ラノベ好きが行く異世界冒険

グラ〜暴食〜

5、なぜファンタジー補正が半端なんだこの世界は!?

    5、なぜファンタジー補正が半端なんだこの世界は!?


「腹が減った」
俺はふと思ったことを口に出していた。
「夜食を作りますか?もう朝日が出ていますが…」
甲斐甲斐しく世話をしてくれているのは、【知識の書庫】もとい、リノだ
「俺はこんな時間まで何を?」
「もう忘れたのですか!?経営について学んでいたのですよ」
そうだ俺は異世界で宿を経営したいからリノから地球とターミナルの経営術を学んでいるんだっけ、ちなみにターミナルはこの世界の名前らしい。本当にこの世界の神様のネーミングセンスを疑うよね
「マスター、神様を悪く言うと天罰が落ちるかもしれませんよ」
おっとそうだったこの世界にはちゃんと神の概念あったな、地球だと神とか言われても何も思い浮かばんし、昔、ギリシャ神話と古事記について興味本意で調べたが共通点しか見つからなくてどっちがパクったんだとか少し下種な勘繰りをしてしまった。
「ファンタジー補正で何とかならない?てか何で地球の経営者の知識もいるの?」
俺はリノに問いかけた。だってターミナルの知識だけでもダイジョブでしょ。
「内政チートみたいなものです。多分マスターが作る宿はきっと日本旅館をベースにして作られるのでしょう?でしたらこちらの世界では珍しい類のものです。なので、どんな輩が来るか分かりませんから、両方の世界の経営術を学んでいけばどんな輩でも対処可能です。」
俺よりすごく計画的にやっている。きっとリノの前世はまめな性格だったんだろうなと考えたら、スキルに前世もくそもないことに気づき頭を切り替えようと思ったが、少し気になったことをリノに聞いた。
「リノ、もしかして内政チートものラノベから得た知識じゃないよな?」
「何を言ってるんですか?マスター愚問ですね、」
だよね。いくら、幾らリノでもそんなことはないよな。何言ってんだか俺は、
「私はラノベからできたといっても過言ではないのです。なので堂々とラノベの知識だと宣言します!!」
「俺の感動を返せ!?」



さて、先ほどの茶番のことは忘れて、俺たちは、【トバル村】についた。

「さてまずは、宿を取ろうか。この世界の一般的な宿も見てみたいしね」
さてと、どんな具合にテンプレから外れているかな、

「ふむ、寝床はベットではなく藁での雑魚寝そして便所は和式トイレで水も流れる、風呂なしで店の裏で行水。」
なるほどなるほど……

「設定がカオスすぎてる…ゲームだったらジャンルの区別すらつきそうにないな」
本当に萎えた。
「勇者からの入れ知恵でしょうが、作り方を知っているのが和式便所だけだったと、」
なにその勇者、テンプレの風上にも置けんな。
「マスターその発言はブーメランだと告げます」
「なぜ急にホムンクルス風に言ったの?」
「なぜか私と同じ思考をしているなと思いまして。ついついラノベと同じシュチュだったので真似してみました、萌えました?」
それで落ちたら、チョロインならぬチョロヒーじゃないか。あ、ちなみにチョロヒーのヒーはヒーローのヒーね。そしてなぜホムンクルスが好きだと気付いた?
「マスターのスマホの画像にたくさんあったので」
はぁ?
「だってスマホは使えないはずじゃ…てアルバムくらいだったら電波関係ないか」
てことはアニソン聞けるんじゃね?
「聞けますよ」
何で知ってんのまさか聞いてたの?ずるい俺も聞きたい!?
「あ、ちなみにもう充電ないですよ」
自分だけ楽しんだんかい。
「もう寝よう…」


「飯は普通にうまいな」
朝飯は、ランチパッ〇もといモールエビのサンド、野菜スープになんと珈琲まであった。ちなみにこれも勇者が伝えたものらしい。本当になんなんこっちに来た勇者は…
しかし、このモールエビのぷりぷりな食感がたまらないな、味は生エビに近い感じだ、野菜スープには多分しょうがのようなものが入っていてすごく体がポカポカする。さて珈琲は少し苦すぎる気がするがうまい。
この世界料理のレベル高いな、価格も一般的に考えると結構リーズナブルだ。宿巡りもいいかもしれんない…勉強になるな~

「食いすぎた、」
エビがおいしすぎてサンドを4つも食べてしまった。
「胃がおかしくなりますよそんなに食べたら、それで私が出した宿題は終わりましたか?」
宿題というのは俺が経営する宿の外観のの構成やどんなサービスを提供するかなど、自分の考えをリノにプレゼンするのだ。
「終わってるよ、それじゃプレゼンを始めようか」


「まず、俺が作る宿【加奈次荘】は、やすらぎをモットーにやっていこうと思う」
「いいんじゃないですか」
俺のプレゼンを品定めするように聞いている。キャリアウーマンか何かか?
「新太さん続きをどうぞ」
と、思ったらすごくノリノリなだけだった。それじゃ俺もふざけすぎない程度でノリに乗ってみますか
「最初は和室オンリーにしたいけどそれだと慣れない人が出てくる可能性があるから、20部屋として8部屋を洋室にしようと思う、そして現代の日本旅館みたいに床に座って食べるのにも戸惑うかもしれないからどちらかというと一般家庭の家みたいなとらえ方でいいと思う。ここら辺は後で詳しく話し合いをすることにして、食事に関してだが日本食オンリーでいいと思っていたが今日の宿の朝食を食べてこの世界にもおいしいものがあると気付いた。だからこの世界のものを多めにして、日本食は日替わりにして評判が良かったものをメニューに載せるという形にしようと思う。1週間の中で繰り返すとして7食だから、1、カレー。2、かつ丼。3、魚の煮つけ定食。4、ラーメン。5、焼肉定食。6、天麩羅定食。7、フライ定食とこの7つが案として挙がっているこの世界用に少し改良しなければいけないけどあらかた問題はない。質問はあるか?」
「経営については問題ありませんが、これほどの大きさとなると少し大きめの敷地が必要になるので王都かその次に近い町にする必要があるので予算が金貨2枚ほどオーバーします。そこはよろしいですか?」
「あぁ、大丈夫だ。足りない分はギルドの依頼や商業ギルドの登録のついでに作ったものを売るよ」
商業ギルドとは、許可書みたいなものを発行してくれるところだ年会費はかかるがそこから少し相場より安く物を売ってくれる特権がある。しかも買取もしていてきちんと価値を見出してくれるから見たことがないものでもちゃんと見極めてくれる、いたり尽くせりのところだ。
「分かりました。場所はどうしますか?」
「王都は確実に土地が高いが少し賭けてみることにするよ。」
「分かりましたでは王都までは歩いて1年はかかるのでヒッチハイクしながらそして稼ぎながらもう少しプランを練って頑張っていきましょう」
「おう、これからも頑張っていこうぜリノ!」
「はい、たくさん稼いで頑張りましょう」
(あっ、風呂つけてえけどそんな金ねえしな、ここはお約束の火と水の魔石を探してみますか、あるかどうかは知らないけど俺の付与魔法でできそうな気がする。がんばろ)


次の日、俺は町の冒険者ギルドに登録して依頼を受けようとギルドに足を運んだ。リノは本の姿魔導書モドキになってもらっている。さすが【知識の書庫】姿を変えるのもお手の物だね。ん?てことは銀髪美乳美女にもなれるのか!?あとで帰ったら聞いてみよう。俄然やる気が出てきた
ギルドの扉を開けると如何にもな方々が朝早くからてんやわんやしていた。
「おいそこどけ!それは俺の依頼だぞ!」
「何が俺のだ早い者勝ちだこのハゲ!」
「誰がハゲだこの薄らハゲ!」
などなどこちらに突っかかる輩はいないにしろすごい熱気サウナかな、ここは?

「すいません、登録したいんですけど」
「それでしたらあちらの受付にどうぞ」
なるほど別れているのか確かに効率的だな。余談だが、俺の容姿は地球にいたころとはだいぶ変わっている。異世界転移の時にこのは先輩に言ったことがまかり通ったらしく俺の髪色は白くなっていて、顔もそれに伴ってよくなってるらしい、このは先輩いわく中の上くらいになったよと言っていた。それに1ヵ月の修行のせいか体つきもだいぶ変わって、チートものの貧弱そうに見える主人公とは違いちゃんとがっしりしたものになっている。余談終了。

「登録はここですか?」
改めて確認のために聞いてみた
「はいそうですよ、登録の方ですか?」
「はい。登録をお願いできますか」
「分かりましたこちらへご案内します」
といっておくの部屋へと案内された。

「では早速ですがこの石に触れてもらえますか?」
なんだこれは怪しい占いの奴らが使っていそうだなと、思っていると、
(マスターそれは真実の石で犯罪履歴がわかるものです)
なるほどこんな感じなのね、石というよりガラスの玉やん。やっぱり、占いの類と考えていたがこのままだと一向に終わらないので頭を切り替えることにして石に手を置いた。すると白く光りだした。
「犯罪は犯していないと、次にステータスの提示をお願いします。偽装は解いてくださいね」
はて?
「どうしても必要なんですかそれは?」
個人情報だぞ
「はい、この後に模擬戦もしてもらいますがステータスと足しての戦闘力でランクを決めて登録が完了します、あとステータス情報は完全に個人情報なので厳重にギルドが管理いたします。」
「なぜそんなことをしているんですか?」
「以前まではこんな面倒なことはしていなかったのですが、低ランクの方が自分の実力に合わない依頼をする人が増えて死亡者と依頼の不達成が相次いでやまなかったためです」
なるほど、確立された安全マージンというわけか。
「分かりました」
そう言ってステータスを開示した。

加奈次 新太 16歳 男 レベル1
種族 人種
体力 800
魔力 2000
俊敏 1000
腕力 600
物理耐性 400
魔法耐性 500
スキル
ユニークスキル
・知識の書庫
技能スキル
・弓術(レベル7)・経営術(レベル1)
魔法スキル
・雷魔法(レベル3)・付与魔法(レベル4)
特殊スキル
・深夜気分(レベル10)・身体強化(レベル1)・マッピングマップ(レベル1)


経営術のスキルが手に入っていた。これは個人的にすごくうれしい
「ありがとうございます。これから模擬戦に移りたいと思いますこちらへどうぞ」
そのまま受付の人についていった。



「ラノベ好きが行く異世界冒険」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く