしくごちゃごちゃのままだ。整理のしようなんて無い。そんな状態でコレだ。
「神様の気遣いが優し過ぎて、涙が出てきそうだ。」
文句しか出てこない。神様、ちょっと面貸してくんないかな?
「………どうすんだよ、コレ。」
このままだと、バッチリアウト。人生がゲームオーバーまっしぐらの片道切符だ。
「取り敢えず、覚悟かね?」
まだ、頭は整理出来ていない。が、取り敢えず諸々置いておく。さっきからボヤいているが、本当はそんな時間も無い。今やるべき事は現状の確認だ。
辺りを見渡してみる。
が、見事に何も無い。そう、『何も無い』のだ。
「これなら動き易くていい。」
そう言って、部屋の奥へ移動する。そして目を閉じてゆっくりと深呼吸をする。
何も考えず、深呼吸を繰り返す。最後に大きく息を吸い目を開く。覚悟は決まった。
「仕方無い、やりますか。」
やるしか無い。それでいい。それだけで十分だ。後は、俺の覚悟と運次第だ。運に自信は無い。暗い思考がチラつく。だから、それをかき消すよう言ってやる。
「お客様、御出口はお越しなった後ろ手に御座いますよ?」
そう口にして、翔ける。
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コメント
クロロホロロ
私の携帯のバグかもしれないが2話の一番最初のルビがうまく言って無いです。あと、誤字脱字があり『とことんツイ(つい)てない』が『とことん憑いてない』になっていました。言葉の選び方が良くて読みやすいと感じました。これからも頑張ってください。