異世界に転生したら人化できるカマキリでした!?

しそ昆布

17


「斬…」

ファントムは小声でそう呟きました。
聞こえていたのはファントムのすぐ横にいるシノくらいでしょう。
すると地竜の方に飛んでいき、地竜の前足を斬り落としました。
その光景を見て、ファントム以外の人たちは

「「「「え?!」」」」

と困惑しましたが、いち早く戻ってきたシノが

「今よ!地竜が困惑してるわ!今のうちにダメージを与えられるだけ与えなさい!」

「「は、はい!」」

ハースたちはそう言い、自分たちの武器を持って地竜に向かっていきました。
そして各々武器を振りかぶり地竜たちを攻撃していきました。
しかし、地竜もただやられるだけでなく尻尾を振りかぶったり、足を思いっきり叩きつけたりして抵抗していきました。
地竜は体長12メートルくらいなので動くだけでも足場が安定しなくなったりし、ハースたちの動きを悪くしました。
しかし、地竜もファントムのせいで前足が1つ無くなっており、地竜も不安定な状態でした。
その光景を見ていたシノは、

「なにこれ…こんなのが竜退治なの?
楽できるからいいけどもすごい泥沼の争いだわ。
ねえ、ファンちゃんあれやったのあなたよね?」

「ん…倒すって言った…だから頑張るの…」

「うん、そうね。あなたのおかげで楽になったわ。ありがとう!あとでご褒美あげるわね!」

ご褒美と聞いて、ファントムはすごい喜びました。

「ん!もっと…する…。」

そう言いファントムは手をかざして地竜にまた、[斬]をうとうとしましたが、シノが

「あ、ファンちゃん、まだしなくていいわ。
今やったらあの人たちを巻き込んじゃうでしょ?だからあとでしてちょうだい?あの人たちが負けそうになったら撤退してくるはずだから、そこをよろしく頼める?」

シノはそういい、ファントムの頭に手を置きました。そして撫でました。
シノの中ではハースたちよりも、ファントムの方が強いのでは?というか疑問が湧いていました。
撫でられたファントムというと…

(撫でられてる!シノさんに!撫でられてる!
やったー!)

そしてテンションが上がったファントムはシノに

「僕…シノ…呼ぶ…いい…?」

と、聞きました。シノの答えは

「え?ええ、いいわよ。好きに呼びなさい。」

そう言い、撫でながらファントムに言いました。

地竜とハースたちが戦っている中、すごいマイペースな二人でした。








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