ラノベ好きが行く異世界冒険

グラ〜暴食〜

3、テンプレ?ナニソレオイシイノ?

             3、テンプレ?ナニソレオイシイノ?



「と、言いつつも何故刀を使うのに弓を使うのかって思うけど」
愚痴をたれながら、角が生えた猪モドキを狩っている。
「それが、テンプレ?だとマスターが言っていたではありませんか」
山菜を採りながら、俺の愚痴に反応してくれるリノ
「だってそれしか戦うすべないし、かと言って認められても扱う練習しなきゃいけないしなのに攻撃スキル弓だけってどんだけ弓好きなの俺」
「雷魔法使えるだけでも、凄いことではあるんですけどね」
「でも少し強いだけの魔法使いレベルだろその微妙な言い方するってことは」
「そこは鈍感主人公君みたいにマジで!とかって驚くところですよ」
「なぜその言葉を知っている?」
「ラノベで」
「ついにラノベとか略しちゃってるよ、どんどんオタクになってるよ、うちのリノがリノたんが」
「誰が銀髪のハーフエルフですか」
「もう手遅れか、せめて不治の病である厨二病にならないようにしなければ」
「マスターの世界基準で行ってしまえばこの世界の住民がその病にかかってますよ」
「この世界、剣と魔法の世界だもんね、物理法則なめんなよと喧嘩売りたいレベル。だって最初の雷が地球で出来れば日本の電気賄えるよ」
「国外のスパイに殺される未来しか見えませんね」
「マジなこと言うとなよ」
と会話しながらも猪モドキを狩ることができた。
「地味に1ヵ月たってんだよなここにきてから」
何気に1ヵ月狩りをしながら戦う技術を鍛えている。
「しても、血を見ても吐かなかったのはあれか昔よく鼻血出してたからか?」
「そんなことだったらラノベ主人公君たちは吐いてませんよ。ですが確かにマスターは内臓見ても平気でしたね」
「思い出した」
「何をですか?」
「俺昔、医者になりたくて内臓とか慣れようとして飯食いながら手術映像見てたからだ多分」
「狂気の沙汰ですね」
きちんと血抜きをして、捌いて燻って保存食の出来上がり。
「俺のステータスってどのくらいになってんだ、ステータスオープン」


加奈次 新太 16歳 男 レベル1
種族 人種
体力 650
魔力 1000
物理耐性 250
魔法耐性 100
スキル
ユニークスキル
・知識の書庫
技能スキル
・弓術(レベル7)
魔法スキル
・雷魔法(レベル2)・付与魔法(レベル3)
特殊スキル
・深夜気分(レベル8)

「何故にこんなにも【深夜気分】のレベルが上がってるんだ!?」
「それは、マスターが夜更かしをしているのに訓練を続けるからスキルが誤作動して常時発動型に進化してしまうくらいでしたから」
「そんなにか!?」
ちゃんと毎日3時間はぐっすり寝てるぞ、それにラノベ欲求がすごくて寝れなかっただけです。
「魔力が高いのはそのせいか」
よし、少し寝る時間増やすか。
「と、いうわけでこれから1ヵ月ラノベ禁止です。」
「悪魔だーーー!!」
俺に死ねと言うのか!?


2日後
「だからといって寝すぎるのは違うと思いますが!?」
朝、起きるとリノがいきなり怒鳴ってきた。
「どうしたリノ?朝から大声出して、頭に響くんだが」
「それは1日中寝てたからでしょうがーー!!」
「俺に寝ろというのは、大体こんなもんだ。しかもちゃんと起きてトイレも行ったし」
「そうゆうことを言っているわけではありません!」


「なぜ、マスターはこんなに両極端な性格なんでしょう」
「俺は、ラノベ主人公のように普通ではないんだむしろあれだけ普通でいられるのも才能というべきだな」
胸を張って自慢げに言った、これが俺の個性だ!
「なにが個性ですか、ただの怠惰な人です。マスターの世界だとNEETになってそうでお母さん心配!」
「本当ラノベに毒されすぎだよお前は!」
どんどん違う議論に発展していった。


そしてまた、1か月後俺はこの時のためにばれないようにあまりねないようにしていた。時間も夜にして貰いツクヨミとカグツチとの戦いに備えた。

「マスター、あの足がおぼついてますよ?」
「だいじょぶだ」
「マスター、メイクでもしましたか目元やばいくらい黒いですよ」
「大丈夫だよ、マイハニー」
「いきなりキャラに合わないこと言ってきた!?」

こんなたわいもない?会話をしながら神殿に向かっていった。

「なんでマスターはこんなに両極端なんでしょう」
「何のことだ」
「夜更かしはこれっきりにしてくださいね」
「…何のことだか分からない」
「頑固者ですねー」

神殿につくと、このは先輩もとい神様がいらした。
「やだな~新太くんなんか君が丁寧語使うと変だし前みたいでいいよ」
「それじゃ、このは先輩お久しぶりです。そして心読めるんすね」
「それはもちろん神様だから」
「やっぱり神様だったんすね」
「そうだよ~そしてその神様を2ヶ月も待たせた新太くん」
うわぁー、以外に根に持っていらっしゃる。
「そんなことないよ~そして刀受け取る気になったかな?」
「はい」
そして、俺は身構えた。するとこのは先輩がきょとんとした表情で、
「なんでそんな身構えたの?……あぁ刀が具現化して戦って実力見せろみたいな感じだと思ったの?残念ながら人型にもならないし、喋ったりもしないよただ意思のようなものはあるけど」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーー!?」
まじでないの意思とか戦いとか何のために俺は一ヶ月頑張ったんだよぉぉぉ
「なるほど、テンプレ展開だと思い今まで頑張ってたと」
心を読んだこのは先輩が無慈悲に分析結果を言い放った。
「だから今使えるスキルを最大限使おうと2週間も寝ずにいたと」
「ぐふぅ!!」
いろいろと立ち直れないくらいに言わた。
「だって最初にあげるって言ったじゃん話はきちんと聞く事って習わなかったの?」
「異世界に常識を持ち込まんでくださいよ」
「にしても2週間はやりすぎ今すぐ寝ろ新太くん」
このは先輩の手が光った。そして俺の意識はそこで途切れた。


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