事故死したので異世界行ってきます

暇人001

第13話 クエスト達成とショッピング




 カルダド王国に着くや否や、真っ先にギルドへ向かった


 バタンッ 


「まさか、1日で終わらせてしまうとはな…」

 俺とリリカの向かい側に座っているギルド長は引き気味でそう言った。

「たまたまですよ。」
俺は適当にはぐらかす

「盗品とアジトのあった場所を教えてくれるか?」

 俺はクエストに行く前にギルド長からもらった地図に小さな丸をつけて、アイテムボックスから『王家のペンダント』を取り出した。

「この丸がつけてあるところがアジトです、それでこれが頼まれていた盗品です」

「うむ、確かに。 では、コレを受け取りたまえ」

 ギルド長は予め机の上に用意されていた1000万リンの札束を俺とリリカの座っている方に突き出した。

「ありがとうございます」

 俺はソッと1000万リンを、受け取りアイテムボックスへ投げ込んだ。
 もっとも、周りの人から見たらマジックボックスへ入れている仕草のようにしか見えないが。

「では俺たちはこれで失礼します」

「あぁ、待ちたまえ、ギルドカードを受け付けに見せて更新してから帰りたまえ」

「わかりました」

 俺達は応接室を後にして、受付嬢シーナのいるところへ向かいギルドカードの更新を行った。






鈴木祐介 
種族:人間  職業:剣士  ランク:S

Level :157
HP  99876/99876
MP 不明
攻   9073
守   5020
知   4830
速   5081
運    不明            
 
スキル

不明
不明
不明
不明












リリカ
種族:人間  職業:冒険者  ランク:S

Level :92
HP 14600/14600
MP 8900/8900
攻   580            
守   890             
知   1590            
速   670             
運   64            


スキル

【精神統一】消費MP180  
10分間の間だけ
ステータス(知)が2倍になる

魔法

水障壁 消費MP10 狭範囲防御

大流壁 消費MP150 広範囲防御

水流槍 消費MP50 狭/魔法ダメージ(中)

突風  消費MP80 狭/魔法ダメージ(大)

暴風 消費MP280 広/魔法ダメージ(大)

火球 消費MP5  狭/魔法ダメージ(小)








 俺とリリカは何故だかよくわからないままSランク冒険者となっていた。


「Sランクか…」

「Sランクだね…」

「まぁなんとかなるだろ!」

「そうだね!」


 お互いにこれからS級のクエストの依頼が来ることを覚悟してギルドを後にした。
 リリカは俺の適性属性を調べるためのアイテムを買いに行き俺はこのヤバイ服をシンプルは服に変えるために、高級店では無く庶民的な店を選び入店した。

「いらっ… い、いらっしゃいませ!」

 俺をまず出迎えたのは20代半ばの女性だった。

「ほ、本日はどのようなご用件で?」

「冒険者用の服を見繕って欲しいのですがお願いできますか?」

「か、かしこまりました!しゅ、主人を呼んできます!
 あなたー?貴族様が服を見繕って欲しい様ですので、よろしくお願います」

 いや、貴族でもないし何より丸聞こえなのだが。

「こ、こちらなんかどうでしょうか…?当店、一の品でございます…」

 女性の旦那兼ここの店主であろう20代半ばの男性が持ってきた服は、運動性よりも気品重視といった様な貴族か金持ち用の服という感じだった。

「ほかの冒険者の皆さんと同じような服がありましたらそちらを見繕ってくださいませんか?」

「か、かしこまりました!」

 そう言ってすぐ出してきたのは、いかにも冒険者という感じの服だった。

「コレ下さい」

「こ、こんなのでよろしいのですか?」

「えぇ、俺はただの冒険者ですので」

「き、貴族様ではないのですか?」

「はい、違いますが?」

「そ、そうなんですか…はぁ…」

 男は胸をなで下ろすように、一息ついた。

「どうかされましたか?」

「いえ… 私の店は貴族様から借りたお金を元に建てた店ですので… その月に数回店に来られては商品を持っていかれるんです」

「そ、そんなことがあったんですね。 どんな貴族ですか?」

「貴族団体というところから貸していただいておりまして、入口の扉に貴族団体の紋章が彫り込まれています、貴族団体に入られていない方以外なら誰でも、こちらの店の商品は全品無料ということになっているのです…
と言っても、現在貴族団体に入ってない人は居ないんですけどね…」

 そういえば確かに厳粛な雰囲気を漂わせる紋章が手のひらサイズくらいの大きさで彫り込まれていたな。
 しかし、貴族にとって庶民の店など利用する価値はあるのだろうか?

「失礼ですが、この店には貴族が身に付けるような服を置いてありそうには見えないのですが…」

「あはは…貴族様は月に数回来られこちらの商品を全て持っていかれます…ですので返済する纏まったお金が作れないのです…そればかりか、庶民のお客様が来られた際に服がなく売れないということも多々ありまして……今日は運良くかなりの品揃えが有りますがーーーー」

ガチャー

「繁盛しているかね?」

 そんな話をしているといかにも貴族らしいき30代後半の男性が騎士を3名ほど引き連れて入ってきた。

「おかげさまで繁盛しております、今日はこのような店に足を運んでいただき誠にありがとうございます。」

 店主のその声はまるで、ロボットのような声に聞こえた。

「ご主人、お金は容易できましたかな?」

「いえ…まだ…」

「そうですか…それではしかないですね、フハハッ! おい!運び出せ」

「「「ハッ!」」」

 騎士達が貴族の命令で片っ端から服を全て回収し始めた。

「店主さん、おいくらなのですか?」

「ごめんなさい…その服はおそらくもう…」

「そこの君。貴族団体に見ない顔だな、その手に持っている服をーー」

貴族がそう言いかけたが俺は無視して店主と話を続ける。

「いくら借りているのですか?」

「へ?さ、300万リンです…」

「聞いているのか⁈」

 店主との話に貴族が入ってきた。

「なんだよ?今店主さんと話してんのが見てわかんねぇのか?」

「な、なんだその口の聞き方は!どこの貴族か知らぬが私をあまりなめないほうが良いぞ?」

「俺貴族じゃねぇし」

「は?そんなわけあるまい!そのような身なりをしておって貴族ではないど良く言えたものよ…」

「ちょっとうるさい。黙ってろ」

「店主さん、コレでこの服買わせていただきます」

「こ、コレは一体…?!」

 俺が安物の服に支払った金額は、この店を建てるために借りた金額と同じ金額300万リンだった。

「じゃぁ、俺はコレで失礼します、また来ますね」

「あ、ありがとうございます…」


「おい!逃すな!いますぐあいつを捕らえよ!」

 貴族が憤り、騎士達は俺に剣を向けた。

神化エボルブ

「今俺は早く寝たい気分なんだ、あまり俺の気に触れない方がいい…」

 俺は騎士と貴族の方を振り向きそう言った。
 店の中を緊張が支配した、その強大な緊張は騎士に膝を突かせ、貴族に至っては失神していた。

(解除)

「二度とこの店には立ち入るな、わかったか?」

「「「…」」」

「わかったか?」

「「「は、ハイッ!」」」

 騎士たちが大きな声で返事をする。

「では、店主さん、失礼しますね」

「あ、あの!」

「なんでしょう?」

「お、お名前は何というのですか…?」

「俺の名前はユウスケです」

「ゆ、ユウスケ様ですか… 私の名前はエドワードです!」

「エドワードさんまた来ますのでいい服があったら見繕ってくださいね」

「はい!ありがとうございました ︎」


 こうして、一悶着あったものの無事俺は店を後にした。





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