走れエロス

ビッグバン

エロスは激怒した

エロスは激怒した。
なぜどいつもこいつも手が届かない相手に恋愛するんだこの街はおかげで全く仕事がはかどらない。エロスはあれからいろいろ飛び回り若い男達が集まる電気街秋葉原に来ていた。
 
エロスは仕事を終わらせる為に片っ端から撃てば誰でも欲情して、意中の相手に襲い掛かるという性欲の矢を片っ端から連射したのだか、周りの男達は女を襲うどころか女に告白する奴さえ現れなかった。

それどころか、奴らは二次元の女に興奮して急にポスターに抱きつき、キスをしまくる奴や等身大の美少女のパネルを持って帰ろうとする奴、挙句の果てに自分の服を脱ぎ、美少女のマネキンの服を脱がそうとする奴まで現れた。エロスは目の前で行われている。地獄絵図に絶望した。
 
そして、しばらく考え込むと笑みを浮かべ、男達の近くにいた女達に撃てば衣服と共に理性が吹き飛ぶ着衣消滅の矢を射った。 

エロスは現実の女に興味がないならその魅力を教えてあげれば良いと考えたのである。女達は目の前の矢に射られた男達を魅了し始める。

エロスは勝ち誇った笑みを浮かべダメ押しに男達にも着衣消滅の矢を放った。

しかし、男達は現実の女達に見向きもせずこう言い放った。

「お前ら我ら二次元愛好会の三か条覚えいるか。」

「おす。第一条我々の嫁は二次元の女だけだ。二次元の女は永遠だ、現実の女と違い老けたり冷たくなったりせず、常に我々を受け止めてくれる。」

そう言うと男達は女に向かって自分が持っていた。ポスターを女達に被せた。

さらに、男達は続ける。

「第2条二次元の女は常に寛大だ。現実の女と違い何又かけても許してくれる。
そして、男達は女達に向かってこう言い放った。」

「お呼びじゃんねんだよ。束縛する様な女は。」

そして、男達は女達にトドメをさした。

「第三条 二次元の女は決して汚れない。現実の女と違い、決して自分から言い寄ったりしてくる様なビッチに成り下がったりしない。」

そして、最後に女達に向かってこう言い放った。

「お呼びじゃねんだよ。ビッチ、我々を誘惑したいなら二次元のアニメキャラになってから出直してこい。」

そう言われた女共は心をへし折られ地面に横たわった。

エロスはますます激怒した。あってはならない。人間が神の力に抗うなどあってはならない。エロスはそう言うとしばらく考え込むと、また、笑みを浮かべ動きだした。 

そしてエロスはアイドルのコンサート会場に飛んで行ったのだった。

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