チート・ご都合主義いらないけどハーレムいります
第百八話 最終決戦 決着
地面に落ちていく中皆の声が聞こえる。
そうだ。皆ごめん。結局俺は無理だった。
だがそこで俺は日本にいた頃に思った言葉が浮かんでくる。
『努力は実らない』
『夢は夢のままだ』
『無駄な時間を過ごすだけ』
そう思いいつしか毎回言い訳して諦めて後悔する人生を送ってきたんだよな。
いつもいつも言い訳ばかり。
そんな自分が嫌になった事は何度もある。
だからこの世界では頑張ろうと思ったんだけどな。
やっぱり無理だったな。
どうせ日本で死んだ人間だ。この際やられても何ともないだろ。
その瞬間俺は家族の顔が思い浮かんだ。
......何がこの際やられてもいいだろうだだろうな。
こんな俺にも大切にしたい人が出来て、ここまで頑張って来たんだ。
あの世に行って天国で師匠に何て言うんだよ。
負けちゃいました何ていったらほんとに師匠が報われない。
駄目だ。だけど体が動かない。知るか。これからどんな不自由な生活をしようとこの戦いが終わって死んでもいい。
今だけだ。
俺は動かない身体を全力で動かす。
「うおおおおおおおお!」
自分に喝を入れるしかない。
俺は地面に落ちる前に体を回転させ、空中に風魔法を放つ。
「.......まだ、死んでないぞ。何勝った気になってんだよ」
邪神は俺を不気味な者を見るような眼を向け俺を見下している。
「もう諦めたらどうだ?その方がよっぽど楽だぞ。俺も無駄に魔力を消費したくないんでね」
確かにその通りだ。その方がそれだけ楽なのかは俺が一番知っている。
「確かにその方が楽かもしれない」
「だったらもう」
俺は邪神の言葉を遮り、
「けど!それ以上に後々後悔することも知ってんだよ!」
「ならやられて後悔しろ!」
俺は全力で駆け抜ける。
絶対にあの二連発の魔法にだけは警戒だ。
邪神が俺が近づいていくと段々と焦った表情に変わる。
「俺はこんなガキに殺されるわけにはいかないんだ!」
俺はもう魔力を大分神聖級の隕石を防ぐのに魔力を使ってしまい、殆ど残されていない。相手も魔力が残ってないだろう。
だからこそ最後は俺の全ての積み重ねだ。
ずっと毎日素振りをして練習してきた。
「お前に世界征服はさせない!俺は家族を皆を守るって決めてるんだ!」
最後に小細工はいらない。
全ての纏いを解いて、全力で今までの努力の結晶である、素振りの一振りをこの日最速で全力で振った。
「.....こんな人族の小僧に」
邪神は真っ二つになり、そこで死んだ。
「俺は人族の小僧だが、勇者オーウェルの一番弟子だ」
俺は聞こえないだろう邪神にそう言い、地上に落ちる。
.......やばい。正直に言ってもう風魔法を纏う魔力も無い。
もしこれで死んだら俺邪神に勝ったけど地上に落下した男という事が記事に書かれてしまうだろう。
だがそんな心配も杞憂だった。
俺が地上に落ちる瞬間彼女達が俺を支えてくれた。
「皆ボロボロになりながらもありがとな」
「何言ってんのよ!」
リリアに怒られたと思ったら、抱きつかれ、
「おめでとう」
「ああ。ようやく終わったよ」
リリアは少し泣いているようだ。まだこのままでもいいだろう。
ここで俺の戦いは終わった。
だけど、
「おい!あれってもしかして!」
そこで後ろにいる冒険者が空を見上げる。
俺もつられて上空を見上げる。
そこには雲の上に城がある。まるで見たことはないが古代都市と言われてもおかしくはないものが上空に浮かんでいる。
俺は昔の事を思い出していた。
小さいころ俺は大陸に関する本を読んだ。そこには、ムー大陸、メルニア大陸、魔大陸、そして、
「メラガニア浮遊大陸」
無意識に自分でも呟いていた。
本当にあったんだ。だがこれは非常にまずい。
今の俺には何をする力も無い。
そのメラガニア大陸から誰か敵が来たら殆どの人達が戦えないこの状況では何も出来ない。
メラガニア大陸が全員にもはっきり見えたとき、光がいきなりその上空から出たと思った瞬間俺は意識が途絶えた。
そうだ。皆ごめん。結局俺は無理だった。
だがそこで俺は日本にいた頃に思った言葉が浮かんでくる。
『努力は実らない』
『夢は夢のままだ』
『無駄な時間を過ごすだけ』
そう思いいつしか毎回言い訳して諦めて後悔する人生を送ってきたんだよな。
いつもいつも言い訳ばかり。
そんな自分が嫌になった事は何度もある。
だからこの世界では頑張ろうと思ったんだけどな。
やっぱり無理だったな。
どうせ日本で死んだ人間だ。この際やられても何ともないだろ。
その瞬間俺は家族の顔が思い浮かんだ。
......何がこの際やられてもいいだろうだだろうな。
こんな俺にも大切にしたい人が出来て、ここまで頑張って来たんだ。
あの世に行って天国で師匠に何て言うんだよ。
負けちゃいました何ていったらほんとに師匠が報われない。
駄目だ。だけど体が動かない。知るか。これからどんな不自由な生活をしようとこの戦いが終わって死んでもいい。
今だけだ。
俺は動かない身体を全力で動かす。
「うおおおおおおおお!」
自分に喝を入れるしかない。
俺は地面に落ちる前に体を回転させ、空中に風魔法を放つ。
「.......まだ、死んでないぞ。何勝った気になってんだよ」
邪神は俺を不気味な者を見るような眼を向け俺を見下している。
「もう諦めたらどうだ?その方がよっぽど楽だぞ。俺も無駄に魔力を消費したくないんでね」
確かにその通りだ。その方がそれだけ楽なのかは俺が一番知っている。
「確かにその方が楽かもしれない」
「だったらもう」
俺は邪神の言葉を遮り、
「けど!それ以上に後々後悔することも知ってんだよ!」
「ならやられて後悔しろ!」
俺は全力で駆け抜ける。
絶対にあの二連発の魔法にだけは警戒だ。
邪神が俺が近づいていくと段々と焦った表情に変わる。
「俺はこんなガキに殺されるわけにはいかないんだ!」
俺はもう魔力を大分神聖級の隕石を防ぐのに魔力を使ってしまい、殆ど残されていない。相手も魔力が残ってないだろう。
だからこそ最後は俺の全ての積み重ねだ。
ずっと毎日素振りをして練習してきた。
「お前に世界征服はさせない!俺は家族を皆を守るって決めてるんだ!」
最後に小細工はいらない。
全ての纏いを解いて、全力で今までの努力の結晶である、素振りの一振りをこの日最速で全力で振った。
「.....こんな人族の小僧に」
邪神は真っ二つになり、そこで死んだ。
「俺は人族の小僧だが、勇者オーウェルの一番弟子だ」
俺は聞こえないだろう邪神にそう言い、地上に落ちる。
.......やばい。正直に言ってもう風魔法を纏う魔力も無い。
もしこれで死んだら俺邪神に勝ったけど地上に落下した男という事が記事に書かれてしまうだろう。
だがそんな心配も杞憂だった。
俺が地上に落ちる瞬間彼女達が俺を支えてくれた。
「皆ボロボロになりながらもありがとな」
「何言ってんのよ!」
リリアに怒られたと思ったら、抱きつかれ、
「おめでとう」
「ああ。ようやく終わったよ」
リリアは少し泣いているようだ。まだこのままでもいいだろう。
ここで俺の戦いは終わった。
だけど、
「おい!あれってもしかして!」
そこで後ろにいる冒険者が空を見上げる。
俺もつられて上空を見上げる。
そこには雲の上に城がある。まるで見たことはないが古代都市と言われてもおかしくはないものが上空に浮かんでいる。
俺は昔の事を思い出していた。
小さいころ俺は大陸に関する本を読んだ。そこには、ムー大陸、メルニア大陸、魔大陸、そして、
「メラガニア浮遊大陸」
無意識に自分でも呟いていた。
本当にあったんだ。だがこれは非常にまずい。
今の俺には何をする力も無い。
そのメラガニア大陸から誰か敵が来たら殆どの人達が戦えないこの状況では何も出来ない。
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