ネガティブな俺が異世界転生したら!?
6話 氷刀
目を開けると、そこには氷で作られた刀があった。
一見する刀身はともろく、壊れそうな印象だが、外見だけでなく、刀から出ている冷気や刀の中に意志があるような気がした。
スキル鑑定を使うと
〈武器〉
種類:魔法剣
名前:氷刀椿
属性:氷
レベル:1
攻撃力240
耐久力300
〈付与スキル〉
ノーマルスキル
【斬撃強化】
【再生】
ユニークスキル
【共生】
〈氷刀椿〉
〔異世界の技術を用いて造られた刀に名前をつけたことによって生まれた氷の刀。
刀身の氷は鋼鉄以上の硬度をほこる。
 
敵を倒すごとに成長することができるようになった。
また魔力を注ぐことで冷気を放ち刀身の温度を低くすることができる。〕
うわー、チート武器だ
俺はやったーなどと気軽には喜べなかった。
俺自身、人間をやめているくらいの強さを持っているので、あまり武器の強さが必要なかったのだ。
「しかし氷の刀か、目立つがないよりましだろ。」
「よし、気にしないでクエストの報告にいこうか。」
そう言って、俺は刀を黒い鞘に収めて、ギルドに向かった。
ギルドに向かって行く途中でスキル【叡智】の
―スキル【鍛治】のレベルが4になりました。それにともないスキル【刀鍛治】を獲得しました。スキル【鍛治】をスキル【刀鍛治】に統合しますか?―
と聞いてきたので俺はYesと念じた。
―投合完了しました。―
そう言ったのを最後に声が聞こえてこなくなった。
スキルの名前から効果は解るし、まあいっか。
そう思い、俺はギルドに向かった。
ギルドに着くとまた、ドワーフの受け付けが空いていたのでそこに向かってクエストの報告をすると、ギルドカードをよこせと言われたので、ドワーフに渡すと
「ちょっと待ってろ」
そう言われ、少し待つと
「ほれ」
ギルドカードを渡され次に、報酬を渡された。
「せいぜい頑張りな。」
その言葉を受け取って俺はギルドを出ていった。
ようやく無一文から抜け出したので俺は宿屋に行って休みたかった。
周囲の人に聞き回り、なるべく安い宿は何処にあるのか探していると住宅区の奥の方にあるみすぼらしい一軒家についた。
俺は家の中に入ると
「いらっしゃいませ」
「いらっちゃい」
そこには母親と思われる20代後半の女性と3歳位の子供がいた。
「一泊大銅貨1枚になります。」
俺は大銅貨を渡すと、では二階の部屋をお使いください。そう言われ部屋に向かった。
中は申し訳程度に藁の上にシーツが敷いてあった。
俺はそこに横になると、今日1日のことを振り返った。
この世界に来て盗賊を殺すことに何も躊躇や戸惑いがなかった自分自身に驚いたこと。
ブランダンさんと出会って人の暖かさに触れたこと。
ルシオさんと出会い感謝されたことなど。
転生してからの1日が、とても濃かったことを思い返して苦笑いした。
「はぁー疲れた、泊まれただけでもよしとするか」
そうだけ言うと、俺は藁の上で眠り込んだ
________________________
???視点
私は、住宅区の奥にあるボロ宿の女将をしているサリアだ。
2年前に戦争で夫をなくして以来、夫の残してくれた
娘のミーシャと共に宿屋をやっている。
もともと夫と宿屋屋を経営していたので、仕事は苦労することなく出来ていたが、ここは立地が悪くなかなか人が来ないので、日々生活のために食費を稼ぐのもとても大変で宿の家具を質屋に出してなんとか生活を維持していたが、とうとう借金までしてしまった。
そうして困り果てていた私のところに若い亜人の男性が来た。
明日までの食費は大丈夫ね、そんなことを考えながら、お客さんを部屋に案内した。
部屋といっても藁の上にシーツを敷いただけのベッドがあるくらいなので、お客さんには申し訳ないと思いながら
娘と一緒に久しぶりに干し肉を買って豪華な食事をした。
そして夜も更けた頃
“ドンドン”
「おら、いつになったら金返すんだよ?!速くしねーと奴隷にするぞ!!」
その声を聞いて
「お母さん」
そう言って袖を掴んで震えてる娘に
「いい子だから私が戻るまで出てきちゃダメよ」
「うん」
私は娘の頭を抱き寄せてしばらくしたあと、玄関の方に向かって言った。
「おら、金はどうした?」
「すいませんあと1月、いえ1週間でいいので待っていただけませんかお願いします!!」
「ふざけんな!!お前前もそう言ってたじゃねぇーか。」
「そこをなんとかお願いします。」
「うーん、どうしてもって言うんだったら借金を帳消しにしてもいいぜ」
そう言ってニヤニヤし始めた借金取りに冷や汗をかきながら私は答えた
「ありがとうご「ただし、お頭の女になるってならだけどな。」
「それだけはやめてください、他のことなら「うるせえ!!もうこんだけまってやったんだ、おとなしくついてこい」
「イヤー、誰か助けてー」
チッ
その舌打ちを最後に腹部の痛みを感じながら、わたしはきを失った。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ウ~ンよく寝た
そう言って気伸びをした。俺は部屋を出てしたに降りると、目を真っ赤にして泣いている昨日の女の子がいた。
「おかあさんがつれてかれちゃっだよー」
そう言って俺に女の子は俺に泣きついてきた。
はぁー、今日も大変そうな1日になりそうだ
一見する刀身はともろく、壊れそうな印象だが、外見だけでなく、刀から出ている冷気や刀の中に意志があるような気がした。
スキル鑑定を使うと
〈武器〉
種類:魔法剣
名前:氷刀椿
属性:氷
レベル:1
攻撃力240
耐久力300
〈付与スキル〉
ノーマルスキル
【斬撃強化】
【再生】
ユニークスキル
【共生】
〈氷刀椿〉
〔異世界の技術を用いて造られた刀に名前をつけたことによって生まれた氷の刀。
刀身の氷は鋼鉄以上の硬度をほこる。
 
敵を倒すごとに成長することができるようになった。
また魔力を注ぐことで冷気を放ち刀身の温度を低くすることができる。〕
うわー、チート武器だ
俺はやったーなどと気軽には喜べなかった。
俺自身、人間をやめているくらいの強さを持っているので、あまり武器の強さが必要なかったのだ。
「しかし氷の刀か、目立つがないよりましだろ。」
「よし、気にしないでクエストの報告にいこうか。」
そう言って、俺は刀を黒い鞘に収めて、ギルドに向かった。
ギルドに向かって行く途中でスキル【叡智】の
―スキル【鍛治】のレベルが4になりました。それにともないスキル【刀鍛治】を獲得しました。スキル【鍛治】をスキル【刀鍛治】に統合しますか?―
と聞いてきたので俺はYesと念じた。
―投合完了しました。―
そう言ったのを最後に声が聞こえてこなくなった。
スキルの名前から効果は解るし、まあいっか。
そう思い、俺はギルドに向かった。
ギルドに着くとまた、ドワーフの受け付けが空いていたのでそこに向かってクエストの報告をすると、ギルドカードをよこせと言われたので、ドワーフに渡すと
「ちょっと待ってろ」
そう言われ、少し待つと
「ほれ」
ギルドカードを渡され次に、報酬を渡された。
「せいぜい頑張りな。」
その言葉を受け取って俺はギルドを出ていった。
ようやく無一文から抜け出したので俺は宿屋に行って休みたかった。
周囲の人に聞き回り、なるべく安い宿は何処にあるのか探していると住宅区の奥の方にあるみすぼらしい一軒家についた。
俺は家の中に入ると
「いらっしゃいませ」
「いらっちゃい」
そこには母親と思われる20代後半の女性と3歳位の子供がいた。
「一泊大銅貨1枚になります。」
俺は大銅貨を渡すと、では二階の部屋をお使いください。そう言われ部屋に向かった。
中は申し訳程度に藁の上にシーツが敷いてあった。
俺はそこに横になると、今日1日のことを振り返った。
この世界に来て盗賊を殺すことに何も躊躇や戸惑いがなかった自分自身に驚いたこと。
ブランダンさんと出会って人の暖かさに触れたこと。
ルシオさんと出会い感謝されたことなど。
転生してからの1日が、とても濃かったことを思い返して苦笑いした。
「はぁー疲れた、泊まれただけでもよしとするか」
そうだけ言うと、俺は藁の上で眠り込んだ
________________________
???視点
私は、住宅区の奥にあるボロ宿の女将をしているサリアだ。
2年前に戦争で夫をなくして以来、夫の残してくれた
娘のミーシャと共に宿屋をやっている。
もともと夫と宿屋屋を経営していたので、仕事は苦労することなく出来ていたが、ここは立地が悪くなかなか人が来ないので、日々生活のために食費を稼ぐのもとても大変で宿の家具を質屋に出してなんとか生活を維持していたが、とうとう借金までしてしまった。
そうして困り果てていた私のところに若い亜人の男性が来た。
明日までの食費は大丈夫ね、そんなことを考えながら、お客さんを部屋に案内した。
部屋といっても藁の上にシーツを敷いただけのベッドがあるくらいなので、お客さんには申し訳ないと思いながら
娘と一緒に久しぶりに干し肉を買って豪華な食事をした。
そして夜も更けた頃
“ドンドン”
「おら、いつになったら金返すんだよ?!速くしねーと奴隷にするぞ!!」
その声を聞いて
「お母さん」
そう言って袖を掴んで震えてる娘に
「いい子だから私が戻るまで出てきちゃダメよ」
「うん」
私は娘の頭を抱き寄せてしばらくしたあと、玄関の方に向かって言った。
「おら、金はどうした?」
「すいませんあと1月、いえ1週間でいいので待っていただけませんかお願いします!!」
「ふざけんな!!お前前もそう言ってたじゃねぇーか。」
「そこをなんとかお願いします。」
「うーん、どうしてもって言うんだったら借金を帳消しにしてもいいぜ」
そう言ってニヤニヤし始めた借金取りに冷や汗をかきながら私は答えた
「ありがとうご「ただし、お頭の女になるってならだけどな。」
「それだけはやめてください、他のことなら「うるせえ!!もうこんだけまってやったんだ、おとなしくついてこい」
「イヤー、誰か助けてー」
チッ
その舌打ちを最後に腹部の痛みを感じながら、わたしはきを失った。
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ウ~ンよく寝た
そう言って気伸びをした。俺は部屋を出てしたに降りると、目を真っ赤にして泣いている昨日の女の子がいた。
「おかあさんがつれてかれちゃっだよー」
そう言って俺に女の子は俺に泣きついてきた。
はぁー、今日も大変そうな1日になりそうだ
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