やがて枯れる花たちへ

こむぎ子

古傷

私の傷に触れた時、貴方の方から泣いてしまった。
「こんなに痛かったんだね」と。
それが馬鹿馬鹿しくて、私もつられて泣いてしまった。
「そんなに泣いてくれるな」と。

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