やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

雨天

雨の檻は未だ解けない。
雲の天井は私を圧迫したまま。
煩く広く私を縛る。だから、傘の鍵を持って、開けて、開けて、何度と開けて、逃げてしまおう。
待ってるのは性に合わないから、引く手を期待するには虚しいから。そして、いつか君の元へさしに行こう。
傘を?鍵を?どっちでもいいだろう!

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