走れエロス

ビッグバン

突然の襲撃者

二人が同時に気を失い、エロスがヒマを持て余していたその時だった。突然、キュピ太郎が作った空間が破壊され、その裂け目から日本の神の一人である愛染明王が出現した。

愛染明王はエロスに対してこう言い放った。

「性欲と愛の神エロスよ。とあるお方の命によりお前を封印させてもらう。覚悟せよ。」

それを聞いたエロスはため息をつき馬鹿にしたようにこう言った。

「やれやれ、日本の神々は相変わらず脳筋ぞらいだね。普通殺す命令受けたらこっそり暗殺するのが基本でしょ。全く、どこの世界に正々堂々と殺しにくる神がいるんだよ。馬鹿だろ。本当に」

それを聞いた愛染明王は真っ赤になって鬼の様な表情になりこう言った。

「貴様言わせておけば我を愚弄しおって。わしはこの国の伝統に乗っ取り武士道を重んじてこの形式をとったまで日本のことわざに郷に入れば郷に従えとあるだからそれに従ったまでの事。それはそうと性欲という邪悪の化身よ。我が成敗してくれる」

それを聞いたエロスはますます小馬鹿にした態度を取り、こう言った。

「そんな昔の古臭い制度、今の日本人は知らないよ。サムライは百年前位にとっくに滅びてんだよ。だから、一騎打ちやタイマンなんて真似今の日本人はやらねえぞ。今の日本人はあれだろむしろ、逆だ少数派を数の暴力で黙らせ、集団でリンチするような連中だろ。そして、お前が今言った郷に入れば郷に従えだっけ。それを利用して自分達の価値観から外れた奴や少数派は徹底的に叩き潰して頑張ってる連中の足を引っ張ったり、能力の劣る連中を障害があると切り捨てる連中だろ。そんな連中の文化に乗っ取ってる時点で終わってんだよ」

愛染明王はますます怒りこう言った。

「おのれ、ワシの事はともかくワシの愛する日本を貶すとはゆるせん。叩っ斬っくれるわあぁ」

エロスは余裕の表情でこう言った。

「やっぱり脳筋だな。勝負はとっくについてるぜ。おバカさん」

そう言われて、愛染明王は気づいた自分の体に矢が刺さっている事に。

「走れエロス」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「その他」の人気作品

コメント

コメントを書く