逆境の生産職。

カモシカ

3話 神の力

光が収まり、目を開けてみる、するとそこは、一面真っ白な、不思議な世界だった。

よし落ち着こう、まずは定番の自己確認だ

名前は? 黒木 葉切
ここは? 知らない
どこにいた? 真っ黒な世界

...そうだ、転移は?皆は?あいつは?
「やっと全員揃ったね」
僕がそんなことを考えていると、ちょうど神?が話し出した

「今君達は一人一人個別の空間に居る、これは今から渡すもの.  .を他人に見られることがないようにするためだ。」

「そのもの.  .というのは神の力、その一片だ、これはユニークスキルのようなもので、他人と被ることは絶対にない。」

「でも、この力は完全にランダム、運任せなんだ」

「だから一人だけずば抜けて強くなったり、損はないけど得もないスキルの時もある。損には絶対ならないけどね」


「だからさっきのステータスにも「運」はんてものはなかったんだよ」

「このスキルは本当に貴重なんだ、だから個人で隠していても良い、そのための個別空間だ、この空間は君達にプレゼントする。そして一度だけ所有者の思い描いた部屋になる。家具等はもちだせないよ」

「外部からの干渉もないし、時間は外での一時間が中での十時間になる、思うようにつかってね」

恐らくこれに喜んだのは僕だけではないだろう、そう考えている間も話は続く
「さて、そろそろスキルを上げよう」

そう言うと神は何かを唱えだす、そして
神力付与エンチャント!】
そう叫んだ、すると目の前にボードが現れる、そこには

“貴方の得たスキルは(ことわり)です”

という文字が、そこで僕が試しに
【理】
と言うと...
物凄い量の情報が頭に流れ込んできて

そこで意思が途切れた

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