やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

人生の奴隷

生きているだけで精一杯。
過去を背負い今を抱えて未来を恨めしく見つめながら歩かされる。逃げ足が早いのは当然だ。全てを投げ出して走れるからだ。明日を掴むのは大変だ。両手が塞がっているのに腕を伸ばさなくてはいけない。負荷のかかった片腕が泣いている。

コメント

コメントを書く

「その他」の人気作品

書籍化作品