01:プロローグ

俺の名前は内谷うちたに優星ゆうきという。

簡単に容姿の説明をすると身長は170センチで痩せすぎでも太り過ぎでも無い普通の体格だ。
偶に他の人からはいい体格してるねと言われるが実際どうなのかは分からない。

日本人だから普通の黒髪黒目で髪型は前髪が少しだけ長く他は短めにしている。

顔はあまり別にイケメンでは無いと思う。眉が少し濃いのと目が鋭いのがネックだ。
前に小さい子供と目があったからジロッと見たら泣き出してしまった。悲しい。

小さい頃は眉が濃いのを馬鹿にされてクラスメートに馬鹿にされた。
ムカついたから馬鹿にしてきたクラスメートをボコボコにしたら人が近寄ってこなくなった。

それからずっと友達が出来なかったがそれもこれまでだ。

俺はつい昨日高校に入学したのだ。
誰も俺の事を知っている人はいないはず。

これから友達を作って楽しい高校生活を送るのだ！

そう思い登校して朝のHR前で担任が来るのを待っていた。

だが、その時は突然訪れた。

突然教室の隅が光り出し床と天井に魔法陣らしき物が広がり始めた。

えっ？何これ魔法陣？大体こういうのって異世界召喚かな？

ユーキは友達が居なかった分漫画やゲームにのめり込んでいたからこの様な展開の結果を知っていた。

…落ち着いている様に見えてただ頭の中が停止しているだけであった。

「皆！早く教室から出るんだ！」

クラスの誰かがそう叫び廊下に向けて走り出す。

「ぐっ！？何だこれは！？」

だが見えない壁があるかの様に弾かれて廊下に出ることは出来ない。

ああ…逃げられないのか。じゃあもう仕方ないな…。

そうユーキが逃げる事を諦めた瞬間教室は光りに包まれた。

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