２話 スキル

「じゃあ調べるか」

そう呟き、俺は調べ始めた。

「ノーマルスキルはだいたい分かるから、ユニークスキルを調べるか。」

そうして俺は【鑑定】を使って一番気になっているスキルを調べた。


－【叡智】－
 独自で働き、このスキルの宿主をサポートする。
宿主の保有スキルのをレベルの数だけ同期させ、１００%扱える用にする
ある程度の質問なら応答が可能である。
世界の記憶にアクセスすることができる。またレベルが上がるにつれ、より深く世界記録にアクセスすることができる。



「うわー、結構とんでもスキルだなおい！」

世界の記憶ってことがでかすぎないか？まぁ頼りにするけどさ

－はい、私も誠心誠意マスターのサポートができるよう努力します－

スキル【叡智】さんもこう言っている事だし、これから頼りにしていこう。
 
「さっそく悪いけど頼らせてもらうね、俺の保有スキルの詳細を調べてくれないか？」

－了解しましたマスター、それと私に敬語は不用ですし、喋らなくとも心で思うだけで作動します」

喋らなくともよかったのか、ではさっそくだかスキルの詳細を見せてくれ。

－了解しました－

ノーマルスキル 
－隠密ー
気配を消し、相手の認識をずらすスキル
スキルレベルが上がるごとに認識しずらくする。

－跳躍－
俊敏力が上がり、自身の脚力が上がりスキルレベルによってジャンプ力が上がるようになる。

－投合－
物を投げるスキル。
スキルレベルが上がるごとに命中率が上がり器用さが増す。

－鍛冶－
武器等が作れるようになるスキル。
スキルレベルが上がるごとに腕力が増す。


－料理－ 
美味しい料理が作れるようになるスキル。
スキルレベルが上がるごとに器用さが増す

－斬撃耐性－
斬撃ダメージの威力がスキルレベルが上がるごとに減るようになる

－打撃耐性－
打撃ダメージの威力がスキルレベルが上がるごとに減るようになる

－光魔法耐性－ 
光魔法ダメージの威力をスキルレベルが上がるごとに減るようになる

－闇魔法吸収－
スキルレベルより低い闇魔法攻撃を受けたとき、自身の体力と魔力を回復する

－鑑定－
物体の情報を知ることができる
レベルにより調べられる情報が変化する

「ノーマルスキルでも結構凄いな」

そんなことを思いながら、今試せるスキルを試してみたくなった。

「【跳躍】なんかどうだろうか？」

ためしに思いっきりジャンプしてみた

「おお！」

視線が高くなり２m半ばまで見えるようになり、森の奥が少し見えるようになった。

「前世とは比べ物にならない位身体能力が上がっているな。」

そうして、体を動かして身体機能を確認し終わり再びスキルの鑑定に戻った。

「さあユニークスキルはどんなものがあるかな」

そうしてスキル【叡智】を使って調べ始めた。

ノーマルスキルと違い１０秒ほどしてからスキル【叡智】の－解析完了－という声が聞こえた。

ユニークスキル
－明鏡止水－
感情が高ぶるときに感情を強制的に沈静化するスキル。

例としてノーマルスキルの【威圧】【挑発】等が聞かなくなる。



－超感覚－
スキルレベル×６分の間、相手の動きが遅く見える位に反射神経や運動能力等が一時的に上がるスキル。


－忍耐力－
相手から受けた最大ダメージ×スキルレベルの数反撃時に力が増すことができるスキル。

耐性系スキルの効果をあげることができるスキル


－龍魔法－
魔力と引き換えに龍の力を引き出す魔法


－復元－
ユニークスキル【超再生】から変化したスキル、超再生と違い自身の魔力ではなく、空気中や地中に含まれる魔素で自身の体を欠陥部位まで治すパッシブスキル。
 



－真祖の血－
自身の元となった種族に対し、スキル【眷属化】を使い眷属にできるスキル。

眷属になったものはステータスが上がる。

鬼族と龍族とアンデット族に対し有効



－黄泉送り－
死者を黄泉の世界に送るスキル

死者を送る対価として術者は、死者のスキルを習得することができる。


－叡智－

 独自で働き、このスキルの宿主をサポートする。
宿主の保有スキルをレベルの数だけ同期させ、１００%扱える用にする

ある程度の質問なら応答が可能である。

世界の記憶にアクセスすることができる。またレベルが上がるにつれ、より深く世界記録にアクセスすることができる。

「うん、凄まじいなどれもとんでもスキルだ」

改めて自身を省みて人間じゃないという感想に至った。【復元】なんて人間をやめてると思った。

そして問題なのがこれから調べるスキルだ、前世から持っていたスキルの【不之衣ネガティブオーラ】と田中さんに望んで手に入れたスキル【進化】だ、不之衣ネガティブオーラは、とてつもないことだけは分かるが、スキル【進化】どうなのかおれ自身気になっている。戦々恐々としながら調べてみる。

まずはわかっているレジェンドスキルからだ

スキル【叡智】を使い解析し始めた。


レジェンドスキル
－不之衣ネガティブオーラ－
敵味方関係なく、スキルのレベル×１０%相手のステータスすべてを下げる。
効果範囲は１０mなおスキルのレベルが上がるごとに効果範囲が広まる。

＊代償＊
異なる因子の介入により、経験値によるスキルレベルの上昇不可能。


「なんだこれ？？！代償？！スキルのレベルアップ
無理ってこと？！」

感情が高ぶるがスキル【明鏡止水】により、すぐに感情が沈静化した。


「はあー、まぁ害はないみたい出しいいか、それより【進化】を調べよう」

そう言ってスキル【進化】を調べようとするが

－error現在の【鑑定】【叡智】のスキルレベルが足りません。また、上位存在から介入されたため、現在の種族の格では情報の閲覧不可能－

そう【叡智】から情報が送られた瞬間

「うがぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーー」

俺はそれを聞いている余裕はなかった、スキル【進化】を【叡智】を使って調べた瞬間、耐え難い頭痛にさいなまれ、地面の上で悶え苦しんでいた。

そして頭痛の最中、－スキル【鑑定】のレベルが上がりました。－という声を最後に俺は意識を失った。