俺にはこう見えている

きいちゃん

俺の日常

俺の家では大ばばが
洗濯や掃除やご飯を作ってくれる。

ばぁちゃんは、仕事で一緒に住んでるけど
経営者らしく忙しい日も多くて会えない時もあった。

大ばばの作る唐揚げとハンバーグが大好き。

だけど野菜は嫌い。
だから食べない。

大ばば「ご飯できたから食べようか。」

リビングのテレビはクイズ番組に切り替わった。

晩御飯は、ばぁちゃんのいない5人で食べる。

いつも通り、ご飯にお味噌汁が出てきて
ハンバーグが乗っているお皿には
付け合わせの野菜も一緒だ。

カイト「手を合わせて下さい‼︎いただきます‼︎」

みんな「いただきます。」

これが食事開始の合図。
みんなでいただきますをするのが恒例。

カイト「ハンバーグ美味しいね」

大ばば「そうかい、良かったね」

他愛も無い会話から視線はテレビにいく。

テレビ「これが解ければIQ120以上
みんなも参加して答えてみてね!」

クイズ番組は父ちゃんが得意。
でも俺も負けないぞ‼︎

んー、答えは…。何だろう。

クイズ番組は進んでいく。
そして終わりを迎えた頃
みんなのお皿は空っぽだった。

俺はハンバーグを半分。
茶碗のご飯を3口食べただけだった。

カイト「もうお腹いっぱい。」

俺はご飯の前に部屋にある父ちゃんの
カステラとクッキーを食べていたからだ。

大ばば「そうかい、じゃあご馳走さましなさいな。」

父ちゃんは食べ終わった食器を
台所に持って行った。

俺は、野菜やご飯やハンバーグを残したまま
冷凍庫に走って行った。

カイト「今日はこれ食べたい‼︎」

大ばば「好きなのお食べ。」

俺はチョコレートのアイスを食べて
父ちゃんと二階にある部屋に入った。

父ちゃんは部屋にあるコーラを飲んで
パソコンゲームをする。
俺はアイスを片手にゲームをする。

アイスが食べ終わるとゴミを机に置いて
横になりながらゲーム。
だんだんと眠くなる。
時間は11時頃。

父ちゃんは一服しにまた外に出た。

俺は父ちゃんが帰って来る前に寝てしまった。

気づいたら布団の中にいた。

大ばば「朝ごはんだよ。」

二階の部屋に朝ごはんを持って入ってくる。

俺はパソコンの前に座って
YouTubeで動画を見ながら食べる。

今日はイチゴジャムのサンドイッチと
みかんとプリンとりんごジュース。

父ちゃんは仕事の準備を終えて
俺の保育園の支度をしていた。

眠たい目を擦りながらサンドイッチを半分。
それからプリンを開けてもらって食べた。

YouTubeが面白いから
俺は食べた後は着替えをさせて貰いながら
ずーっと見ていた。

父ちゃん「カイトーー…!」

父ちゃん「おい!」

父ちゃんが俺の手を引っ張った。
また父ちゃんの声が聞こえて無かった。

もう行く時間か。

カイト「いってきまーす。」

父ちゃんに手を引かれ
リビングにいる大ばばと大じじに言った。

これが俺の毎日。
もう何年も同じ生活を送った。

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