俺の魔法科学園生活

お湯

第1章:転入生【1】

俺、アグナ=テリィスファは今日から魔法学園に転入することになった。
何故そうなったかは色々あるのだが。
俺は物心ついてからすぐ外の世界で魔物や魔族と戦っていたため、人間というものをそこまで知らない
どちらかと言えば魔族の方が詳しいくらいだ
だから少し楽しみではあるのだ。
人間がどのような生き物なのかを知ることが出来る
 学園にはクラスがあり、SからCまであるのだそうだ
クラス分けは個人の総合評価で決まり高い順に
S→A→B→C
なのだそう
俺はそのSクラスに入る予定だ
本当はSSSクラスに入るくらいが丁度いいのだが…

「っと、これでいいのか?」

俺は国王から貰った家(屋敷)で配布された学園の制服に着替えていた
鏡で自分の姿を見てみたがおかしい点はないはずだ

「よし、行くか」

そう言って俺は学園の方へと足を向けた


~学園side~

「はあ〜…」

私は学園に来て早々深いため息をついた

「どうしたのルーニェ、ため息なんてついて」

前の席に座りながら話しかけてくるのは私の幼馴染のエルナだ

「どうしたも何も今日から二学期なんて…」
「あはは〜、まあ確かに昨日まで休みだったもんね〜」

そう、私が通っている学園は昨日までが夏休みで今日から二学期が始まる 

「ほんと、あ〜退屈だなぁ〜」
「その気持ちはわからないでもないけど仕方ないよ〜」
「なんで私がこんなところに通ってるのかなぁ」
「そんなの私に聞かれても困るよ?」
「そうだよねぇ〜、誰か男でも女でもいいから面白い子転入してこないかなぁ」
「それは難しいんじゃないかな。Bクラスくらいなら可能性はあるけどうちのクラスSクラスだよ?今の時期から転入なんて相当強いか権力あるかじゃないと難しいよ。それこそアグナ様とかじゃないと」
「まあ、アグナ様がこんな学園に来るわけないけどね」

この世界の人類において、アグナ様のことを様付けで呼ぶのは当然のことだ。何故なら彼のおかげで人類は平和に生きていれるのだから。しかも私たちと同年代でそれほどまでに強いアグナ様のことを尊敬するのは当たり前のことだろう

「席につけー」

そんなことを話していると教室に先生が入ってきた
少し気が強そうな赤髪ロングの女教師だ
実際に気が強いのだが…
そんなことを思いながら私たちは話を切り上げた

この学園に始業式などはなく、初日からがっつり授業だ
そう思うと余計に憂鬱な気分になるのだが。

先生が朝の挨拶をしている頃、私はエルナとの会話を思い出していた

(……転入生なんて、来るわけないか…)

そう思っていると先生が様子を変えた

「それで突然だが、このクラスに転入してくることになった生徒がいる仲良くしてやってくれ」

「ん?!転入生?!」
私は思わず叫んでしまった
周りも驚いているようだ

「そうだ、転入生だ。おい、もう入ってきていいぞ」

皆唖然としている中転入生は緊張した素振りも見せず堂々と入ってきた

「失礼する。」

そう言って入ってきたのは美しい群青の髪をしていて細身でありながら引き締まった体をした少年だった
身長は私より10センチくらい高いだろうか
転入生が教室に入るとクラスの女子達がざわざわし始めた
そりゃあそうだろう。とてつもないほどに顔が整っているのだから。それに加えて綺麗な髪に筋肉質な体、申し分ない

「えーと、今日からこのクラスに入ることになったアーグ=ティリスだ。出来れば仲良くしてほしい。」

事前に考えていたであろう文章をたどたどしく言う転入生

私は「はぁ…」とため息をついた
転入生が来たと聞いてもしかして。と思ったがその予想はやはりというべきか外れていた
どうせ金で転入してきたのだろうと思った
顔はとてもいいのだがそういう部分は残念だと思った
この学園に入学するには入学試験がある。そしてそれに合格しなければならない
私はそれなり上位で合格したのだが3000人ほどの中で200人ほどに絞られるのだ。かなり厳しいと言える。
だからこの学園に入るためにはかなりの努力がいる
なのにこの少年は受験生の苦労を知らず、親の金でこの学園に入ろうとしているのだ
Sクラスに入るなど、先にエルナが言っていた通りアグナ様くらいにならないとありえないのだ

「うむ、それではアーグ、君は一番後ろの窓際だ」

えっ?そこって私の隣じゃん
そう思っているとアーグは私の横の席に座り

「よろしく頼む。先も言った通りアーグ=ティリスだ」
「よ、よろしく、私はルーニェ=ルーファンだよ」

一応挨拶は返す。
だか私はため息をついた

(アグナ様が来てほしかったなぁ)

と思いながら
前を見るとエルナが苦笑いでこちらを見ている
だから私も苦笑いで返した
その後すぐに授業が始まり、私はさっきより深いため息をついた

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コメント

  • Beater

    こ、これは……!?
    もうハーレム確定ですね((
    今後の展開、楽しみにしてます(*^_^*)

    訂正 said→side

    5
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