異世界の方々がやって来ました。

スライム3世

第1章 異世界の人が来た。2.異世界の美少女の魔法

おはようございます。
昨日は、学校帰りに変な不審者が「勇者になりませんか」とか意味不明な事言ってたが、僕は、なかったことにして閉めていたカーテンを開け、あくびをした。今日の天気は、雲が少なくて晴れだ。

「ふぅ、いい天気」
「はい、いい天気ですね、陸さん」

今日は、土曜日で、学校が休みなので一日中休んでいられる。起きたばかりでお腹が空いたので、顔を洗ってから朝食を食べにドアを開けて、急いで閉めた。

「何で、あなたがいるんですか?パスタさん。迷惑なので、帰ってくれませんか?」
「何サラッと私がいなかったようにしたんですか?イジメですか?ボッチなんですか?それと、私の名前は、ミーナ・アスタです。」
「はぁ、ミーナさん、何でこんな所までついてきたんですか?勇者になってくださいとか意味わかりません。変人ですか?」
「な、なんてこと言うんですか!私は、一般人ですよ。この「世界」では!」
「この世界?まぁいいか、とりあえず僕は、顔洗って朝飯食べます。それでは」
「ま、待ってください、私も行きます。食べたいです。」
「さようなら」

そういったまま僕は、顔を洗いに階段を降りたが、降りた先にも階段があり、降りれなくなっていた。

「な、なんだこれは」
「逃げられませんよ、陸さん。この魔法(私の世界)では、指定範囲内に出ることは、出来ませんよ?」
「魔法?そんなものがあるのか?ここは、日本だぞ。ていうか、キャラ変わりすぎだろ!」
「ここは、日本ですが、私の生まれは、日本でもこの世界でもありません。あと私は、元々こういう人です。」
「な、何を言って」
「まだ、分かりませんか?私があなたを殺そうと思えば、いつで」

そう言ってきた、ミーナさんは、いきなり顔色を真っ青にして、階段の下の方を見ていた。 そのミーナさんが見ている場所に視線を向けてみると母さんがいた。

「ねぇ、ミーナさんって言ったかしら?私の大事な、りーちゃんに何を言ったの?」
「い、いえ、な、なにも」
「そう」

そう言いながら母さんは、ミーナさんに何かを告げた後、そのまま階段を降りていき、こう言った。

「りーちゃん、ご飯出来てるから早くきてね」
「分かった、今行く。」

そう言って返事をした後、母さんの後について行き、振り向きざまに見た、ミーナさんの顔色は、真っ青を通り越して蒼白であった。



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