突然不死身という最強の能力に目覚めちゃいました
学園トーナメント2日目2
7メートルほどの巨大な石像、鋭く尖った爪、背中から伸びる巨大な翼そしてトカゲのような頭に尻尾、ゴーレムというよりは別のものをイメージしてしまう。
そしてその石像の後ろには石でできた一枚の扉がある宝とやらはどうやらあの中みたいだ。
玲はゆっくりと扉に近づいてみる。扉まであと10メートルというところでいきなり視界が暗くなる。
「ヤッベ!」
玲は身の危険を感じ横へと飛んだ。
ズドーン!!!
大きく地面が揺れる玲が居た場所に巨大な石の拳が振り落とされた。ゴーレムが動き出したのだ。
ゴーレムは拳を上げ続けて玲に向かい振り下ろしてきた。それもはや拳というより隕石だ。叩きつけられ石の床はクレーターの様にへっこんでいる。
しかしそれは威力が高いだけだ。
「威力は高いが避けられない速さじゃないな」
再び拳が玲を襲う、玲はそれを避けるとその腕の上を走り一気にゴーレムとの間合いを詰めた。そして頭へ向かい飛び上がり思いっきり拳を叩きつけた。
攻撃を終え「スタッ」と華麗に着地した玲の頭上に再び黒い影が迫る。
ゴーレムからの反撃だ、だが玲もそこまで気を抜いてはいないその攻撃も咄嗟に後ろに下がりかわした。
「嘘だろ!全然効いてねぇし、コレは勝てるかわかんねぇな」
久々の強敵に玲は思わず笑みを浮かべた。
*     *     *     *
ゴーンッ!!・・・ゴーンッ!!・・・ゴーン!!・・・ゴーンッ!!
しばらく前から建物が揺れ何か低い音が鳴り響いている。
建物内の多くの生徒達はこの気味の悪い振動に何か分からない恐怖と苛立ちを覚えた。
そして一部の生徒は揺れの震源を捜し歩き始めた。
その生徒の中には昨日玲が闘った赤城の姿もある。赤城は3人の生徒と共に玲のいる場所へと進んでいる。
「いや〜今年も始まったね対ゴーレム戦今年はどれだけ耐えると思う?」
「そんなの分かんねぇだろまだ誰が闘ってんのかも分かってねぇんだからよ」
「でもまぁだいたい10分保てばいい方だな、去年の奴なんか俺らが到着した時にはもうやられてたしなw」
その余裕のある態度から彼ら全員が強者であることがよく分かる。彼らの通り道に居る生徒達は鉢合わせる前に何処かへ避難して居る有様だ、彼らもまたそんな奴らには全く興味を持たず無視して歩いていく。
*     *     *     *
「おいおいどうした、そんなもんかよ!!」
完全にスイッチが入ってしまった玲が倒れたゴーレムに向かい叫んで居る。
ガガガガガガガガガガガガ!!!!
倒れたままゴーレムは奇声なのか変な音を出し腕を振り玲を攻撃する。しかし玲はそれを避けようとはしない両腕を使いその攻撃を受け止めた。
「立てねぇんなら手伝ってやるよ!!」
玲はゴーレムの目の前まで移動し頭を思いっきり蹴り上げた。
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!
ゴーレムの奇声と共にその巨体が持ち上がるそして背後の壁に思いっきり打ち付けられた。その衝撃にゴーレムは再び倒れそうになるが両手を突き出しなんとか持ちこたえた。
「おいおい、せっかく立たせてやったのに何また膝着いてんだよ」
玲がもう一撃入れようと跳ぼうとした時ある異変に気付いた、ゴーレムの身体に赤く光る線が浮き上がってくるのだ。
ゴーレムが徐ろに口を開く中が赤く光っている。
そして次の瞬間ゴーレムの口からビームが放たれた。それが通った後は石でできた床がドロドロに溶けていた。
「あっぶねー!!あんなん当たったら即死じゃん」
危機一髪それを交わした。そして思わず出てしまった額の冷や汗を腕で拭った。
だが1発交わしたところで油断は出来ない再びゴーレムの喉の辺りが赤く光り出した、玲はゴーレムの足元へと走り出した。
これだけの威力のビームを足元に打つなどただの自殺行為だいくらゴーレムでも自身に被害のある攻撃などしないはずだ。
懐に入った玲にゴーレムはもはや何も出来ないはずだった。
しかしゴーレムは何の躊躇もなく口を開き玲に向かいビームを放って来た。
「嘘だろ自分への被害なんて御構い無しかよ」
咄嗟にゴーレムの足に隠れ身を守る。ゴーレムの足は表面が溶け溶岩の様になってしまった。
片足を負傷したことによりゴーレムは体制を崩した。玲はその一瞬を逃さないゴーレムの胸めがけ渾身の力を込め強烈な一撃を放った。踏ん張った床は砕け直撃したゴーレムには胸元からスーッとヒビが全身に広がっていく。
「マジかよ、あのゴーレムが崩れて・・・・」
その時丁度到着した赤城達は無敵と思われていたゴーレムが崩れていくすがたに驚愕する。そして玲に対して恐怖を覚えた。
そしてそれは一つの結論へと至った「ゴーレムとの戦いで弱っている内に倒す」と。
「おい!行くぞアイツ等さしでやったら勝てね弱ってる今の内に潰すぞ!」
「「ああ!」」
赤城を除く3人が同時に玲へと飛びかかる、1人は皮膚を鋼に変えもう1人は体が黒く、そして最後の1人は体に電気を纏う。
「やめろお前らアイツはそんな甘い奴じゃねえ!!」
一度玲と戦ったことのある赤城は辞めさせようと叫ぶがその声は3人には届かない。
3人の攻撃が当たる寸前、後ろを向いたままにもかかわらず玲はその攻撃を交わし鋼の男の腕を掴み残りの2人に向かい投げつけた。3人は勢いよく吹き飛び壁に叩きつけらる。そして感電に黒い男の能力だろう皮膚が破壊され自分たちの能力によってダウンした。
「マジかよあの3人をたった一撃で・・・フッフフフフフフッこりゃあ住む世界が違うぜw」
圧倒的な力の前に赤城はもはや笑うことしか出来ない、来た道を1人赤城は走って逃げていった。
「これで全員いなくなったな」
一方玲は周りの人がいなくなったことを確認し体を休めようと砕けたゴーレムの破片に寄りかかった。
「ギギギャャャャャーーー!!!!」
強烈な咆哮が玲を襲うあまりの大きさに耳を塞ぐそして咆哮の聞こえた方に恐る恐る目をやると砕けたゴーレムの中から黒いドラゴンが姿を現していた。
ドラゴンは玲に向かい手を振り下ろす。その速度はさっきまでとは比較にならない。急な攻撃に体制の悪かった玲はそれを避けられない、両腕でガードするがその威力もまたさっきまでとは段違いだ大きく後ろに吹き飛ばされてしまった。
「ギギャャャャャャャャャャャャャ!!」
玲を引き飛ばし再びドラゴンは咆哮をあげた。
「おいおい、まだ勝った気になんのは速えんじゃねぇか」
玲は立ち上がるとドラゴンに向かい走り出す。
確かに攻撃力も機動力も上がったが鎧が剥げた今アイツの防御力はかなり下がったはずだ、今ならさっきと同じ威力の一撃当てれば勝てる
しかしドラゴンも玲をそうやすやすと近付けさせない、口から炎を吐き玲との間に炎の壁を作った。
それにより通路だけでなく視界まで塞がれる。
更に炎の向こうから炎弾が玲を襲った。塞がれた視界から突如現れる炎弾流石に避けきれない。炎弾が玲に直撃するその時突如炎は起動を変え玲の横にそれた。
「こんな雑魚相手に負けてんじゃねぇよ」
声のする方に振り向くとそこには日野の姿があった。それだけじゃないそこには玲とゴーレムの戦いを見に集まった生徒達の姿があった。
そしてその石像の後ろには石でできた一枚の扉がある宝とやらはどうやらあの中みたいだ。
玲はゆっくりと扉に近づいてみる。扉まであと10メートルというところでいきなり視界が暗くなる。
「ヤッベ!」
玲は身の危険を感じ横へと飛んだ。
ズドーン!!!
大きく地面が揺れる玲が居た場所に巨大な石の拳が振り落とされた。ゴーレムが動き出したのだ。
ゴーレムは拳を上げ続けて玲に向かい振り下ろしてきた。それもはや拳というより隕石だ。叩きつけられ石の床はクレーターの様にへっこんでいる。
しかしそれは威力が高いだけだ。
「威力は高いが避けられない速さじゃないな」
再び拳が玲を襲う、玲はそれを避けるとその腕の上を走り一気にゴーレムとの間合いを詰めた。そして頭へ向かい飛び上がり思いっきり拳を叩きつけた。
攻撃を終え「スタッ」と華麗に着地した玲の頭上に再び黒い影が迫る。
ゴーレムからの反撃だ、だが玲もそこまで気を抜いてはいないその攻撃も咄嗟に後ろに下がりかわした。
「嘘だろ!全然効いてねぇし、コレは勝てるかわかんねぇな」
久々の強敵に玲は思わず笑みを浮かべた。
*     *     *     *
ゴーンッ!!・・・ゴーンッ!!・・・ゴーン!!・・・ゴーンッ!!
しばらく前から建物が揺れ何か低い音が鳴り響いている。
建物内の多くの生徒達はこの気味の悪い振動に何か分からない恐怖と苛立ちを覚えた。
そして一部の生徒は揺れの震源を捜し歩き始めた。
その生徒の中には昨日玲が闘った赤城の姿もある。赤城は3人の生徒と共に玲のいる場所へと進んでいる。
「いや〜今年も始まったね対ゴーレム戦今年はどれだけ耐えると思う?」
「そんなの分かんねぇだろまだ誰が闘ってんのかも分かってねぇんだからよ」
「でもまぁだいたい10分保てばいい方だな、去年の奴なんか俺らが到着した時にはもうやられてたしなw」
その余裕のある態度から彼ら全員が強者であることがよく分かる。彼らの通り道に居る生徒達は鉢合わせる前に何処かへ避難して居る有様だ、彼らもまたそんな奴らには全く興味を持たず無視して歩いていく。
*     *     *     *
「おいおいどうした、そんなもんかよ!!」
完全にスイッチが入ってしまった玲が倒れたゴーレムに向かい叫んで居る。
ガガガガガガガガガガガガ!!!!
倒れたままゴーレムは奇声なのか変な音を出し腕を振り玲を攻撃する。しかし玲はそれを避けようとはしない両腕を使いその攻撃を受け止めた。
「立てねぇんなら手伝ってやるよ!!」
玲はゴーレムの目の前まで移動し頭を思いっきり蹴り上げた。
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!!!
ゴーレムの奇声と共にその巨体が持ち上がるそして背後の壁に思いっきり打ち付けられた。その衝撃にゴーレムは再び倒れそうになるが両手を突き出しなんとか持ちこたえた。
「おいおい、せっかく立たせてやったのに何また膝着いてんだよ」
玲がもう一撃入れようと跳ぼうとした時ある異変に気付いた、ゴーレムの身体に赤く光る線が浮き上がってくるのだ。
ゴーレムが徐ろに口を開く中が赤く光っている。
そして次の瞬間ゴーレムの口からビームが放たれた。それが通った後は石でできた床がドロドロに溶けていた。
「あっぶねー!!あんなん当たったら即死じゃん」
危機一髪それを交わした。そして思わず出てしまった額の冷や汗を腕で拭った。
だが1発交わしたところで油断は出来ない再びゴーレムの喉の辺りが赤く光り出した、玲はゴーレムの足元へと走り出した。
これだけの威力のビームを足元に打つなどただの自殺行為だいくらゴーレムでも自身に被害のある攻撃などしないはずだ。
懐に入った玲にゴーレムはもはや何も出来ないはずだった。
しかしゴーレムは何の躊躇もなく口を開き玲に向かいビームを放って来た。
「嘘だろ自分への被害なんて御構い無しかよ」
咄嗟にゴーレムの足に隠れ身を守る。ゴーレムの足は表面が溶け溶岩の様になってしまった。
片足を負傷したことによりゴーレムは体制を崩した。玲はその一瞬を逃さないゴーレムの胸めがけ渾身の力を込め強烈な一撃を放った。踏ん張った床は砕け直撃したゴーレムには胸元からスーッとヒビが全身に広がっていく。
「マジかよ、あのゴーレムが崩れて・・・・」
その時丁度到着した赤城達は無敵と思われていたゴーレムが崩れていくすがたに驚愕する。そして玲に対して恐怖を覚えた。
そしてそれは一つの結論へと至った「ゴーレムとの戦いで弱っている内に倒す」と。
「おい!行くぞアイツ等さしでやったら勝てね弱ってる今の内に潰すぞ!」
「「ああ!」」
赤城を除く3人が同時に玲へと飛びかかる、1人は皮膚を鋼に変えもう1人は体が黒く、そして最後の1人は体に電気を纏う。
「やめろお前らアイツはそんな甘い奴じゃねえ!!」
一度玲と戦ったことのある赤城は辞めさせようと叫ぶがその声は3人には届かない。
3人の攻撃が当たる寸前、後ろを向いたままにもかかわらず玲はその攻撃を交わし鋼の男の腕を掴み残りの2人に向かい投げつけた。3人は勢いよく吹き飛び壁に叩きつけらる。そして感電に黒い男の能力だろう皮膚が破壊され自分たちの能力によってダウンした。
「マジかよあの3人をたった一撃で・・・フッフフフフフフッこりゃあ住む世界が違うぜw」
圧倒的な力の前に赤城はもはや笑うことしか出来ない、来た道を1人赤城は走って逃げていった。
「これで全員いなくなったな」
一方玲は周りの人がいなくなったことを確認し体を休めようと砕けたゴーレムの破片に寄りかかった。
「ギギギャャャャャーーー!!!!」
強烈な咆哮が玲を襲うあまりの大きさに耳を塞ぐそして咆哮の聞こえた方に恐る恐る目をやると砕けたゴーレムの中から黒いドラゴンが姿を現していた。
ドラゴンは玲に向かい手を振り下ろす。その速度はさっきまでとは比較にならない。急な攻撃に体制の悪かった玲はそれを避けられない、両腕でガードするがその威力もまたさっきまでとは段違いだ大きく後ろに吹き飛ばされてしまった。
「ギギャャャャャャャャャャャャャ!!」
玲を引き飛ばし再びドラゴンは咆哮をあげた。
「おいおい、まだ勝った気になんのは速えんじゃねぇか」
玲は立ち上がるとドラゴンに向かい走り出す。
確かに攻撃力も機動力も上がったが鎧が剥げた今アイツの防御力はかなり下がったはずだ、今ならさっきと同じ威力の一撃当てれば勝てる
しかしドラゴンも玲をそうやすやすと近付けさせない、口から炎を吐き玲との間に炎の壁を作った。
それにより通路だけでなく視界まで塞がれる。
更に炎の向こうから炎弾が玲を襲った。塞がれた視界から突如現れる炎弾流石に避けきれない。炎弾が玲に直撃するその時突如炎は起動を変え玲の横にそれた。
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はるしお
玲は立ち上がると の所、恋愛は立ち上がると になってる