ラノベ独学の最強スキル3つを選んでみた。~チートって一体~

Kartian

トレイル到着

 やっとトレイルが見えてきた。
 あの恥ずかしい事件が起きてから5日が経って、酔いには慣れたけど、流石に5日は長い。
 あれからあんまり温度は変わってないが、途中で馬がくたばったので放した。
 借りたものだけど大丈夫かな?とも思ったがどうしようもないのでそこら辺のラクダを捕まえて繋げた。
 あら本当に都合がよろしい事。

「大輔! あそこに誰かが倒れてる!」

「?」

 確かに倒れていた。
 その周りには砂の中を泳ぐサメみたいなのに囲まれていた。
 俺は咄嗟に馬車(今はラクダ車)を降りて、助けに行った。

 まずその男を助けに行くついでに近いサメに近寄って止めを刺し男を守りに入った。
 0.1秒もかからずに。

「大丈夫か?」

「う……」

 俺はまずこの人、死にそうだと思い、ラクダ車までつれてって戻ってきた。
 多分サメには抱えてる男の人が消えた様に見えているだろう。

 サメが違和感を抱くのはその後すぐであった。
 敵はサメの集団が半径5mの円の中心に経っているのに、思い出が蘇り時間がスローになっていた。
 これは死の前の……と思わせる前にサメを全滅させた。
 方法は簡単。
 手をパーにします。
 それから指と指との間隔を無くして、手を上にあげて下に下ろすだけ。
 斬撃が出てサメは調理されましたとさ。

 そして、ラクダ車まで帰ってくると、キースが倒れていた人に水魔法で飲水を作っていた。

「ほら、飲め」

 そう言いながらその男の人の口に注ぐと、ゴクゴクと飲み、飲んだあと疲れからか眠ってしまった。

「そのままトレイルまで連れていこう」

 何故あんなところにいたのか。
 不思議な奴だ。
 とりあえず、進もうトレイルまで。

 そう言えば魔物も、スノウからここまでで初めて出没したかもしれない。
 魔物自体あんまり居ないのかな?

 さて、到着したぞ。
 トレイルに。

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