序章①：序章

死ぬ前に何かを残そうと思った。
けれどそれは叶わない。
遺書書く紙もない。ペンもない。
だからせめて頭の中で死ぬ間際を実況しようと思う。

俺はいま捕まっている。
誰に。オークに。
何故か。俺はエルフだから。
そしてオークは女騎士やエルフを貪るという法則があるため、俺はいまから貪られる。
異世界転生して美少女エルフになってから一ヶ月。
はやくも俺は第二人生さえも終えようとしている。

「ブヒヒ、貴様から処女の臭いがプンプンするぞ、
今夜は楽しめそうだ」
「いやぁやめてぇ処女を奪わないで私は純潔なのぉ」

死ぬ前に性奴隷を体験しなければいけないようだ。