異世界転移しても俺は一般人だった

チロル

2 俺とギルドと受付嬢と

「 オーイ。兄ちゃん大丈夫か?またボーッとしてるぞ。」

うお!目の前に大男が!あ、そうか。今この人と喋ってたんだった。ホント心臓に悪いな。

「あ、すいません。ギルドに行けばいいんですよね? 」 

「おう。だが冒険者はいつ命を落とすか分からないからな。気をつけろよ。」

「 はい!分かりました!ありがとうございます。」

人を見た目で判断したらダメですね。はい。そう思いながらオルガさんの後ろ姿を眺める。よしギルドに行くか。あ、場所聞くの忘れた…。

ガシャーン !ドカッカーン! ズガドーン!

うぉぉ。びっくりしたー。気になって音源と思われる建物を見ると……

―――冒険者ギルド―――

そーですか。あんな危なそうな音がしたところに入れと。俺は緊張しながらドアを開く。ドアの向こうにあったのはいたって普通?のギルドがあった。食事をする用のテーブルがあって受付があって掲示板がある。人も多少ごつい人もいるが問題を起こしそうな人はいない。あれ?さっきの音何?取り敢えず受付に行くか。

「あのー 」

「 はい!依頼ですか?登録希望の方ですか?」

そこにいたのは美女だった。驚くほど綺麗な金髪ロングに漂うお姉さんオーラ。半端ねぇ。

「登録の方でお願いします。 」

「分かりました。それではこの水晶に手を置いてください。」

「分かりました。」

そう言って俺は水晶の上に手を置いた。

ウィーーーン ガシャン ガシャン   ブーーーー

すると、水晶からなってはいけないような音がなり、何も無い空間から手のひらサイズのカードが出てきた。

「 どうぞ。これがあなたのギルドカードです。」

「あ、ありがとうございます。」

「 えっと。初めて登録される方にはギルドのことについて説明することになっていますがいいですか? 」

「はい。お願いします。」

「それでは、まずギルトには冒険者自身と依頼にランクがあります。ランクはS、A、B、C、D、E、F    の7つがあって冒険者は自身のランクの上下1の依頼しか受けれません。そして先程お渡ししたギルドカードは自身のランクなどが記載されていて身分証の代わりにもなります。それに討伐した魔物の情報も分かるようになっています。説明はこれくらいでいいでしょうか?」

「はい!ありがとうございます。」

「では、一流の冒険者を目指して頑張って下さいね。」

受付のお姉さんは微笑み(営業スマイル?)をむけてそう言ってくれた。
ちなみに彼女の名前はマルナといってステータスはこんな感じだった。

シルネーマルナ (人族) 18歳

LV 8
HP    162
MP    196

攻撃    31
防御    42
魔攻    94
魔防    87
素早さ 72

スキル
《火魔法LV1 》《水魔法LV2 》《治癒魔法LV1 》

俺よりバリ強い。受付嬢より弱いって、なんか泣けてくるわ。






少し短くなってしまいました。すいませんm(_ _)m
誤字脱字、ご指摘等ありましたらぜひお願いします。

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