異世界に転生したら人化できるカマキリでした!?

しそ昆布

14


シノ視点です


Bランクの人たちとともに、地竜を討伐するために森に入り探している途中で
Bランクのパーティーの片方である、【端の者たち】のリーダーであるハースが、

「シノさん、今日は俺たちが地竜を倒すときに無理そうなら助けてくれるんですよね?」

「ええ、そうです。ただし、今回だけですよ?ピンチの時に助けるのは。私を常に頼りにされても困るので。」

するともう片方のパーティーの【毛を無くさない同盟】
のリーダーであるカールが、

「そんなことはわかってます。しかし滅多にないですよね。現役Aランクの冒険者に見てもらえるなんてことは。気合い入れて頑張るぞ!お前ら!」

「「「おう!」」」

「「「はい!」」」

「暑苦しいわね…」



ちなみに、2つのパーティーには女性がいないためさらに暑苦しくなっている。



そう言い、シノは辺りを探索しているとでかい図体のオークを見かけ、その手には何かをつかんでいるではありませんか。

「あなたたち!早く来なさい!」

そう言い、シノは他の人たちを置いて先にオークの元に行きました。すると…オークはすでに死んでいましたが、可愛らしい女の子をつかんでいました。
しかもその女の子は衣服を血で汚しており、全身を血で汚していました。

「あなた!大丈夫!?」





ここからファントム視点です。




(んー?誰だろ?このすごく美しい人は?なんか心配されてる??)

「大丈夫??怖かったでしょう?オークに掴まれて、誰かが倒してくれなかったら…あなた苗床になってたわよ?あ、苗床って意味わかるかしら…?」

(んー?誰かも何も倒したのは僕なんだけどなぁ?
あ、そか今の僕の姿見ても女の子がオークに襲われてるようにしか見えないか。ここは大丈夫って教えてあげないとな。後この人は結構タイプだから仲良くなりたいな。)

そう思い、ファントムは口を開こうとします。
が…

「…ん…大丈夫です…。」
(あれ?)

そうです、この時までファントムは忘れていました。この世界に来てから今まで話したことなどなかったことを、そのため、とてもテンパってしまったのです。シノがタイプの女性だったのもあると思いますが。
しかし、ファントムはポジティブなので、

(まぁいっか、無口キャラで。
いつもは無口なのに懐いたら話し始める子って萌えるしな!)

「そう…大丈夫なのね…襲われてない…?」

「ん…」
(この人本当に美しいなぁ…)

シノは心配してくれているのに、ファントムは見惚れていました。

「そう…ならよかったわ」

だだだだ

「どうしたんですか?シノさんいきなり走り始めて。」

「何かあったんですか!?あれ?シノさんその女の子は?」

「オークに襲われているところを、誰かに助けられた見たい。見たところ怪我してるところはないから一安心ね。」

「そうですか。
大丈夫…?僕達が来たからには安心だからね。」

ハースにそう言われたファントムは、シノに抱きつきて隠れてしまいました。あたかも怯えてる少女のように。しかし真実は…

(近づかないでよ!せっかくシノさんと二人っきりだったのに!)

と言う、子供のわがままのように勝手に警戒していただけでした。
しかし、その行動にシノは勘違いをして、

「おい、不用意にこの子に近づくな。きっと襲われそうになったから男が怖いのだろう。とりあえずこの依頼中は私が預かるから近づくなよ?」

「え?依頼続行するんですか?この女の子を連れて?」

「もちろんだ。別に私一人だけでも地竜くらいなら倒せるからな。すごく無茶をする必要があるがな…」

「シノさんが言うならいいですけど…その子に許可はとったんですか?」

「忘れてたな…ちょっと待ってくれ。
なあ、私たちについて来てくれるか?少し危険かもしれないが。それでもいいか?」

「ん…いい…。」
(ついていけるならなんでもいいさ!このままこの人にずっとついていきたいなぁ…」

「ありがとな、じゃぁ行くか。自分で歩けるか?」

「ん…歩ける…」
(よしよし、これでさりげなく手をつなげたら完璧だな。)

「よし、それじゃあいくか。
あ。ちょっと待ってくれオークの手を切るから。
少し血が出るが我慢してくれ。」

「ん…」
(そういえばずっと握られてたんだなぁ。忘れてた。)

そう言い、シノはファントムの腕とオークの手を離した。

「じゃあ、今度こそいくわよ。あなたたちちゃんと倒しなさいよ。」

「異世界に転生したら人化できるカマキリでした!?」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く